こんにちは。
池田弘子です。
ある生徒さんから
届いたメッセージをご紹介します。
「先生、ちょっと聞いてください。
モヤモヤが止まらなくて」
このモヤモヤ、
実はとても大事。
私たちは心が本音に反応しているとき
必ずこういう違和感を感じます。
違和感とは、
「そこにまだ未処理の感情があるよ」
というサイン。
きっかけは、
ある友人のひと言
その生徒さんは
現在46歳。
デザインの仕事をずっと続けていて、
ロンドンでの生活経験もある感性豊かな女性です。
15歳年上のご主人と、
45歳でご結婚。
彼は再婚、彼女は初婚。
お子さんはいませんが、
彼女自身はそのことに対して引け目も後悔もなく、
「私は私の人生を歩んできた」と、
凛と語る姿が印象的な女性です。
そんな彼女がある日、
共通の知人と食事しているときに、
ある女友達にこんなことを言われました。
「いいよね。子供いないと自由だし、
出産してないから
身体もきれいだし。
私も自由が欲しかった~~」
言った側は
軽い世間話のつもりだったかも
しれません。
でも、
彼女の心にはズシンと
響いた。
「私の人生、そんなふうに言われたくない」
その夜家に帰ってからずっとモヤモヤ
翌日もモヤモヤ。
こういうとき、
相手は必ずと言っていいほど
こう言います。
「私、そんなつもりじゃなかったんだけど?」
それ、よく聞くセリフですよね。
でもね、
このセリフが口ぐせの人は、
一度自分の「話し方」を
精査する必要があります。
トラブルが絶えない人の多くは、
自分の無意識の話し方に無自覚です。
周りは絶対に言ってくれません。
黙って距離を置くか
当人には言わずに
周囲に愚痴を言うか
どちから。
私のレッスンにお越し下さる方や
講座の中で実際に
「なんだかモヤモヤするあの人」
という体験談を話してもらうことが
よくあります。
お越し下さるみなさんは
ほとんど、みんな優しい。
でも、だからこそ
「人に言えないモヤモヤ」を
心の奥にため込みやすい。
ここでは実際に
「もう距離を置こう」と決めた瞬間を
ご紹介します。
①「そんな年で資格とってどうするの?無理でしょ」
50代で心理カウンセラーの資格を取り始めた女性が、
友人に言われたひと言。
「え?今さら資格?そんな年で夢とか言ってて恥ずかしくない?」
彼女は静かに思いました。
「この人は、もう私の人生にはいらない。」
夢を笑う人とは、もう未来を語れません。
②「子どもいないと孤独死が怖くない?」
子どもを持たない選択をした女性が、
同級生の集まりでさらっと言われたひと言。
「老後どうするの?子どもいないなら孤独死じゃない?」
冗談めかしていても、
心には深く刺さる。
その日以来、彼女はその集まりの人とは
距離を置いたそうです。
③「その旦那、何が良かったの?お金?」
15歳年上のご主人と幸せに暮らす女性が、
昔からの女友達に言われたひと言。
「すごい年上よね?何が良かったの?結局お金?安心感?」
彼女はその瞬間、はっきり悟りました。
「この人とは会話にならない」と。
人間関係をよくするために
いいことを3つしようとする人が多いけれど、
本当に大事なのは、
「相手が嫌がること」を3つ知り、
絶対にその言葉を言わないと決めること。
この方が、
圧倒的に人間関係は安定します。
気づかずに
人を傷つけてしまうくらいなら、
沈黙のほうが、
よっぽど思いやりなのです。
だから私のレッスンでは
しゃべりすぎて
失言をしてしまう人には
「一拍待つ」という
トレーニングを徹底してもらいます。
この効果は絶大です。
あなたが
誰かの言葉に傷ついたとしたら、
それはその人が悪いから
だけではないんです。
実は、自分の中に
「そう思っている部分」があるからこそ、
その言葉がグサッと刺さってしまいます。
でも、そこに気づいたなら
もう、大丈夫。
私はこう提案します。
50代からは
やや強気でいきませんか?(笑)。
人生は「勝たなきゃ」と
力む必要はありません。
でも、
「負けないように生きる」ことは、
とても大事です。
人に振り回されて、
心が折れて、
何も言えないまま終わるのはもう終わり。
スカッと軽やかに、
でも言うときはきっぱり
切り返す。
間髪入れずにユーモアたっぷりに
切り返すには
訓練が必要です。
そんな大人の女性になりましょう。
弱気になった瞬間、
「負け」は始まります。
そして怖いことに
「負け」は連鎖します。
あなたの中にある「強気」を、
取り戻していきましょう。
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