強みを引き出す話し方コンサルタント池田弘子です。

 

7月31日(日)は知ったかぶり講座です。

テーマは「与謝野晶子」を取り上げます。

今回はぜひこんな女性に聞いて欲しい

✅女性性を発揮して生きたいけど、どうしていいかわからない

✅頼りたいけど自分のパートナーが頼らせてくれない

✅女性として受け取りたいけど、相手が与えてくれない、甘えさせてくれない

✅男性社会でいつまで頑張り続けなくちゃいけないの?と思い始めた女性

✅大丈夫が口癖になって誰にも弱みを見せられない女性

今日は女性の方に向けたメッセージです。

私にもとにご相談にお越しになられる方の

8割は女性です。

 

そのうち、人前で自信を持って堂々と

話すためのレッスンをご希望の方2割。

ご自身の内面の問題や人間関係のもつれでご相談に

お越し下さる方8割。

 

年代は40代後半から50代の女性が圧倒的に

多いです。

 

母性型という考え方を発信しているので

女性性を解放してもっとラクな考え方をしたい

という方もいらっしゃいます。

 

先月からレッスンがスタートした

3人の女性はみな同じ年代です。

 

住んでいる場所もご職業も

違います。

しかし、3人の女性のお話をうかがっていると

共通する言葉が飛び出してきます。

 

こういうことって

時々あるんですね。

 

連鎖するんです。

 

この女性達の話を聞いていて

「母性型勉強会をやろう」と

決めました。

 

不定期ですが、平日の夜に

開催します。

 

ご案内しますので

ぜひ、男性もお越し下さいね。

(※どうしても女性が多くなるので)

 

今回お越し下さっている3人の女性は

みな、職業を持っています。

 

経済力もしっかりあり

ご結婚もされている。

50歳を過ぎても体型を維持し

ヘアスタイルやメイクも意識し

ひと昔前の「50歳」の女性ではなく

現代の「若々しい50歳」の女性です。

 

ハキハキと論理的に話されます。

厳しい母親にしっかり育てられ

受験も資格試験も就職もクリア。

結婚も問題なく。

 

しかし、ここにきて

何もかもリセットしたい

違う自分を生きたいという

湧き上がる欲求が

押さえきれなくなっている。

そんな状況です。

 

多くの女性が

なんだかモヤモヤするな

でも、そのモヤモヤの正体は何だろう?

そう、思っています。

 

モヤモヤの正体は

何気なくしゃべりはじめる

会話のやりとりに全て表現されます。

 

吐き出していくうちに

どんどんとモヤモヤの正体が

明らかになってきます。

 

ずっと頑張って生きてきた。

親に褒めてもらえるように

上司に褒めてもらえるように

夫に褒めてもらえるように

ずっと高評価を得るように

頑張ってきた。

 

でも、夫やパートナーとの関係が

うまくいかない。

不満。

 

いろいろと勉強されており

女性性は受け取る性質なんだ

自分の力だけで頑張って生きていこう

というのは違うんだとわかってはいるんです。

でも、私のパートナーがそれを

させてくれない。

 

本当は甘えたい

本当は頼りたい

でも、相手が頼らせてくれない。

相手が甘えさせてくれない。

夫に稼いできて欲しいけど

私の夫はメンタル弱いし

稼ぎも悪い

私が頼ると怒ってキレてくる

 

池田さんのメルマガを読んでいて

努力逆転の法則を知り

努力しない方が愛される

我慢しない方が、うまくいく

等のことを学んでいても

我慢しないと、「我慢しろ」と責められ

頼ると「頼るな」とはじかれ

頑張らないと「もっと頑張れ」と言われる。

 

親の影響から「我慢しなさい」「女なんだから」と

ずっと言われ続け、娘にも同じように

いい続けて育ててきた。

 

42歳で離婚して

その後は自分の収入で十分子供も育てられ

自由を満喫していたが

時折、満たされない自分や

寂しい自分がいて

彼はできるが

やっぱり「私が頑張らないと」と

すぐに思ってしまう癖があり

心底安心したりできない。

 

周囲の人からは

女らしいとか、言われるが

中身の成分はほぼ99%男

できているのではないかと思う。

 

いかがでしょうか?

少なからず同じように

感じている女性は多いのではないでしょうか?

