強みを引き出す話し方コンサルタント池田弘子です。
昨夜はマイフェアレディ会話術講座でした。
男性3人、女性9名
女性達が本音を出す場で
違和感なく会話を続けられる男性達は
間違いなく「受け」が上手な男性です。
自分の話ばかりしかしなかったり
自慢話ばかりする男性では
なかなかそうはいきません。
上手に女性達の会話の中に入り
聞き上手になり
受けを取り
質問をする。
こんな男性がいると
女性達は違和感なく
時間を心地良く過ごすことができます。
俺はすごいんだっ
と声高にしゃべる男性がいると
女性達は敏感に違和感を察知します。
そういう意味で
昨日お越し下さった3人の男性達は
女性に気持ちよくしゃべらせる達人
とも言えます。
「あ、もうこんな時間」と思うほど
それぞれが心の内を素直に語って下さった
いい時間でしたよ。
私も次回が楽しみです。
さあ、
先日私のかわいげ講座にお越し下さった女性から
頂いたメッセージ、ご快諾を得て
ご紹介しますね。
当日ご一緒に受けられた方も
ぜひお読みになり
お感じになられて下さいね。
昨日は本当にありがとうございました。
今朝気が付きました。
私にはとても大きく
それは先生のお陰ですので
どうしても聴いて欲しいです。
お願いします。
私は
要するに
自分の事しか考えていなかったのです。
幼いのです。
自分の事しか考えないから
悩んでいたし
触れ合う方へのお気遣いまで
気が回らない
そんな状態で生きておりました。
昨日の時間にも凝縮されていました。
やっとお逢いさせていただけた先生
◯◯さん、◯◯さん(講座でご一緒の方です)が
喜ぶことをしたかったな。
もっと気の利いた質問をしたかったな。
もっとかわいげがあればな。
そう思いました。
かわいげを
知っていて
身に付けていたら
また違ったんだなって
そう実感しました。
これまでの
私の生き方を
客観視させて頂けました。
先生
わたし
変わります。
先生
こんなに
大切なことを
教えて頂けて
わたし幸せです。
こういうのを
本当に
幸せというのですね。
形ももちろん大切です。
でも
考え方
生き方の大切さ。
これまでの
生き方への
反省と
でもこうして
気づかせていただけた事への有り難さ。
心から感謝しております。
「また逢いたい」
先生のように
触れ合った人から
そう自然と思われる方へ向かおう。
私の行き先が
決まりました。
先生に
逢えて幸せ。
昨日の4人での時間は
私の宝物です。
先生
たくさんの学びを
ありがとうございました。
素敵な文章ですよね。
この時期にわざわざ何時間もかけて
一人で講座にお越し下さった
その行動力がまずはすごいと思いませんか?
ご自身が本来持っているものが
「もうすでに素晴らしい」ということに
気が付き
これから高め安定で
生きていって下さることと思います。
迷ったらいつでも連絡して下さい。
私は、いつでも、います。
人は生きてる限り
悩みはあります。
悩みの原因は
欲と
見栄と
保身
です。
ひっくるめて「執着」です。
昨日のマイフェアレディでも
話題にでた
男女の感情のもつれは
いつの時代にもあるものです。
とにかく男と女は感情がもつれると
必ず泥沼に入ります。
先延ばしにしているうちに
身動きが取れなくなってしまうのです。
私のもとにご相談にお越しになる女性達も
「あの人と別れようと思うんだけどどうしたらいいのか
わからない」というお悩みは非常に多いです。
50歳頃になると
女性たちは過度に女を意識しすぎることで
最後は結局自分で自分の首をしめているように
私には見えます。
本心は「もう嫌い」なんだけれども
その人の本質部分は嫌いになんだけれども
付き合っていることで
関係をずるずるおいておくことで
自分に何か得なことがあるかもしれない
という打算です。
あとは、自分のことを
好きになってくれる人を
置いておきたいという打算です。
中には
尽くされれば尽くされるほど
嫌悪感が募るんだけれども
別れることができない
という女性もいます。
それもまた
「何か得があるかもしれない」
という打算です。
しかし
覚悟のない関係はいずれ
破綻します。
修羅場になった時
その正体が明らかになります。
自分は何に執着しているのか?
自分が執着しているものの正体を
自分がちゃんと知っておくということは
とても大事です。
お金なのか
見栄なのか
甘えたいという欲求なのか
女として見て欲しいという承認欲求なのか
確実に老いていく自分への不安なのか
人から良く思われたいという見栄なのか
多くは
不安があると
依存という形にすりかわります。
愛しているのか
依存しているのか
どちらなのか。
自分で自分がわからなくなると
生きることは
不安だらけです。
私のレッスンでは
どの講座であっても
その人の持っている
本当は「何に執着しているのか?」を
探っていきます。
執着しているものの正体がわかれば
どうすればその不安が
解消されるのかが
わかるからです。
グジャグジャになった男女関係を
なんとかうまく引き伸ばしたり
ずるずるとあいまいな関係を
続けておきたいと思うのは
中年になった女性の方が多いように
感じます。
昨日ご参加下さった
19歳の女子大生は
ご自身の恋愛体験を
みなさんの前で赤裸々に語ってくれました。
「私とちゃんと正面から向き合ってくれないのは
嫌だ」と相手に伝えたという話を
してくれました。
そこに打算が
ないんです。
それは若いからだ
と思いますか?
