香川県高松市の

強みを引き出す

話し方コンサルタント池田弘子です。

 

部下は全て男性

という女性管理職は

増えてきましたね。

 

会社も女性に期待していますし

抜擢された女性達も、

必死で期待に応えようと頑張っています。

 

組織の中で息長く「居場所」を築きあげていくために

女性は知っておいて欲しいことが、あります。

 

個人レッスンを受けて下さっている

40代管理職の女性のお話を

ご紹介させて頂きますね。

 

昨年私のところにお越し下さったのですが

とっても優しい印象の女性です。

しかしお話をはじめると

頭の良さを感じさせる

さすが、管理職に抜擢されるだけのことはある

と思わせる女性です。

 

彼女の部下は全て男性です。

20代、30代、彼女と同世代、そして

彼女よりも年齢が上の男性も、います。

 

彼女の悩みは

男性部下と距離が縮まらない

ということでした。

 

チームとして仕事をしていくうえで

指示していかなくてはいけない時も、あります。

 

しかし

彼女の言うことが通っていかない

水面下で反発されている気がする

と感じていました。

 

男性部下同士は

会議中も、すぐに盛り上がって

率直な意見をどんどん言い合っています。

打ち解けているように、見えます。

 

その輪の中に、

自分だけが入れていない。

 

なんとか、中に入って

心打ち解けてもらおう

部下といい関係を築きたい

距離を縮めたい

とあれこれと努力をしてみるのですが

なかなか部下との距離は縮まらず

本音を話してくれない気がしていました。

 

しかし

上の期待にも応えたい

 

彼女はつらくても

我慢をしなくてはいけない

と思っていました。

 

自分の感情は押し殺していなきゃいけない

だって、上司なんだから

だって、仕事なんだから

 

しかし、ずっと違和感を感じていたそうです。

 

この「違和感を感じる」ということが

大事なのです。

違和感を感じる

ということは

本能です。

 

違和感に気が付いていく人は

原点に戻ることは

簡単です。

 

違和感は「感覚」です。

身体が感じること、です。

頭で考えたこととは

まったく意味が違います。

 

だから、とても大事なセンサーなのです。

 

仕事をする人間である前に

私たちはまずはちゃんと「人間」でなくちゃ

いけません。

 

自分が感じたように話をする

自分が思ったように話をする

 

そういうことを

全部押し殺して生きていると

自分が一体何を感じているのかさえ

本当にわからなくなってしまうんです。

 

日常の中で

感情を押し殺して生活することが

当たり前になってしまうと

最後は

一体自分が何を好きで

一体自分はどんな人を好きで

といった本当に大事なセンサーが

まったく働かなくなっちゃうんです。

 

「自分がどうしたいのかわからない」

「自分が何を好きなのかわからない」

「あなたは、どう感じる?」と問われて「?」となる

こんな人が大量に溢れているのは

そのせいです。

 

ものすごく好きなものを見つけたり

ものすごく熱中するものに出会ったりする人は

反対側にある

「許せない」

「嫌だ!」

「苦しい!」

こういった「負」のエネルギーにも

敏感です。

 

右に触れれば「大好き」に出会い

左に触れれば「大嫌い」に出会います。

振り子の原理です。

 

大好きなものに出会える人は

たくさんの「大嫌い」「もう嫌!」を体験しています。

自分の人生にたくさん疑問を持ち

自分自身に対して問いかけがあるから

次々問題を見つけその度に喜怒哀楽を体験します。

 

感情が動く

魂が揺さぶられる体験をたくさんしている人は

もうそれだけで多くの人を惹きつけます。

 

実は今はみな

怒っているようで、そんなに怒っていない。

 

自分の気持ちがマグマのように

盛り上がって火山が噴火しちゃうような

エネルギーが溢れていないんです。

 

 

人を惹きつけるのは「エネルギー」です。

熱く語っている人からは

その人の「熱」が伝染されます。

 

入ってきた瞬間に

パッと感じるものが、あります。

物言う前に感じるものが、あります。

溢れる想いを内面に抱えている人は

溢れて出てきてしまうんですね。

 

怒っていても、いいんです。

その「熱」が伝わって伝染するから、です。

 

何度のかのレッスンを重ね

彼女は、男性部下に

自分の気持ちを素直に男性部下に伝えてみることにしました。

 

自分の抱えている弱みや

悩んでいること

疎外感を感じていること

全部、伝えてみることにしたんです。

 

彼女は

そんなことはしゃべっちゃいけない

と思っていたんです。

自分の感情は押し殺さなきゃいけない

と思っていたんです。

 

自分の弱みや感情を出すと

部下に「なめられる」と思っていたんです。

なめられると言うことを聞いてもらえなくなる

と思っていたんです。

 

これは、

男性が考えること、ですよね(^^:)

 

ここが

女性が、組織の中で上に上がっていく時に

必ず陥りがちな穴、なんです。

 

 

組織は

論理だけで動いているのではありません。

どんなに立派な正論を書いた紙があっても

その通りにはいかないんです。

やってるのは「感情をもった人間」だから、です。

 

人間関係を円滑にできる人だけが

組織の中で息長く居場所を持ち

どんどん上に上がっていくことができます。

 

 

どんなに優秀でも

「あの人、なんだか、嫌」

「なんだか、鼻につくんだよね」

「あの人には相談したくない」

そう、思われてしまえば

終わり、です。

 

つまり、嫌われれば、おしまい

です。

 

最近は女性でも

「嫌われたっていいんです」とおっしゃる方が増えてきました。

しかし、逆の立場になってみてください。

 

あなたは

嫌いな人からモノを買いますか?

