人を雇ったら自分がもう一人増えると思っていました。

自己表現したい|強みを引き出す話し方コンサルタント池田弘子

強みを引き出す話し方コンサルタント池田弘子です。

話し方のレッスンを受けて下さったことがある

女性からご相談を頂きました。

 

人を雇う立場の方であれば

きっと同じようなお悩みが

あるだろうと思います。

 

自営業の女性。

従業員はアルバイトの女性と

単発で作業だけをしてもらう成果給の若い男性1人と

大学院生の女性です。

 

一人で仕事をするのに

手が回らなくなり

知り合いの紹介で

アルバイトに来てもらうようになりました。

 

最初は女同士なので

友達感覚のようにフランクに仕事をしていました。

 

しかしだんだんと

彼女の中に不満が溜まってきてしまい

先日ついにキレそうになってしまうことがあり

私に連絡を下さいました。

 

ホテルのラウンジで待ち合わせ。

いつものにこやかな表情ではなく

明らかにお顔が曇っています。

 

彼女が吐き出した不満です。

 

①「そんなこといちいち私に聞かずに処理してよ」

というほど全部上司である彼女にまるなげ。

②外から帰って来たらアルバイト同士で

お茶飲んでべらべらおしゃべり。

私に気が付いたら急に席に戻って仕事をする。

③備品を壊してもそのまま

④お客さんから頂いたお菓子を勝手に食べている

⑤肝心なことの報告が一切ない

⑥新しいことをして欲しいけれどなんとなく嫌がる

⑦気が回らない

⑧自分ができる仕事しかしようとしない

 

このほか、えんえんと彼女の不満は続くわけです。

 

彼女が言った言葉です。

「人を一人雇ったら

私がもう一人増えるんだと思っていました」

です。

 

そう、思いたいですよね。

 

でも実際は逆ですね。

 

自分と同じコピーが欲しいと思って

人を雇うわけですが

そうはいかないのが

現実です。

 

 

一人でも人を雇ってみると

きっとそのご苦労を体験するはずです。

 

立場が違うから、です。

 

雇う側は

1円でも安い金額で

1秒でも長く

自社のために働いて欲しい

が、本音です。

 

そして

雇われる側は

1円でも高い金額で

1秒でも短く

休みたい

が、本音です。

 

身も蓋もありませんが

これが現実です。

 

ここに

やる気があるとか

将来の自分のスキルアップのために

という思いがある人はまた別ですが

多くは

お金のために自分の大事な時間を

会社に提供しているわけですから

立場が違って当然です。

 

 

今回の彼女のお悩みの本質は

「思っていることを

言えていない」ということに

あります。

 

私に吐き出した不満を

何一つ

当の本人たちには

面と向かって言えていない

というところに

彼女のモヤモヤが爆発せざるを得ないものが

あるわけです。

 

本当はこう言いたい

でも、言えない

言うと嫌な気分になる

相手に嫌われる

だから抑圧する

抑圧が溜まると

それは今度憎しみへと変わります。

そして自分自身への自己嫌悪に

なっていきます。

 

 

女性性が強く

男性性が弱い女性が

人を雇った時に

こういう風になりがち、です。

 

経営者である以上

女性でも

男性性が強くないと

仕事はうまくいきません。

 

男性性とは

論理的に話す

質問ができる

相手に理解できるように伝える

という性質です。

 

 

感情的にならずに

論理的に話すことができる

これはとても大事です。

大事なことは

バランスです。

 

どちらかだけに

傾くと

必ず歪がでます。

 

そして

日本の社会は

男性優位の社会です。

 

その中で男性性が弱い女性が

人を雇って経済活動で買っていこうと思うなら

ある程度の男性性が必要です。

 

 

彼女が一番最初に言った不満

「そんなことくらいあなたのところで

解決しておいてよ」

という問題ですが

アルバイトの女性は

どう解決していいのか

わからないのです。

 

どうすればいいのか?

どう対処すればいいのか?

どう話せばいいのか?

指導してもらっていないので

さっぱりわからない。

 

伝えてない

教えてない

にもかかわらず

「それぐらいわかるでしょう?」

「察してよ」

という女性独特の感覚で

人を雇ってしまうと

雇われた側も迷惑です。

 

私のところで

部下との関係性が非常にうまくいってるなあ

上手に部下を導いてるなあという女性がいます。

彼女が翻訳サービスの会社を運営しており

内部スタッフが3人

外部スタッフが13人です。

 

見せてもらって驚くほど

ここまで細やかに?というほど

マニュアル作成を徹底しています。

 

一度起こったことは

効率的に文書化して

パターン化してしまう

これは男性性です。

 

 

マニュアル???

そんなもので対応できないでしょう?