違います。
生きる姿勢です。
考え方です。
19歳でも50歳でも70歳でも
その人の生きる姿勢
考え方が
そのまま相手との関係の作り方となって
でてくるんです。
私が最近とても気になるのは
50歳になっても
いまだに見た目だけの若さに固執し
異性に評価されたいと熱望している女性が
多すぎるということです。
若い頃のような美しさを
求めていくのはそれは素晴らしいことではあります。
しかし
口を開いた時
中身が50歳の女性が語ることではない場合
一緒にいる人は興ざめします。
大事なことは
その年齢に見合った
考え方、生き方をしているか
ということです。
修羅場を乗り越えてきていない人は
50歳になっても
60歳になっても
しゃべるとまだ小学生のようなことを
話しています。
自分がこの人と決めている相手とは
修羅場を避けてはいけません。
時間をかけて
根気よく
話し合うことです。
夫婦はその最たるものです。
私は本当はどうしたいのか?
あなたは本当はどうしたいのか?
お金の話、家族の話
肝心な話題から
スルリ逃げる関係は
いざ修羅場がやってきた時
化けの皮がはがれます。
お互いに覚悟を持った関係だから
親密になっていくことが
できるんです。
もうすでにギクシャクしてしまっている関係なのであれば
関係を修復しましょう。
その時に
修復できる関係と
修復できない関係があります。
修復できる関係は
もともとは親密な愛情で結ばれていた関係です。
この関係は根っこに信頼関係があります。
しかし長い年月でお互いの感謝を忘れ
言葉足らずでギクシャクしてしまっているんです。
これはどちらかが歩みよることで
修復が可能です。
修復できない関係は
もともとが冷たい関係、利害関係で繫がっていた関係です。
この関係はお互いが深い部分で敵意を感じているため
自分を素直に相手に出すということができません。
甘えることもできません。
特徴は「自分から歩み寄るなんて自分が負けた気がする」という
関係です。
このような関係は実は修復するのは
困難です。
理由はもともと繋がっていないから、です。
ギクシャクした関係を
仲良くした関係に修復するための
鍵は
自分が相手に歩みよる気があるかどうか
です。
自分が歩みよるなんてできない
だって負けた気がするから
という場合には
関係をダラダラ続けることで
自分の人生がどんどん暗く運が悪いものになっていきます。
はやく関係を解消した方がスッキリするのです。
先日、NHKカルチャー講座をしていた頃
ずっと学びに来て下さっていた女性のご主人と
お会いしたんです。
この女性は講座に来て下さっている時に
結婚し、私は結婚式にも呼んで頂きました。
ご主人は日本を代表する企業にお勤めです。
今回久しぶりの転勤でこの香川に戻ってこられました。
彼女はとてもおとなしく控えめな女性でした。
しかし、気働きが素晴らしく
当時の同じ講座にお越し下さっていた年配の生徒さんたちに
絶大な人気でした。
「まっこちゃんまっこちゃん」と
特におじさまに大事にされていました(^^)。
超高学歴の彼女だったのですが
家庭に入られ専業主婦に。
転勤される前に小さかったお子さんたちはもう小学生です。
彼女は転勤してからずっともう何年も
夏と冬には季節の心遣いとお手紙を送ってくださっていました。
ずっと、です。
そのたび私は「ああ、どうしてるかな」と思い出し
お電話をするという時間を過ごしていました。
彼女を見ていると
毎日の家庭での生活をとても大切に
生きているんです。
夫を大切にし
子供を大切にし
生活を大切にし
楽しんでいる。
特に何者かになろうと努力しているわけではないんです。
今の自分そのまんまでOkなんだとわかっているんです。
繊細な男性や
仕事ができる男性
ちゃんと家族を守ろうと考えている男性は
このように生活に根を張っている女性に
惹かれるものです。
ほっとするのでしょうね。
香川に戻ってこられたので
またぜひ当時の講座の皆様と「おかえりなさい会」を
したいと考えています。
待ってましたといわんばかりの
彼女のファンが多くいるんです。
すごいですよね。
これも彼女が持っている「可愛げ」能力です。
追伸
来週から徳島県の阿南市で街づくりプロジェクト
にでかけます。実は歴史の宝庫なんです。
私にとっては好奇心をくすぐられる場所なんです。
次回の知ったかぶり講座は
「金子みすず」です。
私が大好きな「寄りかからず」という詩をご紹介しておきますね。
自分の感受性くらい
ぱさぱさに乾いていく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし初心消えかかるを
暮らしのせいにはするな
そもそもが、ひよわな志にすぎなかった駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
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