強みを引き出す話し方コンサルタント池田弘子です。

ポジティブ思考の落とし穴|強みを引き出す話し方コンサルタント池田弘子

前回の取り上げた「藤原彰子」のブログを読んで

メッセージと、そしてご質問を頂きました。

 

そしてある共通の「思い込みの癖」があることに

気が付いたんですね。

 

それは何か?

 

自分の中に湧き上がる「負の感情」は

いけないことだ、

消さなきゃいけないもの

こんなことを思っているなんて人に知られたら大変

と「思い込んでいる」ということです。

それも、強烈に、です。

 

誰かを妬んでしまう自分

誰かに嫉妬してしまう自分

誰かを攻撃してしまいたくなる自分

誰かに対する怒りの感情

 

頑張ろうと思っても

意識を変えようと思っても

できない自分。

ああ、やらきゃ!

あの人もこの人もやれている。

私だってやらなきゃ。

でも、できない。

私はダメなんだ。

 

頑張らなくてもいいのよ

と言われても

頑張らないとクリアにできない、

結局頑張れない自分に苦しめられ

常に渦巻いている

自己否定感に飲み込まれてしまう。

そんな毎日の自分を変えたいけれど

変えることができない。

 

 

これ全部

「負の感情」ですよね。

ポジティブの反対の

ネガティブですよね。

 

誰だってそんな

「ネガティブを消し去りたい」

そう思っているのではないでしょうか?

 

 

しかし

講座にお越し下さっている方は

もう気が付かれていると思います。

 

私たち人間の歴史は

嫉妬や妬み

自己否定や自己嫌悪

とともに

進化してきているんです。

 

 

私が講座の中で取り上げる

歴史の中の女性あるいは男性達は

常に

嫉妬と妬みといった負の感情を

いかにクリエイティブな方向へ転化させるか

そして、上へ上へあがりたい自分の足を

水面下で引っ張る目には見えない

人達の負の感情からいかに

自分を守るか?

そんな中で知恵を出し

言葉を変え、意識を張り巡らし

生き抜いていった人こそが

歴史の中でその名を残しているわけです。

 

歴史を学ぶことは

何も教養を身に付けましょう

ということではなく

自分がいかに「生き残るか」という知恵を

学ぶことなんです。

 

経営者であれば

危機管理として

学ぶわけです。

 

人間の感情は1000年前もなにひとつ

変わっていません。

 

あの人が「上がる」と

別の人が「下がる」わけです。

 

あの人は有頂天でも

別の人には「地獄」です。

そこで嫉妬や妬みが起こります。

 

明るいスポットライトが当たれば

同じだけの影があるんです。

 

集団の中にいると

「この人がいなくなればもっとよくなるのに」

そう思うことが集団の人間関係では

よく起こります。

 

集団の中ではかならず

起こります。

 

その人がいなくなったら

また次の「いなくなったらいいのに」という

人が浮き上がってくるんです。

 

だから職場ではみんな仲良しって

本当は難しいんです。

 

 

3人いて

1人だけ褒められたり

抜きんでしまえば

選ばれた1人は有頂天ですが

残りの2人はいい気分にはなりません。

しかしそれは普通です。

 

当たり前です。

 

負の感情が湧き上がるのは

自分が生き残るために必要だからこそ

湧き上がっている感情であり

決して

消し去らなくてはいけないものでは

ないんです。

 

 

負の感情が湧き上がった時

「こんなことを思う自分が嫌」

という気持ちと

「妬んでしまって苦しい」

両方あります。

 

そしてそれが普通です。

消し去ろうとすると

大きくなります。

努力逆転の法則です。

 

ダメと言われれば

したくなる。

入っちゃダメと言われれば

入ってみたくなる。

 

 

嘘ついじゃダメよ

いい子でいなさい

あなたは賢いからいい子ね

と言われ続けた子は

いい子じゃない自分になった時

親にそれを隠します。

自分でもそんな自分を責めるんです。

それが普通です。

 

いつの頃からか

私たちは「ポジティブでなくてはいけない」

と強く思い込んでいます。

 

しかし、私はいつも

皆様にお伝えしています。

 

負の感情は湧き上がって当たり前。

それをどう取り扱うか?

そこに知恵がいるんです。

 

極端に前向きでなければいけない

と思い込んでいると

自分が前向きでない思考になった時

その人は自分を許すことができません。

 

自分を責めます。

 

自分の周りに人がいる時

誰かと一緒にいる時でも

いつも前向きな自分ばかりを見せていると

自分が本当に大変なことになった時

ネガティブの穴に落ち込んだ時

誰にも「助けて」と言えなくなります。

 

「助けて」と言えない

心底苦しくても「大丈夫」ってやっちゃう。

誰も気が付いてくれません。

 

いつも前向きで

素敵です

憧れます

って言われてる人は

落ち込んでいる自分を

誰にも見せることができません。

 

だから

黙って沈んでいくんです。

いつの間にか

いなくなってしまう。

 

あれ?

