強みを引き出す話し方コンサルタント池田弘子です。
先日お送りした「ともだち」について思いもかけず多くの方からメッセージを頂いています。
年齢性別問わず、「ともだち」に関してはみなさんいろんな体験がおありです。
次回勉強会でもお話させて頂きますね。
あなたは「騙された」という体験は
ありますか?
個人レッスンを受けて下さった女性と
お話していた時のこと。
「母が詐欺にあったんです」
とおっしゃるんですね。
実は、こういうお話は私はよく聞きます。
渦中にいる時には相談されず
どうにもならないことがわかってから
打ち明けて下さるケース
とても多い。
私のところは圧倒的に女性が多いので
やはり女性から打ち明けて下さることが
多いです。
ご快諾頂き
どんな内容だったのかお話しますね。
彼女のお母様は76歳。ご主人と二人暮らし。
2人娘で、彼女が長女。妹さんは若い頃から海外へ移住しており
数年に何回かしか帰国しません。
彼女はご両親の近くに住んでいる。
事の発端は
お盆休み。
コロナでずっと帰ってきていなかった
妹さんが帰国し、家族4人と彼女のお子さん2人で
久しぶりに3日ほど過ごしていました。
2日目の午後
娘さんと妹さんが両親の住む家が
雑然と汚れていたので一緒に掃除をすることに。
その時、掃除していると書類の山が。
よく見てみると警察とやり取りした記録や
手書きで何日にいくら支払ったとか
通帳のコピーが出てきました。
ラインのやり取りがコピーされた用紙には
金銭のやり取りのある記録が残っていました。
驚いた彼女は
お母さんが帰ってきてすぐに
「これは何!」と問いただしました。
すると慌てて
「なんでもない」と言って書類を隠そうとしたのですが
彼女はさらに問い詰めました。
すると
この2年ほどで
かなりの金額を投資につぎ込んでいたことが
わかりました。
いくらなのかを問い詰めると
「たいした金額ではない」
「警察に連絡してるから戻ってくる」
と言いはります。
しかし、彼女が書類で見たところ
3百万程度はつぎ込んでいます。
その瞬間、彼女はカッと頭に血が上りました。
理由は彼女は両親二人で年金暮らしで大変だろう。
父親は透析治療も受けているし
困っているだろうという思いで
定期的に母親に現金を渡していたからです。
「私だって大変な中、援助してるのに!!」
彼女は何とも言えない気持ちでいっぱいです。
彼女にとって母親は
良妻賢母のお母さん。
小さい頃から、厳しく育てられました。
派手なことを嫌い
世間から見て恥ずかしくないように
というのが口癖だったお母さん。
そのお母さんが
どうしてこんな詐欺にひっかかったんだろう?
最初は小さな金額からだったそうです。
でもだんだん相手と親しくなり
何でも話せる間柄になっていたそうです。
相手は女性です。
その期間2年以上。
信じてコツコツと積み上げてきたことが
もし間違いだと思っても
かけてきたコストが無駄になることを恐れ
今の行動を正当化してしまう
ということが
人間には、あります。
これ以上継続すると
損害の方が上回ると思っていたとしても
やめることができない
これは誰の心にもある心理です。
また年を取ると
人とのつながりが極端に減る傾向があります。
そうなると
急激に近寄ってきた親切な人
共感してくれる人と
つながりを感じた時
この人はいい人だと
思いたい、という心理が働くんです。
いったんつながりを感じ
信用してしまうと
相手の言うことは
すべてプラスの側面で見てしまうという
偏った考え方になります。
年を取ると頑固になる
とは言いますが
実は年齢は関係ないと
言われています。
若くても「頑固」な人は頑固です。
頑固=自分が正しいと思うことを曲げない人
です。
それまでの人生の中で
構築してきた固定された考え方が
「頑固」な場合
年が若くても年を取っていても
頑固は頑固なままです。
気を付けないといけないことは
この「お母さん」のとった行動は
誰だって陥ることがある
ということです。
お母さんが常日頃から
なんでもかんでも
自分に起こったことを
