強みを引き出す
話し方コンサルタント池田弘子です。
たくさんご質問やメッセージ
ありがとうございます。
ご紹介してもOKという方のメッセージは
記事でご紹介させて頂いてます。
頂いた内容をご紹介させて頂きますので
ぜひ「紹介OK」と書いて下さいね。
ご紹介させて頂いた内容に対しては
私なりのアドバイスをさせて頂きます。
先日「大人になってからの友達の作り方」
というメルマガを送信させて頂いたのですが
こちらには驚くほどみなさま
いろいろな胸の内を書いてご返信下さいました。
ご紹介しますね。
いつもメルマガが届いたら
印刷したりノートに書いたりして
私自身の心の指針とさせて頂いています。
私は今年で49歳になります。
この歳になって「友達ができない」なんて恥ずかしいと
思って誰にも話したことはありませんでした。
でも先日配信されたメールには
私のような人が他にもいるということを知りました。
私は人と表面上は仲良くしてても
心底、密な関係になることはできません。
壁を作ってしまい
親密な関係にはどうしてもなれないんです。
本当に心通じて信じてなんでも
心を打ち明けられる友がいません。
職場では「はっきりモノをいう性格」と言われます。
女性らしい柔らかいモノ言いができず
どうしても
つい攻撃的なモノ言いをしてしまう癖があります。
嫌なものは嫌というし
嫌いな人は露骨に嫌な顔が出てしまいます。
上手に上司に可愛がられている女性を見ると
媚びを売ってるように感じます。
気が合って仲良くなれたと思った友達がいても
しばらく時間がたつと
この人より上でないと嫌
という自分がでてきて
いつも会話の中でマウントしたり
相手からもマウントされたりして
いつしか相手も自分から離れ
自分のその人と一緒にいることが嫌になってきます。
主人ともつい
敵対することが日常的になってしまっており
口を開けば攻撃的な言葉が出てしまいます。
嫌な言葉を吐いた後は
感情的になってしまった自分を
反省し落ち込むのですが
またすぐに腹の虫がおさまらなくなり
同じことを繰り返してしまいます。
こうやって
30年近く生きてきたように思います。
本当は
仲良くしたいです。
信じて心を打ち明けられる友達が欲しいです。
主人にも、素直で優しい自分になりたいです。
でも、頭ではそう思っていても
感情が治まらないんです。
自分で自分をコントロールすることが
できません。
でも、こんな自分にピリオドを
打ちたいんです。
先日のアラヤ識講座
私は冒頭でみなさんに
こんな質問を投げかけました。
「自分の幸せは誰が決める?」
全員が
「自分」と
答えました。
もっとも、ですよね。
私の幸せは
私が決める
何が悪い?
むしろ、そうでないとダメでしょう?
そういう考え方が
今、充満しています。
すっかり西洋化してしまった
私たちの頭は
他人と関わって生きていく
という日本独自の「相互の関係性」よりも
自分だけで自己責任で生きていく
という「個」の考え方が
モノサシになっているんです。
ここしばらく
つい失言してしまう人
や
食べ方が汚い人
や
なぜか人が離れてしまう人
について
書いてきました。
それは
私たち日本人は
「関係性」で生きている
ということを
知って欲しかったからです。
私という存在は
ピンで生きているのではなく
私と関わる「誰か」との「関係性」によって
ある
ということを
今一度思い出して欲しいんです。
自己表現をしたい
と私のところに
お越しになる方は
たくさんいらっしゃいます。
でも
自己表現できたかどうかは
実は自分ではなく
他人が決めるんです。
私の評価は
私が決めるのではなく
他人が決めるんです。
私がこうしたいんだ
とどんなに思っても
私はこんな風に思われたい
とどんなに思っても
相手が
受け手が
そう思ってくれなければ
その関係は成立しません。
先ほど紹介した方も
ちゃんとこう書いているんです。
仲良くしたい
人と信じたい
安心して心打ち明けられる友が欲しい
そう書いている
そう思っている
でも、できない。
自分で自分の欠点を
はっきりわかっている。
なんとか改善したいと思っている。
でも、できない。
その原因は
何だと思いますか?
それは
知性を積み重ねてきていない
ということです。
感情のままに言葉を吐き出す
言いたいことを言ってすっきりする
そこに
相手の存在は「不在」です。
もし、逆に
彼女と一緒にいてくれる人から
彼女のご主人から
相談があったとしたらどうでしょう?
私の友人は
いつも私をマウントしてきます。
私の妻は
なにかにつけ反発してきます。
攻撃的な言葉を毎日投げかけてきます。
そう相談を受けたなら
私は
こう言います。
少しずつ距離を置き
すーっと離れていきましょう。
と。
一緒にいて嫌な事を言う
マウントされる
反発される
攻撃される
こんな人と一緒にいたい人はいません。
感情のコントロールができない人が
今、増幅中です。
だから、怒らない技術や
怒らないトレーニングなどが
でてきたりするんです。
感情のコントロールができないのは
意思や性格のせいではなく
知性が欠けている
んです。
20歳を超えたら
もう立派な大人です。
そんな自分を
恥ずかしいと思う自分を
獲得しなくてはいけません。
言いたい事をはっきり言う
嫌なことでも嫌という
湧き上がった感情は
相手にすぐぶつける
攻撃的になる
すぐ反論する
言い負かすことですっきりする
これをやってると
どうなりますか?
あなたのことを
大切に思ってくれる人は
離れます。
どんどん人が離れていくんです。
わかっていても
同じ状態を何年も何年も繰り返している人が
います。
これは
アラヤ識でもお伝えしている
「身口意(しんくい)」が
乱れている状態を
何年も放りっぱなしということなんです。
身(行動)
口(話すこと)
意(思う)
特にどんな言葉を口にしてきたのか?
