強みを引き出す

話し方コンサルタント池田弘子です。

 

しばらく東京に出かけていました。

毎年ある大学の同窓会。

卒業してもう50年以上が過ぎ(笑)。

愛媛の今治から

カバンひとつで上京し

古い下宿で

過ごした学生時代。

仕送りは少なくて贅沢は決してできなかったけれど

大好きな本がめいっぱい読めて

好奇心だけで全身の細胞が

破裂しそうなほどでした。

 

当時の同級生とは

会うと

一瞬で学生時代の呼び名に。

つかず離れずの程よい距離感。

 

年を取るって

老いていく寂しさもあるけれど

50代や60代には感じることができなかった

心地よさを深く味わえる快感があります。

不安を取り除くレッスン|強みを引き出す話し方コンサルタント池田弘子

私は県外に行くと必ず美術館や博物館に

寄ります。

今回は国立美術館で

イブサンローラン展に。

 

12月初旬まで開催しているそうです。

ぜひ、行かれてみて下さいね。

とにかく素敵な空間。

 

1日中歩きまわって

夜はずっと美味しいお食事と会話のご馳走。

 

お金は使えばなくなってしまうけれど

身についたものは

誰にも奪えません。

 

頭の中に蓄積され熟成されていった

知識や教養、智恵は

好奇心の種となり

いつまでたっても

なくならないどころか

増えていきます。

 

だから

何かひとつでもいいから

人と親しく語れるものを

身に付けましょう。

 

このジャンルなら

いくらでも語れるよ

というものを。

 

語れるものがあれば

そこに関心のある人が

集まってきます。

 

不安な人は

自分が没頭できる「何か」を

持っていない。

 

没頭していないと

不安でいつも心配している。

 

不安で心配な人のまわりには

なぜか同じように不安な人が集まる。

そうなっているんです。

 

 

何かに没頭している時

好奇心が発動している時

心配や不安は消えています。

 

なぜなら

同時に同じことを

考えることはできないから。

 

不安な人はずっと不安を

思い続け

没頭している人は

ずっと没頭し続けている。

 

そのためには

生活をきちんとすることが

とても大事。

 

朝は朝日とともに起きる。

となると

夜更かしはできません。

 

夜遅くまで出歩いて

お酒を飲んだままゴロン。

 

そんな習慣を持って

朝気持ちよく目覚めることは

できません。

 

自分の中身に構築するための

時間を取ろうと思うと

あっちへ誘われてるままに行って

騒いで

こっちへ誘われるままに行って

遊んで

という時間はなかなかありません。

 

不安で心配がとまらないという

人の生活習慣や人づきあいを聞いていくと

共通することが

あります。

 

自分の構築のための時間を

確保するという習性が

身についていない

ということ。

 

だから

周囲の人から

流されやすい

影響されやすい。

 

 

誘われたら

嫌われるのが嫌だから

外されるのが嫌だから

暇なのが嫌だから

寂しいのが嫌だから

ついつい

行きたくもない誘いに

乗って大事な1日を消耗してしまう。

 

好意を示される人に

誘われたら

「嫌われるのが嫌だから」

でかけしまう。

その結果大事な1日を消耗してしまう。

 

自分の行動の動機が

「寂しいから」

「外されると嫌だから」

という理由で

動いてしまう習性です。

 

これを繰り返しているうちに

いつの間にか

自分の中身が空っぽに

なっていきます。

 

 

自分の軸で動く人は

全く違った行動をとります。

 

やらなくてはいけない

ではなく

私はこれをしたい

私がここに行きたい

 

です。

 

40代、50代の女性から

よくご相談を頂くことがあります。

 

会話をしていて

白か黒か

はっきりしないと嫌

という方、今とても多いです。

 

相手にも白か黒か

突き付けます。

 

それでは

人間関係はもめるばかりです。

 

世の中は

99%グレー

です。

白か黒かはっきり

なんてことは

どこにもありません。

 

会社の中も

仕事も

恋愛も

家族も

夫婦も

グレーだらけ、です。

 

そこを

はっきり白黒つけたい。

 

その気持ちは

わかります。

 

不安だから、です。

白か黒かはっきりさせてくれたら

楽だからです。

 

 

私はあなたの何なの?

付き合っているの?彼女なの?

