強みを引き出す

話し方コンサルタント

池田弘子です。

 

マウンティングという言葉をご存じでしょうか?

相手よりも自分の方が上だということを

さりげなく会話の中に差し込んでいく

ということを

意味します。

 

 

女性男性に関わらず

「マウンティング」されたような気がして

あの人と会うのが嫌になった

というお話は本当にたくさん

出てきます。

 

 

相手よりも自分の方が上よと

強調してくる時の

その人の根っこにあるものって

一体何でしょうか?

 

 

それは

実は

劣等感

なんです。

「ねえ、ねえ、きいてよきいてよ。

私(僕)ってすごいでしょう?」

認めてよ、尊重してよ」

です。

 

 

私たちは何か自分にとって

いいことがあった時

自分が評価されるような出来事が起こった時

そのことを

誰かに言いたくて

たまりません。

 

 

誰かに、聞いて欲しい。

誰かに聞いてもらって

「すごい」と思ってもらいたい。

という願望があります。

 

 

優越感を感じたい

という欲求です。

全ての人の心の中には

優越感と劣等感が

存在します。

 

 

それがいいとか悪いとかではなく

それが「あたりまえ」。

 

 

私たちは

生まれながらにして

他人と競争し

他人より優れていたい

他人より優越感を感じたい

という欲求があります。

 

 

その欲求があるから

私たちは

何かしらの方法で

自己表現をしようと

試みるのです。

 

ある人は

成功者になりたいと願い

ある人は

社会的地位を得たいと願い

ある人は

自分の能力を何らかの手段で形にし

他人に認めさせたい

世の中に認めさせたいと

思うのです。

これは無意識ですが誰にもあるものです。

 

 

ところが

私たちは日常生活で

そうそう「誰かに認められる」という体験を

できるものではありません。

 

だからこそ

「会話」によって

自分の満たされない欲求を

何とか満たそうと思うのです。

 

 

それが

会話の中に差し込んでくる

「あなたよりも自分の方が上」という

メッセージです。

つまり自慢話であり

マウンティング的な会話です。

 

 

自信も過剰になれば

自己過信になっていきます。

「私ってすごいでしょ」と自己顕示欲丸出しで

自分の武勇伝を語り続けると

聞いている方は「すごいね」と言いつつ

辟易しています。

※辟易=嫌になること等

 

逆に劣等感も過ぎれば

自己卑下になり

「この人大丈夫?」と

思わせてしまいます。

 

 

私たちの多くが人生で悩むのは

優越感と劣等感を

上手にコントロールできないから

です。

 

 

例えばあなたが

誰かにマウンティングされたと

しましょう。

 

 

相手はあなたよりも

「自分の方が上よ」

「自分の方が素晴らしい人生を歩いている」

「自分の方がついている」

と会話の中で差し込んできたと

しましょう。

 

 

その時

相手の心の中にあるものは

「劣等感」です。

え?と思いますか?

 

劣等感とは

満たされない思い

です。

 

絶えず自慢をし続ける人

自己顕示欲がすごい人

他人を攻撃している人は

心の中に

満たされない劣等感を

抱えているんです。

 

 

そして

この満たされない劣等感は

他人の力を必要とします。

 

 

つまり

自慢話を

聞いてくれる人がいなくては

自慢話を展開することさえ

できないわけです。

 

 

誰かをけなすことも

自慢話をすることも

他人との「会話」なくしては

成立しません。

 

 

会話することで

はじめて

その人は

思い切り自慢話をすることができます。

聴き手が存在してはじめて自慢話を

することができるのです。

 

 

会話により

自慢話をすることで

一時的には快感に満たされます。

 

 

しかし

麻薬と同じですので

またすぐに

「自慢話を聞いて欲しい」という

満たされない思いを抱えることに

なるんです。

 

 

自慢話を繰り返す人からは

だんだん人は離れます。

 

 

「へえ、すごいですね」

と聞きながらも

あまりにも

優越感を誇示してこられると

受けた側は消耗します。

 

 

 

思い出して下さい。

私たちは

自分を一番に

思って欲しい存在です。

そして

自分の話を聴いてくれる存在に

惹きつけられるんです。

 

にもかかわらず

相手は

自分の話しばかり

自分の自慢話ばかり

 

 

そこにはちっとも

「あなたが一番」という

メッセージは含まれていません。

 

 

あくまでも

「私がすごい」「どうだ」

という自己顕示欲ボールを

一方的に投げつけられるだけ。

 

