香川県高松市の
強みを引き出す話し方コンサルタント
池田弘子です。
怒る
ということに対して
あなたはどんなイメージを持っていますか?
私は先日、女性達の会にお招きいただき
3時間のグループワークをさせて頂いたんですね。
その時に
女性達が、話した言葉に
「なるほど~」と思ったことが、あったんです。
「怒りをコントロールできるようになりたい」
「すぐに怒ってしまう自分を変えたい」
「最近、怒りっぽくなっている」
「子供に怒っちゃいけないと頭でわかっていてもすぐキレてしまう」
こんな声が
「わかるわかる~」という共感とともに
飛び出してきたんですね。
確かに、怒りっぽい人って、
見てて嫌だし
怒ってもいいことないし
怒られるのも嫌だし
頭ではみーんなわかっています。
でも、怒ってしまうんですね(^^:)
それって、どうしてだか
ご存じですか?
怒りっぽい性格だから?
こらえ性がないから?
感情のコントロールができないから?
女性達から「ああかな、こうかな」といろいろ
出てきました。
相手が間違ったことしたから、怒るんです。
子供が約束守らないから、怒るんです。
理不尽なことされたから、怒るんです。
・・・って、たくさん出てきました。
怒りが湧き上がる原因は
ちゃんと、あるんです。
私たちが怒るのは
理由は、これ、です。
相手に期待しているから
なんですね。
自分がこうであってほしい相手の態度や行動や言動
自分がこうであるべき相手の態度や行動や言動
と違う態度や行動や言動を
相手がした時に
私たちは、「怒る」んです。
ご主人に対して奥様が怒るのは
「主人とは、普通はこうすべきもの」
奥様に対してご主人が怒るのは
「妻たるものは普通はこうすべきもの」
と期待しているんです。
勝手な「こうあるべき」
「こうでなくてはならない」
「こうでないと許さない」
「世間ではこうであろう」
勝手なイメージを相手に映し
その期待通りの返事やリアクションが返ってこなかった時に
私たちは、怒るんです。
腹が立つんです。
怒りが止まらない
世の中にいつも怒っている人というのは
しゃべっていることを
よく聞いて観察してみて下さい。
「常識では考えられない」
「普通は、ありえない」
「こんなことは許されない」
こういう言葉がよく出てきています。
自分の期待値通りのリアクションでないものが
自分に返ってきた時に
怒るんです。
怒る人が世の中に増えてきていますが
どうして怒っているのかが
見えてきましたよね。
もちろん私も
「ムカッ」とする時もあります。
でも、そういう時
自分の心の中をのぞいてみるとやはり
相手に期待しているんです。
「こういう時にはこう返してくるもんじゃないのかな」と
勝手に期待しているんです(笑)
人は、みな違う
感じ方も違う
正義も違う
時間の感覚も違う
私にとっての10分と、相手にとっての10分は感覚が違う
自分にとっての「まあ、いいだろう」と
相手にとっての「まあ、いいだろう」では全く違う
・・・・そういう可能性があるんだ
ということをいつも
思い出すようにしています。
そうすると
相手に期待しすぎずに、済みます。
相手に期待しずぎないと
腹が立つってあまり起こらないんですね。
怒ってばかりだなあ
という時には
自分の中に「こうあるべき」「こうでないと許せない」
というコダワリがあるんです。
逆に言えば
自分の「対応できるキャパシティーを超えちゃった」ということです。
持ってる器では対応できません!という状態です。
だから、怒るんです。
だから、腹は立つんです。
だから、イライラするんです。
自分の枠に相手をはめこもうとすると
相手が子供であっても窮屈です。
そして何より
怒っている人と一緒にいたい人は
いませんよね(^^:)
気が付かれないように
気が付かれないように
距離を置こうとしてしまうのが
人間です。
だって、苦しいですものね。
怒るのは相手に期待しているから
って知っておくと
楽になりませんか?
我が子にはどうしても
期待してしまう親の気持ちもわかりますが
過剰になってしまうと子供を潰してしまいます。
夫婦になると
長年続くとどちらかが病気になるか
離れるしかなくなるか
になっちゃいます。
いずれにせよ
相手に期待しずぎている時は
自分のことがおろそかになっている時です。
相手に期待しすぎる時は
自分の中がからっぽな時です。
自分がやってることに夢中になっていけば
相手に期待しずぎるクセはすぐに
なくなります。
これはクセなんです。
相手に期待しすぎるクセ、です。
育った環境や両親のコミュニケーションのパターンを繰り返し
見てきたことで蓄積されたクセです。
クセですので
「ああ、クセだったんだ」と気が付き
新しい考え方をインストールすること
新しい考え方や話す言葉を反復していくことで
「相手に期待しすぎてすぐに怒ってしまう私」から
抜けることが、できます。
思考も、考え方も
筋トレと同じです。
トレーニングすればするほど
鍛えられるのです。
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第5の法則 伝わる話の組み立て方
第6の法則 あがり症の克服
第7の法則 魔法の言葉 ほめる口癖
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