母性型会話術の

池田弘子です。

 

個人レッスンを受けて下さった

40代のある女性から

3年前から別居しているご主人と

よりを戻すことにしたんです

というご報告がありました。

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私のところに来られた時は

「正式に離婚しようと思っている」

「娘たちも離婚した方がいいと言っている」

という状況だったんです。

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彼女がどうして心境が変わったのか?

 

それは

男性は

「察してくれるものだ」と思い込んでいた

ということに尽きるとのことでした(笑)

 

人と人とは違います。

 

夫と妻であっても違います。

 

なにが違うか?

 

それは

私にとっての常識と

相手にとっての常識の違いなんです。

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あなたの周りを見回して下さい。

 

長年一緒に過ごしている相手でも

長年の友人でも

恋人や兄弟でも

よ~~く、付き合ってみると

「あれ?」と思う瞬間が

あるはずです。

 

自分は許せても

相手にとっては許せないポイントがあったり

逆もあったりです。

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親子であってでも

違います。

 

育った時代が違います。

 

環境が違うんです。

 

私たちは共通の「日本語」という言葉を使って

一応はコミュニケーションをしています。

 

しかし

その日本語さえ

あなたが伝えたように

そのまんま受け取ってもらえるでしょうか?

 

「え?私、そんなつもりで言ったんじゃないのに・・」

「え?どうしてそんなに怒るんだろう?」

 

こんな風に受け止められてしまうことは

日常たくさんあります。

 

私たちの常識は

育った家庭で作られます。

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頭の中にがっちり作られるんです。

 

家というのは

いわば閉じられたボックスなんです。

 

閉じられたボックスの中で

4人なり5人なりが

共同生活をするんです。

 

そのボックスの中でだけで通用する

価値観や

言葉や

習慣が

何年も繰り広げられます。

 

閉じられたボックスは

外からは見えません。

 

「それ、おかしいかもよ?」

と誰も指摘してくれません。

 

指摘してくれないがゆえに

閉じられたボックスの中で

繰り返し受ける言葉の暗示や

考え方や

価値観の伝承が

親から子へと引き継がれます。

 

親が当たり前だと思っている価値観や常識

習慣を親から子へ受け継がれます。

 

悪い習慣だとしても

悪い価値観だとしても

窮屈になる考え方だとしても

子供は

「それが世界の常識」と思って

大人になるんです。

 

先ほどの彼女は

学校を卒業してからすぐに結婚し

長年専業主婦をしてきました。

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ご主人に尽くし

何でも先回りして

料理や洗濯家事育児すべて

自分だけでやってきたと言います。

 

「主人には何を言っても私の気持ちがわかってもらえないから」

と決め込み

口には出さず

溢れる不満や愚痴は全部飲み込んできました。

 

飲み込んだ不満や愚痴は

娘たちへと向かいます。

 

娘たちは

彼女から

「いかに父親が気持ちを察することができない冷たい男か」

「いかに父親が母親にばかり苦労させてきているか」

を長年聞き続けてきました。

 

その結果

娘2人と彼女VS父親(夫)

という図式が出来上がりました。

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よくある構図ですね(^^:)

 

妻は

育った環境

育った家の常識を

相手に押し付けます。

 

夫もまた

育った環境

育った家の常識とは

まったく違うことを押し付けてくる妻に

反撃します。

 

こうやって

お互いが

「私の常識が正しい」を

押し付けあう夫婦であれば

どちらかが

我慢して妥協するか

もう別れましょう

という話にしかなりません。

 

特に女性は

「結婚したなら男はこうすべき」

「私がこんなに苦しいのに察してよ」

「父親なんだからこうしてくれるのが当たり前でしょ?」

と思いがちです。

 

 

そして

その不満を

言葉には出さずに

黙ったまま

「察してよ」オーラ全開にしがちです。

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女性がまず知らなくてはいけないことが

あります。

 

男性には

女性が何を求めているのか?

 

何をして欲しいのか?

 

なぜ悲しいのか?

 

なんて

察する能力は

ありません。

 

もちろん「察する能力」が秀でた男性もいますが

女性の比ではありません。

 

男性という生き物は奥さんであるあなたが

「夫なら気が付くでしょう?ふつうーー」

と思っていることが一切わかりません。

 

悪気なく、です。

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女性達はパートナーに対しあまりにも

「察してくれない」

「話が通じない」

「あなたとは会話にならない」

という状態が続いてしまうと突然キレるんです。

 

不満が爆発するんです。

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小さい子供を育てている時や

思春期で反抗期の子供に手をやいている時や

仕事の重圧にストレスを感じている時や

両方の親の介護にいっぱいいっぱいになっている時や

更年期で体の調子が悪い時には

女性は特に

「察してよ」オーラが全開になります。

 

