強みを引き出す話し方コンサルタント池田弘子です。
先日は、久しぶりの母性型勉強会でした。
ホテル会場のスタッフの方も
これ以上ないというほど、気を遣って頂き
テーブルの配置、間隔、サービスのやり方まで!
「あたらしい生活スタイル」がこれからの標準になるんですね。
日常はどんどん変化していきます。
変化が嫌
変化についていけない
変化を受け入れられない
ではなく
常に変化するものが「あたりまえ」であり「ありのまま」であるってことを
自分自身の仕事や人間関係までリアルに
感じさせてくれます。
今日は
あなたは人に弱みを見せることができますか?
です。
甘えちゃいけないって思っていませんか?
人に弱みを見せちゃいけないって思ってませんか?
と私が何度もメルマガで問いかけているせいか(笑)
「甘える」ことと
「弱みをみせる」ってことに関しては
本当に多くメッセージやご質問を頂きます。
少しご紹介します。
私は、中学生頃から他人に自分の弱みを見せることが
苦手で苦手意識は大人になってからさらにひどくなり
誰にも自分の内面をしゃべることができません。
素直に弱みを出したり
時には泣いたり甘えたりして
人間関係を上手に作っている人を見ると
うらやましくなりますが、どうしても自分にはできません。
私はなんでも「大丈夫、平気平気」という癖があります。
全然大丈夫でも平気でもないのに
実はもう限界なのに大丈夫なふりや平気なふりをしてしまいます。
頭では辞めようと思っていますがいざ
人を前にするとどうしても強がってしまいます。
こういうご相談やご質問は実はとっても
多いです。
個人レッスンでも勉強会でも
講座でも必ず出てくるのがこの
「自己開示が苦手」
というものです。
弱みをさらけ出し、強みに変える
これは母性型の真髄なのですが
理屈ではわかっても
実践となるとなかなかできないのが
人間です。
ではどうして「自己開示が苦手」になったのか?
その理由をお話します。
自分の弱みを人に見せる
自分を大きく見せようとせず
自分が苦しいと感じていることを
そのまま人にしゃべるってことは
他人に心を開いていないと
できない行為なんです。
私たちには
コミュニケーションの型があるんですね。
①安定型
自分もOK。相手もOK。信用できる。
信用できるから、弱みを見せても傷つけれらないと思っている。
だから、打ち明けることができる。
人との距離をいい感じでとれる人です。
②不安定型
自分に自信がないから相手に嫌われたくない
相手に嫌われることを極端に恐れるがゆえに
他人との距離の取り方が難しい。
相手のいいなりになってしまったり
支配されやすいのは不安定型です。
不安定型は、相手に嫌われたくない気持ちが極度に強く
「断れない」「言われるがまま」「反撃できない」
傾向があります。
こういったマインドを根っこに持っている人は
どんなに「相手に強くモノを言えるようになりたい」と思っても
マインドを変えない限り、無理なんですね。
③の回避型は
他人に甘えられない
他人は頼りにしていない
自分のことも言わない
他人との距離を取りすぎる人です。
一緒に居るけど、一切自己開示しないので
いつまでたっても距離が遠いなあと感じる人は
②と③の混合のような傾向があります。
②と③をいったりきたりしている人が
大人になると
恋愛関係
夫婦関係
親子関係
職場での関係
お客様との関係
あらゆる人間関係で
歪な関係を作っていきます。
せっかく作った関係を
全部ぶち壊してみたり、
極端に近寄ったかと思えばいきなり攻撃的になったり
問題を起こす社員など
経営者の頭を悩ますのは
②と③の社員だったりします。
人と長期的にいい関係を構築する作業が苦手です。
甘えたい
頼りたい
誰かにうちあけたい
でも、できない
いや、しちゃいけない
社会人なんだから
もっと頑張らなくちゃ
私は甘えている
私はダメな人間だ
こう、思考してしまうんです。
だから、ずっと頑張り続けてます。
頑張り続けるんですが
40歳も過ぎ、50歳も過ぎると
だんだん身体も疲れてきて
「もうなにもかもいや」って状態になるんです。
パッと弱みを見せられるようになると
そこからは、「あれ?私なんでこんなにしんどいことしてたんだろ」って
なるんですが、たった一度でも
その体験がない人は
10年でも20年でもその状態をひきずっちゃうんですね。
理想は
①の安定型です。
しかし、多くは②か③を行ったり来たりしているんです。
その原因は
母親との関係です。
母親、または幼少期にもっとも多く
言葉をかけられた相手です。
多くは母親や父親です。
そんなことをして恥ずかしい
世間様にどう思われるか
ちゃんとしなさい
自力で頑張りなさい
甘えるな
こうやって育った子供は
小学校くらいまでに
その子の脳にインストールされます。
何がインストールされるんでしょうか?
それは
恥ずかしいことをしちゃいけない
一人に頼ることはいけないこと
という罪悪感です。
他人に甘えられない人は
自分の目の前で
上手に他人に甘えている人を見ると
腹が立ちます。
許せないんです。
甘えるな、と責めます。
職場の同僚同士でも
もめ事が起こるのは
マインドに差があるから、なんです。
誰かを極端に嫌ったり
誰かのことを極端に遠ざけたいと思う理由は
実は「自分が本当は欲しいもの」を
持っているからだったりします。
自分の傾向性を知ることで
生きることはものすごく楽になります。
モノを言えない
いつも弱気な言葉しか出てこない
断れない
堂々と話せない
言葉はとっさに口から出るものです。
とっさに出ないのは
出ない理由があるんです。
私たちは
そう、思っているから、その言葉が出るんです。
そう、思っているから、その態度なんです。
そう、思っているから、その声になるんです。
安定型=母性型
です。
弱みを出すのが苦手
という人は
周囲に「強がる人ばかり」がいるはずです。
私たちは、確かに幼少期にマインドが作られます。
母親や父親の影響はとても大きい。
でも、実はもっと大きいのは
大人になってからの
友達の影響です。
友達によって
マインドはどんどん上書きされます。
ああ、こんな風にできるんだ
こんな風にやればいいんだ
すべてコピーです。
同じようにやってみる
これだけで、マインドも変わっていくんです。
あなたは、誰と一緒にいますか?
抜群の距離感を自分になじませる
講座へぜひお越し下さいね。
人は、人の中でしか、自分を鍛えることが
できないようになっています。
相手の反応を感じながら
自分の言葉や態度やリアクションを
変えていくのは
リアルしかありません。
あたらしい生活スタイルを楽しみながら
あたらしい人間関係を構築していきましょう。
明日は知ったかぶり講座です。楽しみにお越し下さいね。
More from my site
最新記事 by 池田弘子 (全て見る)
- 「聞く側」から「話す側」へ - 2024年11月16日
- 人は感情でモノを買う。 - 2024年10月7日
- 「誰に食わせてもらってると思ってるんだ」という男が寄ってくる理由 - 2024年10月5日