強みを引き出す

話し方コンサルタント池田弘子です。

 

八方美人

という言葉を聴いて

あなたは

どんなことをイメージしますか?

 

「あの人、八方美人よね」

というと、

ちょっとなんだか嫌な感じの印象を持って使われる場合が

多いのではないかと、思います。

 

私は、八方美人、大歓迎です。

大賛成、

むしろ、八方と言わずもっとやって、という感じです。

 

私はよく人を観察しているのですが

八方美人を見事にやれている人は

ほとんどいません。

 

相手に応じて、

その場に応じて、

自分の表情を

自分の言葉を

自分の態度を

どんどん変化させられる人、です。

だから、誰とでも付き合える。

 

自分が好きな人としか、付き合えない

自分とは、違う感じ方をする人とは、付き合えない

自分とは、違う価値観を持つ人とは、付き合えない

 

 

嫌な人がきたら

顔に出てしまう。

苦手なのが相手にすぐ

伝わってしまう。

 

 

付き合えない

ということは、

その人には自分は対応できない、

ということでも、あります。

 

好き嫌いで

付き合う付き合わないを決められないのが

社会です。

 

私達が生きてる社会には

好きな人も嫌いな人も

います。

 

ご機嫌な人も

不機嫌な人も

価値観を押し付けてくる人も

理不尽なこと言って怒鳴ってくる人も

自分とは違った環境で育ち自分とはまったく違う感じ方をする人も

つぎつぎと

自分の目の前に現れてくるんです。

 

特に、仕事はそういう場です。

そういうもの、です。

 

嫌な上司

苦手な先輩

腹立つ同僚

感じ悪いお客

これは、いるのは、当たりまえ。

そういうもの、です。

 

だから、

人が転職したり退職したり

離婚したり、

人が配置替えする一番の理由は

人間関係のもつれ

になるのです。

 

お金の問題や

仕事内容を2位、3位にさしおいて

ダントツの理由が

人間関係でのトラブル

です。

 

 

しかし、どこにいっても

人間は、います。

 

人と会わないわけには

いかない。

 

そのたびに、

◯◯な人とは、付き合えない

自分が好むグループ以外の人とは付き合えない

となると

その◯◯な人が自分の前に現れ

関わらないといけないような状況になった場合には

もう、ストレスです。

 

ストレスが限界になると

精神の病です。

 

自分の枠以外の人が自分の前にやったきたなら

もうすぐにパニックになるのです。

 

◯◯な人ならいいけど

◯◯な人は、無理

と枠を決めないことです。

 

ちなみに

どの程度までなら人と付き合えるか

って枠は

自分で勝手に決めてます。

 

「私は、人苦手だし、緊張タイプだから

まあ、このへんまで」と

自分で決めてるんです。

 

自分で決めてるので

その枠以外の人とはもう付き合えない

違和感を感じる

必要以上に緊張する

自分が卑屈になる

などなど、自分の身心に支障をきたすのです。

 

キャパオーバーです。

と自分で自分にサイレンを鳴らすのです。

 

私は、僕は

こういう人間は嫌いだから、付き合わない

自分と同じように感じられない人は嫌いだ

という言葉を使わない方が、いんです。

使ってると

その言葉を一番聴いている自分は

「◯◯な人とは付き合えない」

「◯◯な人には対応できない」

と自分で自分に暗示をかけてしまうから、です。

 

一番楽チンなのは

誰とでも付き合える

です。

 

 

「私は、誰とでも付き合えます」

「私は、どなたがこられても対応できます」ってのが

いいのです。

 

大事なことは、

その場で、誰がきても

違和感なく対応できる自分かどうか、です。

 

「うわあ、嫌な感じの人がきた・・・」と

心の中で思ったとしても

満面の笑顔で

こちらから先に

「こんにちは!!!」

と言えるかどうか、です。

 

 

引いたらダメです。

コミュニケーションは一瞬です。

 

 

先にこちらが引いたら

「あ、引いたな」と察知するのが人間です。

 

一瞬のことですが

その一瞬で

その後の相手との関係性が決まります。

 

 

引いちゃダメなんです。

引くと自分がどんどん相手を怖くなるのです。

 

私の生徒さんで

相手に大きな声を出して

怒鳴られると

怯えてすぐ引いてしまう

という女性がいました。

 

よく観察していると

大きな声で強気で

押してくる人の前にでるともう

目が引いているんです。

怖がっているのが

透けて見えちゃう。

 

人間も動物ですので

本能で

「弱そうな相手」を嗅覚で見つけます。

そして弱そうな相手はますます

引いて怯えているので

相手はますます

威嚇してきます。

 

 

一瞬でも「引いて」しまうと

その瞬間に

「あ、引いたな」というのが

相手に見抜かれてしまうんですね。

そういうことって

経験ありませんか?

 

・・・と

ここまでは理屈です。

 

では、それをどうやったらできるようになるか?