 

内面が落ち着き

満たされている時

私たちは

受けに徹することができます。

 

会話の時も

徹底的に

受け身に徹することができる状態にある人

実はもっとも主導権を握っています。

 

 

私が、私が

俺が、俺が

こんなにすごい

こんなに認められた

こんにもうかっている

延々と吐き出される自慢話を

徹底的に受け身の姿勢で

聞けている時

その人は誰よりも

話し手の心を惹きつけています。

 

 

魅力がある人

人を惹きつける人

というのは

話をする側にある

と思うのは勘違いです。

 

 

特に

女性は

しゃべりすぎると

魅力は消え失せます。

 

 

自分が自分がと

しゃべりすぎることに

女性の価値はありません。

 

 

受け身に徹する

ことができる人は

大人です。

 

 

多くは

受け身に徹することが

できません。

 

 

「だって、そうはいっても」

「私のがすごい」

と、我が出ます。

 

 

我が出た会話は

自己主張と自己主張の

ぶつかりあいです。

自己主張は攻撃です。

 

 

自慢話もほどほどに。

 

あの人には魅力がある

と周囲が感じ始めるのは

多くの人が

その人のことを好いている

ということです。

 

 

嫌われるのは

「相手より自分のが上」という

メッセージです。

好かれるのは

「あなたのことを聞きたい」

「あなたが一番」という

メッセージです。

 

 

 

さあ、あなたは

どんなメッセージを

相手に投げかけていますか?

 

 

自分の話したいことを話している時

相手はほぼ「たいくつ」しています。

営業と同じです。

 

 

相手が聞きたいことを

話すんです。

自分がどんなにすごいか

という話は横に置いておいて

相手が聞きたいことは何かな?

相手が聞きだして欲しい話は何かな?

と考えてみましょう。

 

 

徹底的に

しかも

積極的に

受けを取りにいく姿勢

これが母性型です。

 

 

決してただの「受け身」では

ないのです。

光るのは、自己主張を繰り返す側では

ありません。

 

母性型勉強会も2018年あと2回になりました。

勉強会に重ねてお越し下さっている方々から頂くコメントが

深まってきているのを感じます。

表面的なテクニックではなく深い部分を

感じて下さっていることが嬉しいです。

 

「運」の正体を知り、「運がいい私」になれる母性型勉強会へどうぞ☆

11月母性型勉強会は2018年11月21日(水)です。現在キャンセル待ちです☆

12月母性型勉強会は2018年12月19日(水)です。

追伸 母性型勉強会へご参加下さる方へ

会費はPAYPALにて事前にお支払いをお願い致します。

お支払いが完了確認できましたら

正式にご参加とさせて頂きますので

どうぞご理解とご協力をお願い致します。

 

あなたの強みを引き出す11 母性型勉強会(香川県高松市)

日時:2018年11月21日(水)午後6時30分~20時30分

場所:レグザム屋島 研修室

会費:3,000円(食事代込み)

※11月は高松国際ホテル全館リニューアル改装工事のため

会場がレグザム屋島研修室へ変更しています。

ご注意下さい。

あなたの強みを引き出す12月 母性型勉強会(香川県高松市)

日時:2018年12月19日(水)午後6時30分~20時30分

場所:高松国際ホテル

会費:3,000円(食事代込み)

※12月より通常の高松国際ホテルで行いますご注意下さい。

 

 

ご参加下さる方は必ず事前にお申し込みを頂けますようお願い致します。

お申込み後、キャンセルされる場合にはお食事のご用意の関係上、

必ず前日までにご連絡をお願い致します。

当日のキャンセルはお食事ご用意の都合上、会費を頂戴することになりますので

どうぞご了承下さい。

 

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第1の法則  セルフイメージ

第2の法則 聴き方のすごい効果

第3の法則 第一印象で好感をもたれる方法

第4の法則 人から好かれる声の作り方

第5の法則 伝わる話の組み立て方

第6の法則 あがり症の克服

第7の法則 魔法の言葉 ほめる口癖

あなたが、弱みだと思っていることは

実は「強み」であることはとても多いのです。

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8、自信がつきます。

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愛媛県今治市生まれ。共立女子大学劇芸術学科卒。母性型経営@提唱。母性のものさしを学ぶ母性型勉強会を主宰。あなたから買いたい、あなたにまた会いたいと思ってもらえる話す力を個人指導。話し方を指導して40年。研修、講演回数は1500回を超える。

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