強みを引き出す
話し方コンサルタント池田弘子です。
好評です。
グループだけでなく
個人的に集中して身につけたい
というお申し出も頂き
個人レッスンでも行っております。
正直、これほど
「かわいげ」にみなさまが反応してくださるとは
思っていませんでした。
私自身
一番やっていて面白いのが
この講座。
みなさまから
リアルなお話
こんな人はかわいげがない事例
かわいげがある人ってこんな人という事例
私のもとに
続々頂いております。
かわいげがない
と言われてしまう人
にはあるひとつの共通点があることが
見えてきました。
私たち言葉の専門家は
その人が何気なくしゃべっている
言葉に特に注目をしています。
会話のやりとりで
無意識的に出ている言葉を
よく観察していると
その人が「どんな人なのか」
ということが
ほぼ、わかります。
思っていることは
思わず口に出る
から、です。
かわいげがない人に
共通していることは
「私はお世辞が嫌いな性格なんです」
「お世辞を言うのは苦手なんです」
という言葉が頻繁に登場する
ということです。
そして
「私は、正しいことは正しいと言い
間違っていることは、間違っていると
言う性格なんです」
という言葉も登場します。
さあ、あなたは
いかがですか?
そして
これらの言葉が頻繁に出てくる人ほど
自らが宝の山を放棄し
損をし
なぜか人から排除されていっている
ということに
気が付いていません。
先日、ある会での出来事です。
ある人がAさんという人が
いかに素晴らしい功績を残したという話を
されました。
周囲の人達は
なるほど、なるほど、とうんうん
うなずきながらその話に聞き入っておりました。
すると別の男性が
「いやいや
みなさんは知らないと思いますが
実際のAさんはそのような人物ではなく
たいしたことがない人だったという説もあるんですよ。」
と、そこからいかに前にしゃべった人の
話したことが間違っているか
ということを語り始めたわけ、です。
こういうシーン
いろいろなところで
見かけませんか?
そしてあなたはまさか
やらかしていませんよね?
議論に勝って説得に成功したためしはない
という言葉がありますが
まさに、その通り。
その後
最初にしゃべった方は
後から自分の話を否定された相手のことを
ひどく嫌いになります。
それはひとえに
「みんなの前で恥をかかされた」
わけですから。
先にしゃべった方は
後から正論を主張された方に
傷つけられた
と思います。
傷ついた方は
相手の理論がどんなに正しかろうと
間違っていようと
そんなことは問題では
ありません。
正論か間違っているか
という問題よりも
「私に恥をかかせた」
という点において
不快を感じているわけ、です。
そして自分に不快を与えた相手を
嫌い
避け
今後いかなることがあろうと
その人の要求は受け入れることは
ありません。
もしも
あなたが
誰かにとって魅力ある人になろうと
思うなら
ぜひ
このことを知って下さい。
人は自分の間違いを
指摘されたくない生き物
だということです。
と、こういうと必ず
「間違ってることを間違ってると言って何が悪いのか?」
と思う方もいるでしょう。
間違っていることを
間違っていると主張することが
悪いんだと
私は言っているわけでは
ありません。
ただ
相手の間違いを正そうと
あなたが正義を主張することで
あなたが
不幸になる
と言っているんです。
あなたは自己主張ができて
正論を主張して
相手を言い負かして
スッキリするかもしれません。
しかし
あなたによって
間違いを指摘された相手は
もう二度とあなたのことを
好きにはなりません。
むしろ、
大嫌い、です。
そしてあなたが売っているもの
あなたが提供しているもの
あなたが発信するもの
全部を遠ざけようと
します。
どんなに正しくても
です。
どんなに正論でも正義であっても
です。
私たち人間は
自尊感情を傷つけられ時
心の中は嵐のように
怒りの火が燃え盛ります。
あなたにも
ありませんか?