いいことも悪いことも
周囲にしゃべっていれば
「ちょっと、それおかしいんじゃない?」
という人がいたはずです。
誰か一人が
「ちょっとおかしいんじゃない?」と
言われた時
私たちは
ちょっと一拍待って
考えることが
できるんです。
一拍まって考える
それができることで
「ちょっと待てよ
今、自分はこれが正しいと思い込んでるけど
ちょっと待てよ。」
と自分から少し離れて俯瞰した目で
考えることができるんです。
お母さんが
その儲け話しにのってしまった根っこにあるものは
「不安」です。
独りぼっちで不安。
誰にも相談できない不安。
孤独と疎外感。
先日のブログでも書きましたが
人は孤独になると
防衛本能として自分を守ろうとします。
私はひとりぼっち
私は仲のいい友達はいない
子供たちにも頼れない
夫とはもう何十年もコミュニケーションがとれないまま
そう思ってしまった時
私たちは心を閉じます。
心を閉じると
他人に対し批判的になり
人と距離を置きたがります。
それは自分を守ろうとする防衛本能です。
大阪のおばちゃんは詐欺にあいにくいって
大阪の生徒さんから聞いたことがあります。
大阪のおばちゃんは
マイナスの情報でも周囲にしゃべらずには
いられないので
誰かが忠告してくれるんだそう。
あとは
自分の失敗談や
自分のダメダメ話を
面白しろおかしく
周囲にしゃべってしまうところが
ある。
たしかに、そうかなと
思いました。
本心を見せられる人が
たった一人でもいれば
「それはちょっとおかしいよ」
と言ってくれたかもしれない。
本心を出せたり
たまに毒を吐き出せる人が
たった一人でもいる人と
一人もいない人では
人生は180度違ってきます。
毒を吐き出す相手がいない
本音を吐き出す相手がいない
そうなると
自分の中にどんどん毒がたまります。
溜め込んだものは
何であっても
心身ともに悪い影響しか
与えません。
このお母さんは76歳ですが
その人は高齢だから騙された
のではなく
若くても
同じことが起こります。
誰もがスマホを持って
スマホと見つめ合っている時間が
友達と会って目を見てしゃべっているよりも
長い人も多くなりました。
騙される時や
大事な人間関係を崩している時は
間違いなく
冷静さを失っている時です。
感情的になっている時です。
さみしい
孤独
将来の不安
こういった心の隙間に
あなたを襲う闇は
侵入し放題です。
目は口ほどにものを言います。
目を見ればわかります。
本当はみんなわかるんです。
察知できる能力が誰にでもある。
でも今はその能力が
すべて閉ざされています。
第六感とは
決してスピリチュアルの世界のものではなく
パッと会った瞬間に
私たちが感じる「違和感」のことです。
研ぎ澄ましましょう。
目をよく、見るんです。
アイコンタクトでは
ありません。
目の奥を見るんです。
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第1の法則 セルフイメージ
第2の法則 聴き方のすごい効果
第3の法則 第一印象で好感をもたれる方法
第4の法則 人から好かれる声の作り方
第5の法則 伝わる話の組み立て方
第6の法則 あがり症の克服
第7の法則 魔法の言葉 ほめる口癖
あなたが、弱みだと思っていることは
実は「強み」であることはとても多いのです。
あなたの中に眠る強みを引き出し
どんどん世界を広げていって下さいね。
話し方が変わるとあなたはこんな風に変わります。
1、説得力が増します。
2、人に好かれます。
3、笑顔が素敵ですねと言われます。
4、はっきりモノを言える人間になります。
5、断れる人間になります。
6、悩みを相談されやすい人になります。
7、話しかけられやすい雰囲気になります。
8、自信がつきます。
9、信頼してもらえるようになります。
10、自分を好きになり、心から人を好きになることができます。
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