強みを引き出す
話し方コンサルタント池田弘子です。
先日お送りしたメルマガには
たくさんのメッセージやコメントをありがとうございました。
母性型勉強会にお越し下さった女性から
メッセージを頂きました。
ご快諾下さったのでご紹介しますね。
こんにちは。
メルマガを拝見し、私のことだと思いました。
池田先生が書かれている通り
親との問題
夫婦の問題が一気に噴き出してきました。
どうして
私だけこんな思いをしなくちゃいけないんだろう?
とイライラ悶々としていました。
そして、
私の今のこの現状は親が(特に母親)のせいだと
思うようになり
母親に対してきつい言葉ばかりを言っていました。
主人とのことも、
結婚した当初から気に入らなかった態度が
この2~3ケ月で向こうもイライラが
ピークになっていたようで
一気に爆発。
おうち時間を楽しむどころか、おうち時間は
戦闘タイムになっていました。
その原因が「甘え」にある、と。
うすうすはわかっていましたが
今回あまりにもいろいろな出来事がありすぎて
向き合わざるを得ない状況です。
母親に対しては
腹が立ったりきつい言葉を繰り返してしまうけれど
その心の奥にあるのは依存で甘えです。
いなくなると思うと恐怖です。
主人に対してもそうです。
どうしてこんな言われ方をされなきゃいけないんだろうと
腹が立って苦しくなります。
でも、ばっさり離れることができるかと自分に問えば
NOです。
世の中は「断捨離」がブームですが
私はなにもかも「捨てられない」そして「決められない」を
たっぷりため込んでしまっています。
池田先生に問いかけられた
「あなたは、どうしたいの?」という言葉が
ずっと刺さっています。
「甘えは必要な本能」と書かれていました。
私は、甘えはいけないと
思い込んでいました。
だから甘えてくる人はダメな人、と。
甘えてはいけないと思い込んでいるので、
甘えられる人は、いません。
甘えちゃいけないと思っているから、ですね。
今度こそ、学びなおし、
もっと楽に生くすべを得たいです。
言葉にできないグレーな感情の正体を
ご自身で導きだされた、ということが
もう素晴らしいですよね。
甘えちゃいけない
自立しなくちゃいけない
一人で強く生きていかなくてはいけない
誰の力もかりずに・・・。
そう、思い込んでいる人が
どれほど、多いことか。
そう、思っているから
そうなっているはず、です。
甘えちゃいけない
と思っているから
甘えられる人は登場しません。
私たちは見たいものしか、見ないように
なっています。
厳しい世界を選択する人は
厳しい人や状況がもっともっとやってきます。
人生はそんなに
甘いものじゃない
そう、思っているから
もっともっと
「ほうら、人生はそんな甘いもんじゃなかったでしょ?」と
言わなくてはいけない状況が
押し寄せてくるんです。
メカニズムを
はやく知って下さいね。
私のところには
さまざまなお悩みが
持ち込まるのですが
この世の中には
男と女しか存在しないため(一応)
男と女の関係での
お悩みもやってくるわけ、です。
当然、社会通念上
それはダメって関係も
あります。
私は裁判官ではありませんので
決してそれを
いいとか
悪いとか
判断はしません。
ものすごく
好きになってしまって
愛人関係になってしまった
というケースが
あります。
どちからに
夫があったり
妻があったり
そういうケースは
いくらでも
あります。
ものすごく気があって
好きで好きでしょうがなくて
会うと一瞬で
深い交流ができる。
好きが高まると
相手の嫌な部分は
まったく見えなくなりますので
お互いが
ものすごい高いエネルギーで
交流しあっている
そんな時って
誰しも体験があるかと思います。
今でなくとも
うんと若い頃とか。。。。
会ってすぐに
深い交流ができてしまうので
この人とずっと一緒にいたいと
思うのですが
毎日ずっと会うようになると
今度はそれが
苦しくなってくる。
お互いのエネルギーが
高まっちゃってるから
会うと衝突が起こり始めます。
衝突して
また仲直りして
また衝突して
また仲直りして。
ドロドロになっているのに
離れることが
できない。
毎日会いすぎたことにより
距離を一気に縮めちゃたがゆえに
お互いが苦しくなってしまうんです。
距離感って
実はとても
大事です。
好きになると
すぐに相手にくっついてしまって
いつもいつも
会いたがる
もっともっとと
近づいてしまうと
ケガをします。
大事な関係ほど
距離と
間合いが必要なんです。
友達も同じですね。
仲良くなったからと
毎日毎日会ってると
今度は
大嫌いになっていくって
あるんです。
会い過ぎ、なんです。
快感も強すぎると
今度は
反作用が起こります。
極端に