「わかってよ」

「気がついてよ」

「察してよ」

それを言葉にはせず

「察してよオーラ」で男性に無言の攻撃をしかけます。

 

しかし男性は

「なんで怒ってるのかわからない」

「こんなにしてあげてるのに、何が不満なのか?」

「生活費は十分に与えてるじゃないか!」

「昔はかわいかったのに、女は結婚すると豹変する・・・」

こう、感じてしまうんです。

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男性は、

まるで男同士で話している時のように

はっきりものを言ってくれる女性といると

安心します。

 

「そうされるのは苦手」

「こうしてくれると私とっても嬉しい!」

 

と、されると嫌なこと、してもらうと嬉しいことを口でハッキリ伝えてくれると男性は

「そうだったんだ」と理解することができ、行動に起こすことができます。

 

男性にとって一番逃げたくなる女性の行為は

女性の沈黙の「察してよオーラ」なんです。

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これだけ尽くしてあげてるんだから、

あなたも私にしてくれるべきと、

考えてしまうと結婚生活は苦痛です。

 

「察してよ」では彼は永遠に通じません。

 

しかし、言葉にして伝えれば

「あ、そうなの?わかった」

とすんなりあなたの願いはかなえられます。

 

尽くして尽くして、

自分のして欲しいことはぐっと我慢して

相手への不満やイライラを「しょうがない」と我慢して飲み込んでいくと

女性の中にはドロドロしたものが本当に溜まっていってしまうんです。

 

私たちは「思っていることを口に出せなていない状態」の時、

相手と深い関係になることは難しいなあと感じてしまいます。

 

夫婦なのに、

恋人なのに、

壁があるなあと感じ

さみしくなってしまうのです。

 

気まずさを思い切って口に出し換気をしましょう。

 

換気ができた瞬間に相手との距離は劇的に縮まります。

 

女性の一生は男性と違って

変化変化変化の連続です。

 

どんな波がやってきても、

しなやかに波に乗り、

長い人生をたくましく生き抜いていけることができるのが女性です。

 

鍵はすべて女性が握っています。

 

先ほどの彼女は

何度も何度も

この母性型の考え方を学んでいくうちに

「あれ?私、肝心なことを主人に伝えていない!」

ということに

気が付かれたんです。

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母親である彼女が

娘たちに夫の愚痴悪口を言い続けていることが

娘たちの恋愛観

結婚観

を悪い方向に育てていることに

気が付いたんです。

 

結婚とは

赤の他人同士が

とてつもなく長い時間を一緒に過ごすものです。

 

しかし

誰しも確実にやってくる老後や

親の死など

現実にせまってくるものを

一緒に乗り切っていくための

大事な存在です。

 

私とあなたとは

何もかも違う

ということを

お互いが理解し

関係を深めていくためには

会話しか、ありません。

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会話ができない関係は

いつかどちらかが

爆発します。

 

夫婦や

家族だからこそ

言い出しにくいことを

ちゃんと会話する必要があるんです。

 

お金の話は最たるものです。

 

お互いが

言い出しにくいことゆえに

不満がたまりやすいんです。

 

本当は

お金の話で不満をためているのに

そのことを言えないがために

悶々と不満だけがたまり

相手への怒りだけが

何年も溜まってきてしまったということは

よくあります。

 

「我が家のお金について

私はこう考えている」

「あなたはどう考えている?」

「こう使いたいんだけどう思う?」

と、

話しにくいことを

どんどん会話していく習慣をつけることです。

 

会話ができる

ということは

知性です。

 

会話ができない未熟な夫婦は

お腹の中にため込み

イライラと不満をため

最後に攻撃的な行動に出てしまうのです。

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女性は特に

言葉にして

ちゃんと伝える習慣を身につけるんです。

 

そうすることで

別れなくてもよかったじゃない?

 

というラッキーな展開にも

なるのです。

 

 

母性型勉強会や

講座やセミナー、そしてレッスンに

参加してくださっている方々から

さまざまな質問や熱いメッセージを頂きます。

どうぞあなたもどんなことでもメッセージ下さいね!

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あなたの強みを引き出す「母性型勉強会」(香川高松会場)

日時:2017年6月21日(水曜日)午後6時30分~20時30分

場所:高松国際ホテル

会費:3,000円(食事代込み)

博多での母性型勉強会は6月20日(火)です(ホテルニューオータニ博多にて)

日時:2017年6月20日(火)午前10時~午後1時

場所:ホテルニューオータニ博多

会費:3000円(食事代込み)

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愛媛県今治市生まれ。共立女子大学劇芸術学科卒。母性型経営@提唱。母性のものさしを学ぶ母性型勉強会を主宰。あなたから買いたい、あなたにまた会いたいと思ってもらえる話す力を個人指導。話し方を指導して40年。研修、講演回数は1500回を超える。

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