親子経営の衝突が劇的に解消!

親子で会社を経営するのは、想像以上に難しいものです。

特に、親が創業者であり、子が後継者として加わる場合、経営方針の違いや価値観のズレが衝突を生むことが多いです。

実際に私のところにご相談に来られる経営者の方でも、親子で一緒に仕事をし始めてさまざまな悩みを抱えることが多くなっています。

今回は、そんな親子経営のトラブルを抱えていた親子が、母性型経営の考え方を取り入れることで劇的に関係を改善した実例をご紹介します。


父親

創業者として地元で成功し、長年の経験と人脈を活かしながら会社を経営してきた。

リーダーシップが強く、「俺のやり方が正しい」という確固たる信念を持つ。

一方で、従業員や息子に対して厳しく、指示を一方的に出すことが多い。

ご意見番として様々な会合で講演をする機会も多い。

息子

大学卒業後、大手企業で5年間勤務。

都会の最新の経営理論や効率的な働き方を学び、会社に戻って父親と一緒に経営をすることに。しかし、父の古い経営スタイルに疑問を持ち、意見を言うたびに対立が生じていた。


衝突のビフォア(対立が続く日々)

父の主張:「うちはこうやって何十年もやってきたんだ。お前の言う効率化なんて、机上の空論だ!」

息子の反論:「今のやり方では時代に取り残される!無駄な作業を見直さないと会社は成長しない!」

父の怒り:「俺が何十年も築いてきたものを簡単に変えられると思うな!」

息子の不満:「だったら俺はこの会社にいる意味がない!」

このように、父は「経験と実績」を重視し、息子は「合理性と変革」を求めるため、意見がぶつかり合うばかり。会社の雰囲気は悪化し、従業員も困惑していた。


転機:息子が母性型のアプローチを学ぶ

息子はこのままでは会社も親子関係も崩壊すると危機感を持ち、私のもとへ相談に来ました。

私のアドバイス

✅ 「父親のプライドを尊重しながら、少しずつ変化を促すことが大切」

✅ 「『俺の方が正しい』ではなく、『一緒に良い方法を探す』という姿勢を持つ」

✅ 「指示や命令ではなく、父の経験を引き出す形で話を進める」

この考え方をもとに、息子は父親への接し方を変えていきました。


衝突のアフター(母性型の会話で劇的に変化)

🌱 息子のアプローチ変更後の会話

息子:「お父さんのやり方はすごいよね。長年この会社を成長させてきたのは尊敬してる。だからこそ、今の時代に合ったやり方も取り入れたらもっと良くなると思うんだけど、一緒に考えてみない?」

:「……そうか。確かに、昔とは違う部分もあるな。」

息子:「例えば、今の業務フローを一緒に見直して、お父さんの知恵と僕の学んできたことを融合させるのはどうかな?」

:「……そういう考え方なら、ちょっと話してみるか。」

このように、「父を否定せずに尊重する言葉」を使うことで、父の心が開き、建設的な議論ができるようになりました。


母性型経営の成果:親子が強みを活かせる会社へ

父の強み:「豊富な経験・人脈・会社の文化を理解している」

息子の強み:「最新の経営手法・デジタル化・効率化の知識がある」

二人の関係:「対立ではなく、お互いの強みを活かすパートナーへ」

結果として、会社の業績も改善し、従業員のモチベーションも上がりました。


親子経営でトラブルが起こったときに大切なこと

親子経営では、どうしても「世代間の価値観の違い」や「立場の違い」から衝突が起こりやすくなります。しかし、今回のように**「気づいた方から変わる」ことが、関係修復の第一歩**となります。

 

もし、あなたの会社でも親子の対立が続いているなら、

「お互いの強みを活かす」視点を持つ

「相手を否定するのではなく、尊重する言葉を選ぶ」

「過去の実績も未来の可能性も大事にする」

こういった母性型のアプローチを試してみてください。

気づいた方から変わることで、親子の関係は劇的に良くなり、会社も成長していくのです。

 

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愛媛県今治市生まれ。共立女子大学劇芸術学科卒。母性型経営@提唱。母性のものさしを学ぶ母性型勉強会を主宰。あなたから買いたい、あなたにまた会いたいと思ってもらえる話す力を個人指導。話し方を指導して40年。研修、講演回数は1500回を超える。