相手と一気に距離を縮めてしまう人には
特徴があります。
子供時代に
甘やかされ
満たされた体験が
ないんです。
先日も書きましたが
私たち人間は
心の基礎を作る時期に
「もうお腹いっぱい」ってほど
十二分に甘やかされ安心して過ごすと
ある時期になると
パッと自立していきます。
親からも離れたくなるし
家も出たくなる。
一緒に居た同級生たちとも離れ
別の世界の新たな仲間を探しに
出かけていきたくなるんです。
親よりも
近くの友達よりも
外へ外へと
好奇心が向かうのが
正常です。
その正常が
今は誤作動を起こし
過保護で愛情不足
親や小さな世界から飛びたてない人が
増えてきました。
その原因は
適切な時期に
スキンシップが圧倒的に足りてないんです。
抱きしめられるって
人間にとって
とっても大事なこと。
肌を感じられるって
とっても大事なことなんです。
子供はいくら抱きしめても
いいんです。
大人も、同じです。
本当は甘えたかったのに
できなかった
本当は抱きしめて欲しいのに
言い聞かせられ
振り払われたりする体験が
重なると
その反動が必ず出てきます。
その反動は
恋愛関係という中で
最も出てくるのです。
誰と付き合っても
誰と結婚しても
相手にむちゃくちゃな要求を
突き付けていきます。
親に十分に愛されなかったものを
パートナーから
もらおうとするんです。
私の主人は
私の彼は
◯◯してくれないんです。
とおっしゃるのですが
客観的に聞いてみても
「そんなこと誰ができても
できませんよ」ということばかりです。
その要求が
大き過ぎるんです。
異常なまでに
相手に甘える
相手を徹底的に破壊させるまで
甘えるというパターンに
陥っている人も、います。
あんなにやさしくて
かわいらしかった彼女が
こんなに恐ろしく豹変するなんて・・・・・
多くの男性が
驚き、お手上げになるんです。
幼少期の満たされない愛情を
パートナーに求め
異常なまでに
甘えてくる場合には
覚悟を決めるしか、
ありません。
①離れるか
②甘えなおしをさせるか
です。
①離れるのは
簡単です。
②の甘えなおしをさせる
は覚悟がいります。
夫婦でも、この覚悟をどちらかが
もった人は
うまくいきはじめます。
人間とは
それほど
基礎が大事なんです。
心の中に安全基地を作り上げるのは
母親の役目です。
十分に甘え
十分に反抗し
十分に共感し尽くされた子供は
大人になった時
周囲とうまくやっていけます。
甘えて満たされた体験がなく
心の安全基地がない人は
どこまでも
相手に求めます。
会社に入ったら
上司に
恋愛したら
パートナーに
結婚したら
結婚相手に。
相手に異常に
甘えようと
さまざまな問題を起こします。
経営者の方から
頂くご相談で
「必ず問題を起こす社員がいる」
どうやって
付き合っていけばいいか?
ということです。
問題を起こす社員
反発的な社員
無理難題を言ってくる社員
すぐにすねる社員
根っこにあるものは
同じです。
幼少期に甘えて満たされた
体験があまりにも少ないと
社会に出た時
誰かに「異常に甘える」という
行動を起こすんです。
問題を起こすのは
「甘えている」のです。
「甘えて」
あなたを「困らせたい」
です。
どこまで甘えるのが許してもらえるか
どこまで困らせてもかまってもらえるか
それを試しているんです。
どこまでも
続きます。
表面的に起こっている問題だけ
見ていては
解決はしません。
その心の根っこにあるものは
一体何なのか?
それを突き止めた時
解決へ向かいます。
職場の問題
仕事上の問題も
あらゆる問題は
人間がやっていることです。
人間の感情が
引き起こしていること、です。
その人の
心の奥にある「気持ち」を
理解しないことには
解決へは向かいません。
追伸 話し方個人レッスンには
恋愛相談も可能ですか?というご質問を頂きました。
もちろんOKです。
誰かに想いを伝えるために言葉を使います。
そのための話し方、です。
あなたが幸せになるために、応援します。
あの人の心の根っこにある気持ちを学ぶ母性型勉強会へどうぞ☆彡
6月17日から再スタートする母性型勉強会は
従来のような大人数でのスタイルではなく
少人数で開催してまいります。
テーマは「どんな状況でも気が枯れない自分になる方法」です。
具体的に体験談を踏まえて、お伝えします。
他人の体験談ほど、役に立つものはありません。
理由は「他人事」だから、です。
他人事だから、客観視ができ、冷静に理解ができるのです。
母性型勉強会というリアルな場での2時間が
あなたの「母港」になってくれるでしょう。
ご希望の方はおはやめにお知らせ下さい。
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