強みを引き出す
話し方コンサルタント池田弘子です。
あなたは口が堅い方ですか?
それとも口が軽い方ですか?
こんな質問を私がさまざまな講座や塾の時に
ポンと投げかけることがあります。
その場にいる方はほぼ
隣の人や周囲の人の表情を見ながら
「まあ、私はかたい方かなあ」
「口の軽い人って結構いますよね」
そういった会話が交わされます。
口が軽い
といのは「癖」なんですね。
「癖」なので本人が
自覚していないことが
ほとんどです。
◯◯さんて~らしいよ。
◯◯さんとこの子供ってこうらしいよ。
◯◯さんて離婚したんだって。
◯◯さんて実は◯◯らしい
聞きかじった他人の秘密や
プライベートなことを
ペラペラとしゃベってしまう
これは「癖」なんですね。
最大の特徴は
しゃべってる本人に
一切の自覚がないということです。
私のもとに
ご相談にお越しになられる方が
こんなことを打ち明けて下さることが
あります。
それは
「あの人ともう距離を置きたい」
です。
今まで一緒にいたけれど
同じ場にいたくない
付き合いをやめたい
というものです。
最初は平気なんです。
しかし何年も一緒にいると
コップの中に
「なんだか嫌」
が溜まってくるんですね。
そのコップの「なんだか嫌」が
あふれ出してしまった時
「距離を置こう」
となるわけです。
面と向かって怒ってくるのではなく
なんとなく距離を置いていく
わけです。
数人で話しをしていても
「あ~~~その人知ってる~~
あの人ね~~らしいよ」
とすぐに口をはさんでしまう
という人は必ずいます。
どんな場にも必ずいます。
しゃべらずにいられない
つい口をはさんでしまう
よけいな一言をつい言ってしまう
その人の根っこにあるものの正体は
「自信がない」
です。
自分には自信がない
でも、注目されていたい
その根っこがあると
どうしても
しゃべることは
他人のゴシップや噂話
「聞きかじったこと」
になってしまいます。
語るべき自分の体験がない
語りたい想いがない
語れる言葉を持っていない
それが
「自信のなさ」です。
実は子供は
これをよくやります。
子供は未熟で体験が少ないので
内緒ってなかなかできません。
秘密を聞いたらすぐ
誰かに話してしまう。
中身が子供のまま
50歳になり
60歳になり
という人はたくさんいます。
いろんな人の中に入り込み
一見人懐っこく付き合う。
入り込んで知ったことを
今度はまた違う場所で
ペラペラとしゃべる。
これを繰り返していくうちに
だんだん
「あの人は危険」と
認識されるようになり
心許せる居場所がどんどん減っていく。
または
逆に
あの人にしゃべっておけば
勝手にしゃべってくれるから
わざと「これは秘密よ」と言って
情報を流す人もいます。
何十年も人との付き合いを
大事に構築し続ける人は
相手の秘密は
絶対にしゃべりません。
それは
相手を大事にしているから。
そしてその相手と
ずっと仲良く付き合っていきたいと
考えているから
言葉は本当に気を付けています。
ある女性は
よく一緒に集まっていた女性と
もう距離を置こうと思うと
話しました。
10年以上付き合っていた知人です。
「心がチクリと痛くなるような嫌な言葉を
何度も言われるんです」
最初は我慢できる程度だった。
でも、自分自身も年齢を重ね
もう残りの人生は
自分が大切にしたいと思う相手とだけ
深く付き合っていきたい
と考えたんです。
距離を置くことの罪悪感もあり
そんな私は自分勝手でしょうか?
そんな私は器が狭いんでしょうか?