あんなに活躍して

華やかで前向きだったあの人

どこいっちゃったっけ?

ってこと

多いんです。

 

 

私は極端にポジティブ思考に傾ている人を見ると

あぶないなと、思って

見ています。

すると、やはり

夫婦間や親子間、

経営者であれば職場の中で

静かな事件が起こっています。

 

 

人間はいつも親子や夫婦

職場の関係は近い関係ですので

ある意味繋がっています。

 

誰かが極端にポジティブに傾けば

誰かが極端にネガティブに傾きます。

これ、面白いほど

そうなっています。

 

奥さんが超ポジティブに傾くと

ご主人が超ネガティブになって

働かなくなったり。

奥さんの足をひっぱるようなことばかりしたり。

 

両親のどちからが

超ポジティブに傾くと

子供の一人が

一見いい子だったのに

フタをあけてみると

全部嘘ばかりついていたり。

 

いい子に見せようと

うそばかりついていたり。

あのポジティブなお母さんから

どうしてこんな

ネガティブな子が・・ってこと

起こるんです。

 

これ

起こるべくして

起こってます。

 

 

誰の心の中にも

負の感情は普通に湧き上がるんです。

 

それを

そんな風に思う私は嫌な人間

そんなことを考える自分が嫌

そんなこと人に言えない

そうやって

どんどんフタをしていくと

蓋の中に閉じ込められた負の感情は

腐敗したまま閉じ込められます。

それが自分が抱える心の闇となります。

 

 

閉じ込められた負の感情は

中でどんどん腐敗して

そのうちガスを出すんです。

そしてある日爆発するか、

腐ったまま体内を巡るか、です。

 

 

上手に、自分の負の感情を

発散できている人は

私が見ていると

だいたい嫌な感情を抱えたら

その日のうちか翌日には

上手に発散する方法を知っています。

 

信頼できる友達に

「ちょっと今から毒を吐かせて」

ってさんざん毒を吐くのもよし。

話せる人がいなければ

ノートに書きなぐるのもよし。

 

「先生聞いて下さい」

「先生、助けて、毒がたまった」

ってSOSしてくる人もいます。

上手ですね。

 

 

6月知ったかぶり講座で取り上げた「彰子」は

決して前向きで華やかな女性では

ありませんでした。

どちらかというと

控えめな女性。

 

しかし

湧き上がる負の感情を

上手に取り扱い

そして、負の感情を

人を惹きつける人心掌握術へと

昇華させてしまった女性なんですね。

 

講座の中で私がみなさんに

お伝えしたいのは

湧き上がる負の感情は

当たり前。

ネガティブなのが当たり前。

不安なのが当たり前。

という大前提を共有したい

ということなんです。

 

はりぼての

ポジティブ思考は

孤独になります。

 

「助けて」と言えない人は

黙って一人

沈んでいくんです。

ぜひ、知ったかぶり講座

自分の感情を開放し、

自分の負の感情を上手に智恵や戦略や創造的なアイデアへと昇華し、

したたかに、しなやかに

生き残ってきた女性達、時に男性達の人生を

垣間見て下さい。

 

不安や嫉妬や妬み

自己否定や怒りが湧き起った時

「あ、きたな、チャンス!」と思えるように

なります。

 

負の感情は

あなたを支えるエネルギーとなり

あなたの心をますます強くする土台となる

大事な感情です。

 

 

むしろ

不安よこい。くらいで

ちょうどいい。

 

さあ、今回のブログは

たくさんいただいている

ご質問の

回答になりましたでしょうか?

 

回答になってませ~んん!!(笑)という方は

またメール下さい。。。。汗。

 

 

あと、ご関心のおありになる方にお知らせです。

「美しい瀬戸内海を楽しむ会2023」第5回目が2023年7月17日(日)16時~20時に決定です。

前回は70名近い方がお越しになられました。

詳細が決まればまたお知らせしますが、「美しい瀬戸内海が大好き」

という方であればどなたでもご参加下さい。ご一緒にお食事を楽しみながら

会話というご馳走を頂きましょうね。

「行ってみたいわ」という方は

池田弘子までお知らせ下さいね。

ikeda@boseigata.com

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第4の法則 人から好かれる声の作り方

第5の法則 伝わる話の組み立て方

第6の法則 あがり症の克服

第7の法則 魔法の言葉 ほめる口癖

 

あなたが、弱みだと思っていることは

実は「強み」であることはとても多いのです。

あなたの中に眠る強みを引き出し

どんどん世界を広げていって下さいね。

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3、笑顔が素敵ですねと言われます。

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愛媛県今治市生まれ。共立女子大学劇芸術学科卒。母性型経営@提唱。母性のものさしを学ぶ母性型勉強会を主宰。あなたから買いたい、あなたにまた会いたいと思ってもらえる話す力を個人指導。話し方を指導して40年。研修、講演回数は1500回を超える。