そう、思うかもしれません。

 

しかし実は

起こっているトラブル

やってきたクレーム

上司が部下にして欲しいことは

マニュアルに落とし込んでみたら

そんなに多くのパターンはないことに

気が付くのです。

 

 

航空会社の高品質なサービスは

その向こうに膨大な細かなマニュアルがあります。

 

最低限の基準が高いということもありますが

その最低限さえマニュアルにせず

「だいたいわかるでしょう?」

「それくらい察して動いてよ」

という雑な指導をしていたら

会社はすぐにぐちゃぐちゃになります。

 

人が少なくても

ルールを明文化しておくことは

大事です。

 

これは絶対にやってはいけない

という禁止事項は

雇われる側にとっては

「え?知らなかった」ということばかりです。

 

自分の常識は

相手にとっての非常識です。

 

雇っている人が

たとえアルバイトであっても

何か過失を起こしたり

お客様に対して何か問題行動をした場合は

すべて雇っている人の責任です。

 

「アルバイトがしたことなので」

は通用しません。

そんなに甘くはありません。

 

 

それは

伝えていなかった

指導しなかった

雇う側に責任があります。

 

自分勝手に話すことは

誰でもできます。

 

しかし

「話す」ということは

相手に「正確に伝わって」はじめて

成立します。

 

相手ありき、です。

 

私がどんなに

正確に

伝えたんだ

話したんだと思っても

相手が

「さっぱりわかりません」

となれば

これは伝わらなかった

ということなのです。

 

うまく話せない理由

うまく伝えられない理由

その最大の理由は

「相手が察してくれるだろう」

という思い込みです。

 

これは

日本人独自の「察する」という文化があるがゆえ

です。

 

私たちは小さいころから

親や先生に「察してもらって」

大きくなってきました。

 

特に日本の子供は

親にきちんと説明をしなくても

なんとなく理解してくれ

察してくれるという環境で

大きくなってきています。

 

今の60歳以降の男性などは特に

お茶を欲しいと言わなくても

先にまわりが「察して」

お茶が出てきた世代です。

 

お茶を欲しいということを

論理的に説明し

相手に理解して

出してもらえるようにする

という訓練など

一切受けてきていないのが現実です。

 

多くの現場で起こっている問題は

「こちらはちゃんと説明しました」

「いいや。聞いてません」

言った言わない

伝えた聞いてない問題です。

 

あなたの話が伝わらない原因の

もうひとつは

これから話す内容を

自分自身の頭の中で

整理ができていない

ということです。

 

自分の引き出しの中の知識を

思いつくままに

出して

相手にボンボンと

ボールを投げ続けているんです。

 

 

相手は

「もうお腹いっぱい、無理」

となって当然です。

 

私のところにレッスンにお越し下さっている方はみな

「自分はちゃんと話しているんです。

説明もしてます。

言われたことにちゃんと答えています。

でも・・・伝わらないんです。

でも・・・なぜか怒ってくるんです。

でも・・・でも・・・」

とおっしゃいます。

 

相手に伝える

第一歩は

「相手は私の事をまったく知らない」

「相手は私が話すことをまったく知らない」

という大前提を持つ

ということです。

 

多くの人は

自分の常識

自分のものさしで話しをします。

 

私たちはひとりひとり

信じているものが、違います。

 

信じているものが

違う人同士が

何かを正確に伝えあう

これは非常に高度なスキルです。

 

話し下手の人は

自分のしゃべりたいことだけ

しゃべります。

 

話し上手な人は

相手が聞きたい話を

しゃべります。

 

人を一人でも雇うのであれば

話し方、伝え方を

学ぶべきだと思っています。

2022年

ここまできたかというほど

違う価値観の人が溢れ

世代間ギャップだけでは言い尽くせないほど

私たちが生きている現代の人の

価値感は多様です。

 

話し上手

伝え上手

指導上手になるためには

リアルでの訓練が必要です。

 

もちろん基礎は重要です。

こうすれば伝わるという順番を

学ぶことは必須です。

 

 

私のレッスンでは

論理的に伝える(男性的感覚)

共感を持って寄り添う(女性的感覚)

男性性

女性性を

統合した母性型コミュニケーションの方法を

伝授しています。

 

この人がそういうなら聞こうかな

この人のいうことなら納得

そんな感情を相手に湧き上がらせる

コミュニケーションの方法が

必要なのです。

 

大丈夫です。

 

私たちは

何かができるようになる時

かならずある一定期間

訓練をしたはずです。

 

しかし

意識してする訓練も

繰り返すことで

無意識でできる状態に

必ず到達します。

 

そうなれば

あとは自動操縦です。

 

話し方

伝え方

が上手になり

さらに「相手にずっと好感をもってもらえ続ける」という

共感力まで

オートパイロットシステムで

あなたは誰と話しても

うまく関係性を築いていくことが

できるのです。

 

 

4月24日(日)の知ったかぶり講座は

「言葉の使い方だけで地位も権力も女性も思うままにした」ある人物を

取り上げます。

自分が発する言葉で相手がどう動くかを熟知していたからこそ

の人物です。

1000年前に実在したこの男性は

誰の心の中にもある欲望を見事に実現した人物。

しかもギラギラした権力者ではなく

周囲から愛され人望を集めながらも、手に入れていきました。

1000年前も今も

世の中で成功している人はみな

「人たらし術」を実践しています。

 

今回は、この男性を通じて

みなさまに現代に通じ、かつ、今すぐ使える「人たらし術」の実践術を

お伝えしようと思っています。

 

 

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愛媛県今治市生まれ。共立女子大学劇芸術学科卒。母性型経営@提唱。母性のものさしを学ぶ母性型勉強会を主宰。あなたから買いたい、あなたにまた会いたいと思ってもらえる話す力を個人指導。話し方を指導して40年。研修、講演回数は1500回を超える。

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