それともただの遊びなの?

 

奥さんと私とどっちが大事なの?

 

私って親友?それともただの友達?

 

仕事であれば

どっちが上でどっちが下?

対等じゃないの?

 

 

これね

私の講座を受けて下さっている方は

知っていると思いますが

人間は1000年以上前から

同じことで

悩んでいるんです。

 

古事記の中にも

万葉集の中にも

こんな悩ましい人間関係の悩みが

たくさん残っています。

 

プロポーズして欲しいのに

してくれない

どうしたら

相手から「結婚して欲しい」って言葉を

引き出せる?

 

人妻が不倫をしてる歌も

かなり、あります。

奈良時代は不倫は珍しい話ではありませんでしたが

今と同じように「ばれたらいけないもの」

ではあったんですね。

 

だからこっそり

いけないことを

楽しんでいる歌が多い。

 

身分が違うもの同士の

恋愛関係で

周囲からのやっかみで

攻撃されちゃったり。

 

男同士の嫉妬で

ドロドロになってた

へこんじゃったり。

 

 

白髪になった今

燃えるような恋をしている

なんて歌も。

 

ここでね

今を生きる人に

学んで欲しいことが

あるんです。

知ればもっと

楽ちんに生きられるから。

 

 

あいまいな関係に

いかに耐えられるか

がその人の魅力です

と言えばいかがでしょう?

 

 

あいまいな関係

グレーゾーンの中にいる自分を

いかに淡々と過ごせるか。

 

あいまいな関係に

耐えられる自分を

支えるのは

圧倒的な「自分軸」です。

 

 

私ってあなたの何なの?

結婚する気あるの?

これって白黒はっきりさせたいんですよね。

 

で、これを言ってる人の

意識は

「他人軸」です。

 

そんなことは

私が決める

でいいんです。

 

あなたとの関係が

白なのか黒なのか

はたまたグレーなのかは

相手が決めるのではなく

「自分」が決めるんです。

 

 

相手にその判断を託すから

苦しくなる。

 

子供は白黒はっきり

つけようとします。

白黒以外ない。

 

正義感が強いんです。

という人は

白黒はっきりさせたい。

世の中には

グレーであいまいなことが

ほとんどという状況を

自分の中に受け入れることが

できない。

 

だから苦しい。

だから相手を許せない。

だから相手を攻撃する。

この繰り返し。

 

 

あいまいな関係に

耐えられる自分。

 

あいまいな関係のまま

待てる自分。

 

あいまいで

グレーゾーンの中には

もやもやしたり

苦しかったり

自己否定したり

自己嫌悪したり

苦しい感情が渦巻きます。

 

これを

なんとか消し去りたいから

白黒はっきりさせようとする。

 

白か黒かはっきり答えがあるものに

次々と

飛びつきたくなる。

 

でも中に入ってみると

やっぱり

グレーであいまいなことが

目の前にやってくる。

 

ビジネスも同じです。

 

買ってくれる理想のお客様1割

絶対買わないお客様1割

残りの8割はグレーであいまい。

 

 

どうしようかな

今はいらないけど将来買うかも

これからの関係によってはお客様になるかも

このゾーンは全部「あいまい」です。

 

 

白か黒か思考になると

一回ダメだったら

もう切っちゃう

一回買ってくれたからもう

うちのお客さん

ってなっちゃう。

 

 

お商売上手な人は

グレーゾーンの中で

上手に泳ぎます。

つかず離れずのほどよい距離感を

保ちつつ

長く続く。

 

 

人間関係がうまくいかない人は

距離を一気に縮めようと

しちゃうんです。

 

 

作用反作用なので

近づくと

離れていきます。

突き放すと寄ってくる。

これ、そうなってませんか?

