母性型会話術の
池田弘子です。
個人レッスンの方のご相談内容を
ご紹介します。
部下が指示通りに
動いてくれない
どう伝えたらいいのか?
指示したことをやってくれないので
毎日イライラしてしまう。
ということで
ご相談にお越し下さいました。
この女性は
いわば「何でも一人でできてしまう」ので
他人や部下に
仕事を任せることが苦手でした。
しかし
自分の役職が上がっていくにつれて
周囲から
「部下を指導する立場にならなくてはいけない」
「部下にどんどん仕事を教えて任せていかなくてはいけない」
という指摘を受け
自分がやっていた仕事を
どんどん部下に教え指導しようと
されていました。
マニュアルも作り
時間を作って教えているはずなのに
部下はその通りに
なかなかできない
一体どうしたらいいのか?
と悩み果てていました。
部下の方達に動いてもらうために
どう伝えているのかを
実際に彼女が作ったマニュアルを見せてもらいました。
すると
気になることがすぐに
見つかりました。
「あ、ここですね。わかりましたよ。
伝わらない原因が」
とお伝えしたところ
「え???一体どういうことですか?
マニュアルはかなり完璧に作り込んだんですけど!」
と少しご機嫌斜め・・・・・(ごめんなさい!)
伝わらない原因は
言葉があいまい
ということです。
◯◯の作業はきちんとやりましょう。
◯○をしっかりと確認しましょう。
◯◯を一生懸命しましょう。
頑張ってやりましょう。
これでは
人は動けません。
きちんとする
の定義は人によって
違います。
頑張る定義も
人によっては
違います。
一生懸命も
しっかりやるも
定義が違うのです。
伝える時も
「きちんとしておいてね」
「頑張ってやればできる」
「しっかりやっておいてね」
では
指示したことには
なりません。
そんなこと
言わなくても普通わかるでしょう
ではなく
何をどうするのか
具体的に示してあげることが
大事です。
医療の現場の研修に行くと
このような
あいまいな表現や
あいまいなやりとり指示が多い職場は
事故やトラブルが
多いんです。
誰かに何かをアドバイスする時も
「きちんとやればいい」
「もっとしっかりと」
「一生懸命するように」
「頑張ればいい」
このようにあいまいな表現を使っていると
言われた瞬間は
「よしっ、頑張るぞ!」と高揚するかもしれませんが
時間が過ぎると
「ええっと、何をどう頑張ればいいんだっけ?」
となってしまうんです。
指示する時や
教える時
伝える時は
とにかく明確に
具体的に
はっきり
言い切ってあげることです。
「きちんとやっておいてください。」
ではなく
「今からすぐにここに電話して
この資料を取り寄せ
資料が来たら優占順位1番の作業としてその書類に記入し返送すること。
返送したら私まで報告してください。」
とか
「次までに頑張ってきて下さいね」
ではなく
「次回までにこの◯◯をすべて終了させ
その結果を私に報告して下さいね」
とか
とにかく
その人がすぐに行動できるための
言葉を伝えてあげることが
大事なんです。
人が悩んだり
立ち止まったり
迷路に入るのは
「何をしたらいいのかわからないから」
です。
今すぐやるべきことが
具体的になればなるほど
その人は
小さな1歩をすぐにでも
踏み出すことができます。
頑張る
という言葉は
もらっても
動けないんです。
頑張る
の内訳を具体的に示してあげることで
その人は
あっけなく動くことができます。
小さな行動が
すぐに取れると
人は「おっ、できる!」と思います。
小さな「おっ、できる!」を積み重ねることで
その人は自信がついていきます。
小さな行動が取れず
「私は一体何をどう頑張ればいいのかしら?」と考えていると
上司から
「お前は何をやってるんだ!」
「指示したことしてないじゃないか!」
「ダメなやつだ」
と言われちゃったりするんです。
でもこれって
指示する側の責任なんですね(^^:)
それでは部下がかわいそうです。
普段しゃべっている言葉が
あいまいな表現が多い人は
文章を書いてても
マニュアルを作っても
やはり
抽象的なあいまいな表現が
登場してくるんです。
書くことと話すことは
連動していますので
あいまいな表現ばかりで話す人は
あいまいな表現の文章になっています。
「そんなこと普通言わなくてもわかるじゃないですか・・」
「普通はそんなことは常識ですよね」
「私の若い頃はそんなことは言われなくてもやってました」
彼女が私との会話の中で
出てきた言葉です。
下線の部分が
彼女の思考の癖です。
思考の癖は
普段の会話のやりとりで
見事に出てくるんです。
人に確実に動いてもらうには
精神論ではなく
より具体的な言葉を使うことを
意識してみてください。
余計なことで
部下にイライラしなくて
すみますよ(^^)
私の長年の生徒さんは
夫婦の間でも
コミュニケーションマニュアルを作成してるんです(笑)
このマニュアルが
それはそれはもうよくできているんです!
ぜひ一度勉強会で披露して頂きたいと
考えています(^^)
精神論で語ると
角が立ちます。
「普通はできるでしょう?」
「言わなくてもわかるでしょう?」
となってしまいがちです。
しかし
具体的な行動に落とし込んで記しておくと
その通りに動けばいいだけ
なので
感情的にもめることが
ないんですね。
夫婦や
職場の関係は
毎日顔をつき合わせる濃い関係です。
精神論だけでは限界があるんです。
して欲しいことは
具体的に言葉にする
できればちゃんと紙に書いておく
そうすることで
驚くほど
仕事もスムーズに進みます。
いうことを聞いて欲しい時は
具体的に!
ぜひやってみて下さいね。
そしてぜひ実践した結果を
私にお知らせくださいね。
追伸 今週の日曜日は母性型会話術3ケ月コースの第4回目です。
素晴らしい気づきや報告が続々届いています。
「頭で知る」ではなく「気づく」ことで現実が変わっていきます。
小さな「気づき」を私にアウトプットしてきてくださいね。待ってます。
母性型勉強会や
講座やセミナー、そしてレッスンに
参加してくださっている方々から
さまざまな質問や熱いメッセージを頂きます。
どうぞあなたもどんなことでもメッセージ下さいね!
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場所:高松国際ホテル
会費:3,000円(食事代込み)
日時:2017年6月20日(火)午前10時~午後1時
場所:ホテルニューオータニ博多
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