嫌いな人に相談しますか?

嫌いな人に大事な人を紹介しますか?

 

 

求められるのは

人の話を聞き

人から相談され

人の感情に寄り添っていける存在です。

 

そして

組織が女性管理職に求めているのは

「ここ」なんです。

 

人間関係の潤滑油のような存在になって欲しいと

考えているんです。

 

人のもめ事を

うま~くうま~くまあるく治めていける存在は

どんな職場に行っても

尊重されます。

上司が最も欲しい人材だから、です。

 

そういう存在が一人入れば

組織はどれほど仕事がスムーズに進むか

わかりません。

 

「私は、完璧で

優秀で一人でなんでもできるんです。

だから私言うことを聞きなさい」

という人と

「私は弱い部分がたくさんあります。

こんなとこも、こんなとこも、欠けているところがいっぱいです。

だからどうか欠けているところは助けて欲しい。

あなたの力が必要なんだ

という人では

どちらについていきますか?

 

 

弱みをさらけ出せす人は

実は「強い」んです。

柳のようにしなやか、です。

 

弱みをさらけ出せない人は

カチカチなんです。

カチカチなので

大きな衝撃がくれば

硬いものと硬いものがぶつかり

どちらも壊れます。

 

人間関係と同じです。

 

相手が硬いものをぶつけてきたならば

こちらはまずはクッションで受け止める。

柔らかいクッションでつつみながら

いつの間には硬いものを飲み込み

柔らかいものに変化させてしまう

 

 

これが母性型です。

 

自分の感情を押し殺す

という行為は

自分をカチカチの置物にしていくこと

同じです。

 

時代は

どんどん自分の心を表に出していく人に

スポットライトが当たるようになってきています。

 

 

そうはいっても

長年「自分の感情を押し殺すのがあたりまえ」で生きてきた人にとっては

自分の感じたことをそのまま言葉にすることは

勇気がいることです。

そして慣れていないので、できません。

 

やってなかっただけなので

やることを当たり前にすると

すぐにできるようになります。

 

自分の感じたことをそのまま表現していくのが

当たり前の世界で生きている人と

たくさんの会話をしていくことで

すぐにあなたもそうなれます。

 

 

私たちは

いいものも

悪いものも

伝染するという性質を持っています。

 

いいものを

たくさん頭の中に入れておくんです。

いいものが頭の中に入っている時は

私たちの口から

愚痴や不安や不満は

出てきようが、ないんです。

 

それが「あたりまえ」の世界を自分の中に取り込みましょう。

とっても簡単なことです。

 

さあ、明日は母性型勉強会です。新しい一年の始まりです。

ご参加下さる皆様とお会いできることを楽しみにしておりますね。

あなたの強みを引き出す「母性型勉強会」(香川高松会場)

日時:2018年1月17日(水曜日)午後6時30分~20時30分

場所:高松国際ホテル

会費:3,000円(食事代込み)

お部屋の関係上お座り頂けるお席の数のご準備がございます。

ご参加下さる方は必ず事前にお申し込みを頂けますようお願い致します。

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ぜひ、ご登録下さいね。

 

この7つの法則は

必ず実行できるものばかりなので

ぜひお試しくださいね。

第1の法則  セルフイメージ

第2の法則 聴き方のすごい効果

第3の法則 第一印象で好感をもたれる方法

第4の法則 人から好かれる声の作り方

第5の法則 伝わる話の組み立て方

第6の法則 あがり症の克服

第7の法則 魔法の言葉 ほめる口癖

あなたが、弱みだと思っていることは

実は「強み」であることはとても多いのです。

あなたの中に眠る強みを引き出し

どんどん世界を広げていって下さいね。

話し方が変わるとあなたはこんな風に変わります。

1、説得力が増します。

2、人に好かれます。

3、笑顔が素敵ですねと言われます。

4、はっきりモノを言える人間になります。

5、断れる人間になります。

6、悩みを相談されやすい人になります。

7、話しかけられやすい雰囲気になります。

8、自信がつきます。

9、信頼してもらえるようになります。

10、自分を好きになり、心から人を好きになることができます。

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愛媛県今治市生まれ。共立女子大学劇芸術学科卒。母性型経営@提唱。母性のものさしを学ぶ母性型勉強会を主宰。あなたから買いたい、あなたにまた会いたいと思ってもらえる話す力を個人指導。話し方を指導して40年。研修、講演回数は1500回を超える。