 

ここが肝心です。

 

私はいつもお伝えしています。

 

何かができるようになるために

自分に新しいスキルを身に付ける時に

最短で最大の効果を発揮するのは

「それをやってる人と長い時間一緒にいる」

です。

 

そして

それができるようになった背景や

過去の体験談を聞きだす

です。

 

 

見て真似る。

 

その時のその場の

態度や、表情や

言葉をコピーするんです。

 

そこでの意識は

「この人の技を全部盗んでやろう」

です。

 

技を盗もうと意識している目は

見たらわかります。

ぼーっと見ている人の目も

見たらわかります。

 

 

ここで大切なことは

自分自身を対象化する

という作業です。

 

たとえば

あなたが習字を習うとします。

 

お手本の字

あります。

 

お手本の字を見ながら

ひたすらそれを真似ていきます。

 

短期間で上手くなる人は

先生の字と

自分の字を比べる人です。

 

上手くならない人は

自分なりに

書き続ける人です。

 

問題はその中にあります。

 

自分の書いた字を見て

先生の字と比べている

つまり

自分の字を客観的な立場で見ている

書いた字を対象化している

という事です。

 

これと全く同じで

自分自身の行動や考え方を

対象化して見る

という作業が

自分自身を成長させる鍵

になります。

 

 

この意識を持っている人は

実は何をやっても

上達します。

 

 

難しいのは

習字であれば

自分の外の紙ですので

客観的に

「ああ、これではまずいなあ」

見ることができます。

 

 

しかし

自分のやってる行動や言葉や態度は

自分自身が直接していることなので

外の紙のように

客観的に見ることができません。

 

 

だから

ビデオに撮って自分を見たり

自分がしゃべっている言葉を録音してみたり

コーチをつけて自分の姿を客観的に教えてもらったり

ということが必要になります。

 

 

自分の本当の姿を

一番知らないのは自分です。

 

 

隣の人や

目の前の人は

よく観察しています。

 

 

苦手な人を

わざわざ自分から作っているのは

「自分の思い込み」です。

「自分の使う言葉」です。

 

 

誰とでも付き合える

ということは

どんな場の中にでも

違和感なく入っていけるということです。

 

卑屈になるでもなく

傲慢になるでもなく

ニュートラルな自分のまま

その場に入っていける

ということです。

 

 

人によって

場によって

状況によって

自分の態度や表情

言葉遣い、敬語もすべて

使いこなせることができる。

 

そういう人は

「お声」がよくかかります。

 

 

想像もしないようなところから

「お声」がかかるので

当然出会いのチャンスが広がります。

 

 

誰とも付き合える

どんな場でも感じよく対応できる

そこをめざして

いきませんか?

 

 

次回の知ったかぶり講座では

「相手との距離を一気縮める方法」

をお伝えします。

 

会話をしている時

この人とは壁があるな・・・と感じた瞬間は

ありませんか?

 

その状態の会話は

実はストレスが強く

相手と深い関係になることは

難しいです。

何度会っても「ずっと壁があるなあ」と

思ってしまう相手もいます。

 

 

ではどうして「壁があるなあ」と感じるんだと思いますか?

 

そては

「思っていることを

口に出せていないから」

に他なりません。

 

心の中で「それどうなの??」と

思っているけれど

言葉には出せず

顔は平気なふりで

笑っている

そんなことは

ありませんか?

 

 

思っていることを

口に出せる関係であれば

距離は一気に縮まります。

 

でもそれができない

さあ、じゃあどうする?

という話です。

 

 

前回のマイフェアレディ会話塾では

このテーマで展開してみました。

男も女の関係も

上司と部下も

女友達同士も

これができれば

関係性は一気に深まります。

 

逆に言えば

これができずに

深い関係になることは

あり得ません。

 

 

うわっつらの関係が

1000あっても

それはどこまでいっても

うわっつら。

 

 

踏み込んでいける「技」を

あなたに伝授しますね。

 

さあ、次回の知ったかぶり講座

2023年4月9日(日)です。

お楽しみに。

 

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この7つの法則は

必ず実行できるものばかりなので

ぜひお試しくださいね。

 

第1の法則  セルフイメージ

第2の法則 聴き方のすごい効果

第3の法則 第一印象で好感をもたれる方法

第4の法則 人から好かれる声の作り方

第5の法則 伝わる話の組み立て方

第6の法則 あがり症の克服

第7の法則 魔法の言葉 ほめる口癖

 

あなたが、弱みだと思っていることは

実は「強み」であることはとても多いのです。

あなたの中に眠る強みを引き出し

どんどん世界を広げていって下さいね。

話し方が変わるとあなたはこんな風に変わります。

1、説得力が増します。

2、人に好かれます。

3、笑顔が素敵ですねと言われます。

4、はっきりモノを言える人間になります。

5、断れる人間になります。

6、悩みを相談されやすい人になります。

7、話しかけられやすい雰囲気になります。

8、自信がつきます。

9、信頼してもらえるようになります。

10、自分を好きになり、心から人を好きになることができます。

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愛媛県今治市生まれ。共立女子大学劇芸術学科卒。母性型経営@提唱。母性のものさしを学ぶ母性型勉強会を主宰。あなたから買いたい、あなたにまた会いたいと思ってもらえる話す力を個人指導。話し方を指導して40年。研修、講演回数は1500回を超える。

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