はものすごく大事なことです。
今、自分を取り巻く人間関係を
書き出してみてください。
もっとも大事な人から順番に。
夫
妻
子供
母親
父親
兄妹
友達の名前
その人達との関係が
今、自分にとって好ましくないものであるとしたら
自分自身がやっている
「身口意」が
間違ったまま乱れたまま
ずっと同じことを繰り返してきている
ということです。
これが「自分が積み重ねてきた原因の結果」です。
本当は
仲良くしたい
本当は
安心して心打ち明けられる友達が欲しい
それが
自分自身が得たい結果なのに
やってる「身口意」は
まったく別のモノを
発してしまっている人がいます。
仲良くしたい
信用したい
安心したい
なのに
信頼されないようなことを行動し
信頼されないようなことを話し
信頼されないような物言いをしている
これでは
年を重ねるごとに
孤独になっていって当たり前です。
この10年、さまざまな方と
個人レッスンをさせて頂き
さまざまな方に講座に集まって頂き
みなさんの「思っていること」を
お聞きします。
みなさん
必死で努力されておられます。
一人で。
一人ぼっちで。
自分で自分の心を必死で
強くしようと
自己啓発をしたり
瞑想したり
他人の評価なんて気にならない
と必死で思い込む訓練したり
もう、必死です。
でもね
その努力
いらないんです。
他人からいい顔を
他人からいい評価を
他人から優しくしてもらえる自分
であれば
どうですか?
他人に攻撃される前提で
生きてませんか?
私たちは
そう思ってるから、そうなるんです。
アラヤ識で
何度も繰り返しお伝えしています。
他人が信用できない
という人は
自分が先に信用してないんです。
信用していないから
その態度
信用していないから
その言葉
信用していないから
その表情
信用していないから
その行動
なんです。
それは
相手に伝染します。
だから
相手からも同じことが
返ってきているだけ、です。
指摘されても
「え?私そんなつもりないです」
と言う人もいます。
だとするならば
重症です。
自覚がないのが
一番重症。
「私、そんなつもりで言ったんじゃないんだけど」
「私、そんなつもりでしたんじゃないんだけど」
という言葉をよく使う人は
要注意です。
黙って人は去っていきます。
面と向かって
指摘してくれる人は
よほど、です。
自分が気が付かないうちに
相手を不快にさせ
自分が気が付かないうちに
相手に嫌な印象を与えている
もし、そのことに
本人が気が付かないとしたら。
その習慣は
ずっと続きます。
そして年を重ねるごとに
大事な人が
一人二人と少しづつ
距離を置き離れていくんです。
先日ご紹介した
食べ方も同じです。
言ってもらえないんです。
私のレッスンでは
「個」だけをどうにかする訓練は
行なっていません。
すべて
関係性ありき
でのレッスンです。
相手は自分を見てどう思うか?
周囲は自分を見てどううつっているのか?
関係性に徹底的に重きをおき
レッスンをしていきます。
自分の頭の中だけで
どうにかできることなんて
他人には通用しないんです。
一人稽古は
どんなに一人でうまくできたと思っても
対戦相手がやってきた途端に
通用しなくなるんです。
私は
いつも
相手の反応ありき
でやってきました。
だからこんなに長く仕事ができているんです。
会話が続かないんです
という人は
自分が何を話そうか
ばかり考えています。
相手を見てない。
相手のことを感じていない。
だから、相手の気持ちがわからない。
相手の気持ちがわからない人は
自分の気持ちもわからない。
わかる人は
すぐにわかります。
わからない人は
まったくわからない
という世界になってきています。
大人は
感情のコントロールができます。
知性を重ねている人は
感情を言葉でぶちまけたり
しません。
60歳を超えても
子供のままの人もいます。
子供のままでは生きるのがしんどいです。
特に女性は
自己啓発の罠にはまりがち、です。
もっと成長しなきゃ
もっと魅力的にならなきゃ
もっともっともっと
これやってると
どんどん消耗します。
そして孤独になります。
上昇思考が高い
女性に多いです。
人間は
本当は誰でも
人を信じたいんです。
心打ち明けたいんです。
でも、心打ち明けて信じたら
だまされるかもしれない。
傷つけられるかもしれない。
だから信じれない。
近い夫婦であっても
友達同士であっても
心打ち明けられない関係になってしまっているんです。
心打ち明け
信じるには
安心することが
必要です。
安心した時
人はふーっと深い呼吸ができます。
不安な時は
呼吸も浅いんです。
気の巡りも悪い。
不安で誰も信じられないと
生命力の源である「気」が
どんどん枯れていくんです。
気が枯れると
あらゆる運に
見離されたように
なってしまう
というのは
日本人はなんとなく
昔から感じてきた真理です。
あなたの中に
気を充満させませんか?
心と身体に「いい気」を
どんどん巡らせませんか?
そのために
学んで欲しいんです。
その考え方
そっちの方向は
苦しいよってことを
知って欲しいんです。
ルーツを知ることは
知性を磨き
知性が磨かれた人は
暴れ馬のような感情がおさまっていきます。
私はそういう人を
数多く見てきました。
乱れた感情をちゃんと
整えるんです。
そのために知性を磨きましょう。
ルーツを知れば
あなたの中にどんどん安心感が生まれます。
ともに「古事記」を紐解きながら
お伝えしていきます。
今からワクワクしています。
生き方に迷っている女性にぜひお越し頂きたい。
男の女の性質をここまで面白く描いているものは
他にはありません。
古事記を知れば、今あなたがモヤモヤしていることの原因がすべて
紐解かれるでしょう。
ぜひ、お越し下さいね。
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