もともととてもまじめなタイプの方だったので
かなり思い詰めて悩んでいたんですね。
こういう方とても多いです。
人と仲良くなるのに
友達になるのに
おしゃべりが上手な必要はどこにもありません。
逆に
口が軽い人が
口を開けば開くほど
人は離れていきます。
ペラペラとしゃべるから
です。
世界中のあらゆる宗教の行の中に
「誰ともしゃべらない」
という修業が
あります。
これは日常生活ではまず不可能です。
実際に体験された方は
わかると思いますが
「しゃべらない」
「沈黙でいる」
ということは
とても難しい。
口を閉じていると
自分の頭の中で
どんどん会話がはじまるわけです。
自分の中の独り言です。
これがとてもさわがしいわけです。
多くの人は3時間もすれば
脱落です。
つい
自分が思ったことをそのまますぐ
口に出して言ってしまう
頭の中にあることを
そのままダダダっとしゃべってしまう
つまり垂れ流し状態です。
いま、それを言っちゃダメでしょ
ってことを
言っちゃいけないタイミングで
それはもう見事に
しゃべってきてしまう。
言葉は口から出たらもう最後。
もう終わりなんです。
出た言葉はもう引っ込められない。
当の本人は
「どうだ、みんなが知らない秘密を
私が教えてあげたんだ!!」
とご機嫌かもしれませんが
聞いている人は
すーーーっと「距離を置こう」と心に決めるわけです。
そして人間関係をどんどん破壊していってることに
本人だけが気が付かない。
人と話すのに話し上手である必要は
一切ありません。
話下手であれば
相手の話を聴く9割に徹していれば
相手はあなたに好意を持ちます。
自分をよく魅せよう
自分に注目してもらおう
と自分がしゃべればしゃべるほど
本当の友達はいなくなります。
ある程度年齢を重ねていくと
どの人にも
いい時もあり
悪い時もある
表面だけの華やかな面を見ている人には
わからない
裏面に隠れている苦労の部分も
必ずあるわけです。
私たちの人生はすべて
コインの裏表ですので。
いいことが起こっている時は
同時に
同じ分量だけ
「負」を背負わせれています。
このグランドルールから
逃れることはできません。
ずっと学んで下さっている方は
両面あるよ
ということを心の中に知っているので
決して人の負の部分を
ペラペラ他人にしゃべるということが
なくなります。
そのしっぺ返しは
自分が必ず背負うことを
知っているからです。
そして
その「癖」を持っていると
人が離れていくことを
知っているからです。
いつも
口が災いする
いつも
余計な一言が多いと言われる
いつも
排除されてしまう
いつも
距離を縮めてもらえない
という意識がある場合
「一拍待つ」(いっぱくまつ)
ということを常に意識してみて下さい。
できれば
付箋で至る所に
「一拍待つ」と書いて下さい。
人と会う前
大勢の人の中に行く前
必ず「今日私は、しゃべる前に一拍待つんだ」と
決めて出かけてみてください。
ペラペラと口が軽いという「癖」を
治すことは実はできません。
これは長年のしみついた習慣であり
細胞レベルにしみこんでいるものです。
99%の「無意識」が
「口が軽い癖」を
暴走させ続けてるんです。
新しい「ルーティン」を
自分の中に染み込ませるしか
方法はありません。
自分のことは
自分では見えません。
しかし周囲には100%見えています。
周囲には100%理解されています。
それが
無意識の癖です。
だからこそ
普段「誰としゃべっているか」
とても大事です。
自分でも気が付かないうちに
「癖」が伝染します。
良い癖も伝染し
悪い癖も伝染します。
それが人間の性質です。
自分が一日しゃべった言葉をすべて
録音し、テープ起しをしたら
誰もがびっくりします。
そんなつもりがないけれど
無意識に口から飛び出している言葉が
あなたの人生を
引っ張っていく旗になります。
長く付き合える良好な関係を
ずっと維持するには
言葉に意識を張り巡らせることです。
「あの人のあの一言で
もう無理だと思った」
人が離れようと決めるきっかけは
無意識に発せられた「一言」です。
自分の人生をいつでも
どんな状況にいても
良い方向へ導いてくれる言葉の使い方。
春には準備してご案内しますね。
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第1の法則 セルフイメージ
第2の法則 聴き方のすごい効果
第3の法則 第一印象で好感をもたれる方法
第4の法則 人から好かれる声の作り方
第5の法則 伝わる話の組み立て方
第6の法則 あがり症の克服
第7の法則 魔法の言葉 ほめる口癖
あなたが、弱みだと思っていることは
実は「強み」であることはとても多いのです。
あなたの中に眠る強みを引き出し
どんどん世界を広げていって下さいね。
話し方が変わるとあなたはこんな風に変わります。
1、説得力が増します。
2、人に好かれます。
3、笑顔が素敵ですねと言われます。
4、はっきりモノを言える人間になります。
5、断れる人間になります。
6、悩みを相談されやすい人になります。
7、話しかけられやすい雰囲気になります。
8、自信がつきます。
9、信頼してもらえるようになります。
10、自分を好きになり、心から人を好きになることができます。
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