人には言えないけれど
あの人によって
恥をかかされた
あの人のあの一言で
もうあの人とは
距離を置こうと思った
あの人は反論しかしないので
付き合うのをやめようと思った
ということが。
表面上は
みんなニコニコとしています。
しかし水面下では
「なんて嫌な人」
と思われてしまっていることが
実はよくあるんです。
私がお伝えしている
かわいげ能力とは
相手に徹底的に
「大事にされてしまう」能力のこと
です。
相手の自己重要感を満たすために
かわいげ能力を存分に発揮し
毎日を過ごしている人がいます。
かたや
何も知らずに
自分の思ったことを感情にままにしゃべり
相手の自尊心を知らず知らずのうちの傷つけ
人から距離を置かれている人が
います。
何度もお話しているように
私たちが生きているこの世界は
人生競争の場です。
99%の人は
誰かに自分のことを大事にしてもらいたい
誰かに自己重要感を満たしてもらいたい
誰かに自分を愛してもらいたい
誰かに自分を認めてもらいたい
そう、願っています。
かわいげ能力を身に付けている人は
その能力だけで
実は特別な才能や能力
特別美人、特別ハンサム
高学歴、高収入でなくても
抜きんでていくことができます。
もし、この能力を持っていれば
あなたの人生は
死ぬまで「人に大事にされ続ける」
ということになります。
年齢も関係ありません。
見た目も関係ありません。
あなたの言葉と
あなたの表情と
あなたの動作と
あなたの態度を
「かわいげ能力」を発揮するべく方向に
シフトするだけ、です。
競争率は
恐ろしく低い
ことを知って下さい。
そして
知らない人は
ずっと
地雷を踏み続けます。
ずっと失言を繰り返します。
かわいげがある
と多くの人に言われてしまう人は
逆に言えば
人を不快にさせる発言を
絶対にしない
人を不快にさせる地雷を
絶対に踏まない
ということになります。
どうして
地雷を踏まないのか?
どうして
失言をしないのか?
それは
知っているから、です。
何が失言なのか?
何が地雷なのか?
を知っているから、です。
知らない人は
死ぬまで
永遠に同じことを繰り返します。
どうして私は人に大事にされないんだろう?
どうして私は人からはずされるんだろう?
どうして私は人を怒らせるんだろう?
ずっと悩み続けます。
人は絶対に面と向かって
言ってくれません。
理由は先ほどもお話した通り
「他人に間違いを指摘されたくない」
ということを知っているから、です。
指摘したが最後
嫌われることを
本能的に知っているからです。
だから、
格差が大きくなるんです。
可愛げ能力を身につけ
どんどんその能力を人間関係に
フル稼働してスキルアップする人と
まったく知らずに
地雷を踏み続け
失言をし続け
人間関係がどんどん難しくなってくる人と
差が大きくなってしまうんです。
50歳を過ぎると人は
関わる人間関係を整理しはじめます。
60歳を過ぎると
さらにその傾向が強くなります。
面倒臭い人とは距離を置こう
嫌な気分になる人とは距離を置こう
元気を奪われる人とは距離を置こう
そうなっていっていませんか?
ぜひ体験してみてくださいね。
できるできないではなく
知っているか
知らないか
だけ、です。
知った人から
どんどん活用しています。
出会う人に
大事にされていくと
自己重要感が引きあがります。
特に女性は
男性に大事にされていくことで
自己重要感は飛躍的に上がります。
異性に大事にされることほど
自分のセルフイメージを
あげてくれる特効薬は
ありません。
これは実際
私の講座にお越し下さっている女性達の体験談を
お聞きしていると強く感じます(笑)。
異性に求められる機会が
多くなればなるほど
彼女たちは
内面の自信が満ちてきています。
しゃべる言葉も変わります。
自己重要感があがると
自分が自分のことを
好きになっていきます。
自分が自分を好きになればなるほど
周囲の人はあなたに惹き付けられるように
なります。
まずは自分から、です。
かわいげがない人
と思われたら
その人はもう大事にされません。
どんなに能力があっても
どんなに努力しても
です。
人生は
優秀になって人を言い負かすことが
目的ではありません。
関わる人に大事に扱われ
尊重してもらえ
幸福感をたくさん
味わうことのほうが
大事です。
正しいか間違っているか
という価値観ではなく
相手がどう感じるか?
です。
次回をどうぞお楽しみに。
次回の知ったかぶり講座は日程を変更させて頂いております。ご確認下さい。
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