 

近すぎず

遠すぎず

土足で人の心の中に

入り込まず

 

これは

白黒はっきりしたい人には

なかなかできません。

 

 

すぐに

自分のものにしたがる

すぐに

自分のお客にしたがる

すぐに

私はあなたの何?と

確約をもらいたがる。

 

 

そうなると

関係は長くは続かない。

 

大事なことは

長く続くこと。

 

嫌ならさっさと

関係を切ってしまえばいい

という考え

白か黒かという考え

前向きなようで

実はそのことが原因で

自分自身を窮屈に

不安で心配な自分を

作り出しています。

 

 

母性型は

つかず離れずの会話術

です。

 

親子でも

夫婦でも

恋人同士でも

親友でも

程よい距離感を保ち

お互いが

「あいまいな状態」に

耐えられるマインドを持っているから

関係は長く続きます。

 

 

白黒はっきりは

相手を詰めます。

そして詰められた相手は

しんどくなります。

 

 

距離感をどう保つか

死ぬまで続く関係を

どうやって構築するか

そんな会話のネタが

歴史を紐解くと

宝の山のように溢れているんです。

 

それを学ばないって

こんなもったいないことは

ありません。

 

 

感情のコントロールがきかない

という人も増えてきました。

怒りがおさまらない

いつも誰か許せない

その根っこにあるものは

白黒はっきりしないといけない

という考えです。

 

 

あいまいに耐えられる自分

あいまいを

楽しめる自分

作りましょう。

 

 

80年近く生きてきて

白か黒かはっきりできたことなんて

私の人生なにひとつ

ありません。

 

すべてが

あいまいでグレーです。

 

あいまいを耐え

あいまいを楽しみ味わいはじめると

こんな生きやすいことは

ありません。

 

「私はあなたの何なの?」

と聞いてしまう人は

あなたが決めればいいだけ、です。

 

あなたがそうだと思えば

そうなります。

違うと思えば

そうなります。

 

 

次回知ったかぶり講座は

「今まで正しいと思い込んできたことが

全部間違いだったらどうする???」をやります(笑)。

 

 

大昔のエピソードに

心を飛びし

思いっきりあなたの頭の中を自由に

遊ばせましょう。

そして11月講座

母性型勉強会でリクエストが多かった

「魔法使いになる方法」です。

魔法って、実はみんなもう使ってます。

魔法は使っていないと使えません。

あたりまえのように使うから、魔法は使えます。

 

次回の「知ったかぶり講座」

10月29日の知ったかぶり講座は新潟より

遠藤由美子さんがお越し下さいます。

強みを引き出す話し方コンサルタント池田弘子

由美子さんの

言葉遣い、話し方、立ち居振る舞い、目線、歩き方

そのすべてに魅了される方は多いはず。

お手本が自分の周りにたくさんいること。

これが最短で成長してしまう法則です。

ぜひ、会話をなさってご自分の中に

インストールして頂きたい。

そして

古事記の「男と女バージョン」をさらに詳しく聞きたいという

リクエスト今回たくさん頂きましたので

盛り込んでいきますね!お楽しみに。

 

池田弘子の知ったかぶり講座

会費はPAYPALにて事前にお支払いをお願い致します。お支払いが完了確認できましたら参加確定とさせて頂きますので

どうぞご理解とご協力をお願い致します。当日会場での現金のやり取りをなくしたいと思っております。ご理解ご協力

どうぞよろしくお願い致します。

 

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この7つの法則は

必ず実行できるものばかりなので

ぜひお試しくださいね。

第1の法則  セルフイメージ

第2の法則 聴き方のすごい効果

第3の法則 第一印象で好感をもたれる方法

第4の法則 人から好かれる声の作り方

第5の法則 伝わる話の組み立て方

第6の法則 あがり症の克服

第7の法則 魔法の言葉 ほめる口癖

あなたが、弱みだと思っていることは

実は「強み」であることはとても多いのです。

あなたの中に眠る強みを引き出し

どんどん世界を広げていって下さいね。

話し方が変わるとあなたはこんな風に変わります。

 

1、説得力が増します。

2、人に好かれます。

3、笑顔が素敵ですねと言われます。

4、はっきりモノを言える人間になります。

5、断れる人間になります。

6、悩みを相談されやすい人になります。

7、話しかけられやすい雰囲気になります。

8、自信がつきます。

9、信頼してもらえるようになります。

10、自分を好きになり、心から人を好きになることができます。

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愛媛県今治市生まれ。共立女子大学劇芸術学科卒。母性型経営@提唱。母性のものさしを学ぶ母性型勉強会を主宰。あなたから買いたい、あなたにまた会いたいと思ってもらえる話す力を個人指導。話し方を指導して40年。研修、講演回数は1500回を超える。