男も女も母から生まれてきます。 命の源、「母性」。

ここに全てのエッセンスがあると考えます。

「不安」な状態で生まれてきた赤ちゃんが最初に抱かれるのが「お母さん」です。
女性は自らのうちに優しさ、思いやりを併せ持っています。
そう、優しさや思いやりという「母性」の存在を、

女性たちはしばらくの間忘れていたのです。

本来、女性の持つ「優しさ」「思いやり」という「母性」の力を育んでこなかったことに

女たちがようやく気付き始めているのです。

競争、成功、成長、支配が「父性」の特徴とすれば

「母性」の特徴は優しさ、協調、思いやりです。
世の中は疲れ果て、みんな「安心感」を求めています。
女も男も、仕事や家庭に「母性型原理」の考えかたを取り入れ、優しさのものさしを用いることをすれば、

男性は女性の話をちゃんと聞き、思いやりを示す姿勢をとり、

女性は母性の力で疲れた男性を支えれば、家庭も職場も内から支える力となり、場が明るくなり、活気づくのです。

母性のものさし主宰 池田弘子

わかりやすく言えば

(サヌキ)とはオトコの本性、

(アワ)とは、オンナの本性のことです。

何かをしたいという意欲を持ち、目的にむかって突き進むのが(サヌキ)の性。

前後も見ずに飛び出そうとするサヌキに対して、それがうまくいくように、前にまわり後にまわり、右に左に(ココロ)を配ってその安全を守ろうとするのが(アワ)の性。

相手に対し、まず反発的に自己を主張し、相手を否定してまで、自分を通そうとするのは(サヌキ)の性。
相手が突き進んでくれば先ず身をよけてとおしてやり、それから相手が自分と 同じ心ならそのまま受け容れ、合わないときは合うようにしむけ、とにかく相手を立て、相手に順応しようとするのがアワの性。

「自分の生命の支配者は自分だ」という覚、これは最新の遺伝子学、バイオリズム、クローン的発想をも含む、サヌキ型思考。
それに対し、「自分は人間以外の大きな力によって生かされている」という感受性は、(アワ)の性の潜象感によるものではあるが、それを判断する力(サヌキ性)の低い者はそれを、自分の特殊な個人的「超能力」と錯覚する。

(サヌキ)の性は、
一方的であり、目的的であり、独善的であり、攻撃的であり動物的であり、主観的であり、現象系(外向的)であり、自己中心的であるのが特徴。

これに対して(アワ)の性は、
受容的であり、依存的であり、柔軟性であり、親和性であり植物的であり客観的であり潜象系(内向的)であり、環境適応性があるのが特徴。