強みを引き出す
話し方コンサルタント
池田弘子です。
部下のもめ事で
ご相談に来られた方がいました。
経営者の女性です。
以前も書きましたが
社員同士のもめ事ほど
上司の胃を痛くするものはありません。
どこの会社でも
起こっています。
人と人が狭い空間の中で
長い時間を
顔を合わせ
全く違った環境で育った人たち
年齢も抱えている家族状況も
まったく違う人たちが
集まってくるわけです。
すんなりうまくいくほうが
おかしいのです。
事例をご紹介します。
これは実際によくあるご相談です。
「私の会社には創業当時から働いてくれている古参の女性社員がいます。
彼女は社長の私よりも会社の仕事を良く知っています。仕事もよくできます。
しかし、ここ数年問題なのは入社してくる若い社員をいじめることです。
この人手不足の中、社員をいじめて辞めさせてしまうのは本当に困ります。
私としては若い社員にもっと理解を示し仕事をどんどん教えゆずっていって欲しいと
思っているのですがなかなか仕事を抱え込みしてもらえません。
さらに、仕事はできるぶん社長である私にも意見をしてきますし
あまり言うことをききません。
しかし、彼女がいないと会社は回らないし彼女だけが仕事内容を全部把握しているので
強くは言えません。
我が強く、部下をいじめて調和がとれないことが難点です。
それさえなければ本当にいい人なのですがどうやって彼女を指導していけばいいでしょうか?
私はどうやって彼女に伝えていけばいいでしょうか?」
さあ、どう思われますか?
あなたが社長さんなら
どうされますか?
私なら
「古参の女性」にはっきり
伝えます。
困ります、と。
部下を育てることが
あなたの仕事。
それができないのなら
ここではいられない、と
伝えます。
目を見てしっかり、伝えます。
ここでの問題は
古参の女性社員の態度では
ありません。
社員同士のもめ事の問題では
ないのです。
一番の問題は
部下に嫌われたくないと
怖がっている側の問題です。
はっきり目を見て
言いにくいことを
伝えられない側の問題です。
それがなければ
いい人なのに・・・。
という言葉を使う人は
とても多いです。
しかし
私に言わせてみれば
それがなければ
の「それ」が実は大問題なのです。
「それ」を見て見ぬふりして
放置しておくことが
大問題なのです。
「それ」はいつか
あなたの会社を潰す大きな地雷になる可能性だって
あるかもしれない。
それがなければ
の
「それ」を
許しているうちに
あなたの大事な場所は
どんどん侵されます。
今まで
本当に多くの社長さん
クリニックの院長先生
店長さんから
「この人がいないと
うちはまわっていかないから
少々のことは許しているんです」
という話を聞いてきました。
もう「見事に」「口を揃えて」
同じことをおっしゃいます。
この人がいないと
うちはまわっていかない
と私に話すということは
「そう、思っている」んですね。
でも私はこう言います。
「本当にそうでしょうか?」
仕事は、回ります。
あなたも体験がないですか?
あなたが社長さんなら
重要なポジションにいる社員が
いきなりやめてしまい
「ああ、困った」と思っていたけれど
1週間もしたらどうですか?
なんとか、流れを取り戻していませんか?
1ケ月も過ぎた頃には
あんなに重要だと思っていた人でも
もう「いなくてもなんとなかなっている」
状態になっていませんか?
組織は回っていくんです。
そう、なっているんです。
それを知っておく必要があります。
組織のトップであるなら
あの人がいないと
まわっていかない
そんな体制を作り上げていることが
問題です。
誰かに依存する体制は
モノを言えなくなってしまうからです。
自分にとって
「あの人がいないと自分は大変だ」
そう、思い込んでいるとしら
「本当にそうかな?」
と考えみることは
大事です。
これは人生のあらゆるシーンで
役に立ちます。
あの人がいないとダメだ
あの人でないとダメだ
と思い込んでいたけれど
いざ離れてみると
「あれ?そうでもなかった。
むしろ、いない生活にもう慣れてきた」
という体験は誰にでもあるはずです。
執着が
私たちの心を
身動き取れないように
してしまうのです。
執着が
より多い方が
不利になるのです。
人が変われば
新しいやり方や
新しいルールが
またできるのです。
古いものにこだわり
あの人がいないと
まわっていないから
とモノが言えなくなってしまうと
その組織はどんどん
堕落します。
40代の若手経営者は
古参の社員に牛耳られ
社長であるにもかかわらず
社員に強くモノを言えず
自分の会社にもかかわらず
古参の社員の居心地のいいように
ルールを作り上げられている会社は
たくさんあります。
私たち人間は
一度、「まあ、いいよ」と許されると
そこからどんどん甘えはじめます。
これもあれも、と。
うちの社員はいうことをきかない
うちの社員はダラダラしている
それは
なめられているから、です。
辞められたら困ると
思ってしまうから
強く言えない
その心の中がすっかり
見透かされてしまっているんです。
だから、なめられる。
いうことをきかなくても
何も起こらない
ダラダラしていても
何も起こらない
そう、思っているから、です。
そもそも
ここは学校ではない
そもそも
ここは友達を作る場ではない
そもそも
ここは仲良しこよしで過ごせる場所ではない
ということを
きちんと伝えることです。
だら~っとした会社には
邪が入り放題です。
すきがあるから
おかしなお客様も入ってきます。
すきをつくったのは
経営者の意識です。
「まあ、いいかあ」
という意識です。
「まあ、いいかあ」
では「まあ、いいかあ」という社員が
後ろに続くのです。
うまくいってる会社の
経営者はスキがあれば
目を光らせています。
そんなに細かい事?と社員に嫌われるほど
重箱の隅をつつくように
改善策を絶えず書き出しています。
そしてその都度伝えるんです。
違反を起こしたら
即座に、始末書です。
キリッと目を光らせているから
そこに規律が生まれます。
背筋がピリッとのびる空間が
出来上がるんです。
そこはお客様にとっても
居心地のいい場になります。
社員に強く言えない
という社長さんには
こう、言うんです。
「では、会社が潰れてもいいですか?」
日本の9割以上は
小さな会社です。
小さな会社は
あっという間に
うかうかしている間に
あっさり
潰れます。
だから
意識が大事なんです。
なめられたら
おしまい、です。
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