 

これは世代もあります。

 

ちょうど今、40代後半以降の女性は

高度経済成長期の母親に育てられました。

 

右肩上がりで経済最優先の日本。

 

24時間働けますか?というCMがあった頃です。

 

日本の男性はそれはそれはよく働きました。

 

働けば働くほど収入は増え

生活はどんどん豊かになりました。

 

そして、その時代の母親もまた

時代の影響を受けています。

 

男も女も意識は外へ向いている時代です。

 

特に男は家の外へ100%意識が向いています。

 

当時の女性もまた、生活がどんどん豊かになり

外へ外へと意識が向いています。

 

経済力=豊かな生活=幸せ

だから、経済優先

だから、家族より経済優先

だから、愛情より経済優先

という構造が無意識に

心の中を占領しています。

 

男性は実は仕事だけでも

十分OKなんです。

 

満たされる。

 

仕事で成功する=自分の価値が高まる

そのことによって

アドレナリンがどんどん出る生き物です。

 

しかし女性は

そうはなっていない。

 

私は仕事人間だから

仕事でバリバリやってたら

ずっと幸せ

ってことは実はないんです。

 

仕事だけやってて

弱音を吐ける友達もいない

趣味もない

頼らせて甘えさせてくれて愛してくれるパートナーもいないけど

最高に幸せって、女性はそうはならないんですね。

 

そしてそれを望んではいない。

 

女性はいろいろ楽しみたいんです。

 

男性のように目標を高く定めて

1点に焦点を決めて

そこに到達するために

登っていく、というのは

実は苦手な生き物。

 

あれもいいな

これも楽しい

あの人のやってることもいいな

この人も素敵

わあ、楽しい。

いろいろ、好奇心が湧いて

手を出してつまみたい。

そうやってる毎日が

楽しい。

楽しいからどんどん夢中になってしまう

それが女性の本質。

 

でも、男性社会では

それを許してはもらえません。

 

結果が全て。

利益が全て。

欲しいものを得るには

我慢は当たり前。

頑張るからこそ、得られる。

それが男性社会です。

 

そしてその中に生きる女性達も

当たり前にそう思っているはず。

我慢は当たり前

頑張らなければ幸せになれない

だからもっと頑張れ

頑張り続けなさい

こんなメッセージを

受け続けるのが

私たちが今当たり前に生きている

男性社会です。

 

 

女性の時代と言われいますが

男性社会の中でどっぷりつかった女性は

見た目がどんなに素敵でも

内面はこうなっています。

 

私は見た目も中身も

まったく自信がありません。

 

です。

 

どんなに堂々としている女性でも

内面を探っていくと

「安心できるもの」

ないんです。

 

自分が自分のことをどう思っているのか?

それをセルフイメージと言います。

 

どんなに口でいいことを言っても

自分が自分のことを

「私には価値がない」

そう思っているなら

そっちが勝ってしまいます。

 

99対1で

心の中で思っていることが

勝利します。

 

マインドが大事

というのはそういうこと、です。

 

どんなに外側を飾っても

どんなに人に話す言葉を変えても

心の中で自分が自分のことを

「実は価値がない」

そう思っているなら、

そっちが実現するんです。

 

周囲は99%のマインドの方に

反応します。

99%のマインドと

同質のものが磁石のように

やってきます。

 

どうしてあの人は

あんなに美人で性格もいいのに

あんな暴力的な人とばかり

くっつくんだろう?

 

と思う人がいますね?

 

それはその人のマインドが

「私には価値がない」

そう設定されているから

その通りの人が磁石でやってきた

ということです。

 

マインドは

化学反応のように

磁石のように

自分が心の中に抱え持っている

マインドにピッタリの人や事柄を

運んできます。

 

 

見た目も中身も自信がない女性は

特に男性に多くを求めます。

 

もっとお金を使ってよ

もっと時間を使ってよ

もっともっと私に尽くしてよ

そう、なります。

 

相手がどれだけ自分に

お金を使ったか

時間を使ったかで

自分の価値を測ってしまう

歪なモノサシが自分の中に

できてしまっているから、です。

 

私が頑張らないと

誰も何もしてくれない

私が弱みを見せても

私を守ってくれる人はいない

私が死ぬまで「男役」をし続けないと

誰も何もしてくれない

 

そう思い込んでいるのは

自分自身です。

そのカラクリに気が付くことで

女性は一気にラクに生きることが

できるようになります。

 

相手の問題ではないんです。

 

自分の中のこんがらがった糸を

ひとつひとつ丁寧にほどいていく作業が

必要です。

 

ここ2~3年で非常に多い

女性性と男性性のテーマです。

私の人生のテーマでもあります。

50年ちかく「男性性全開」で生きてきて

いまさらどうやって女性性を解放していけばいいのか

わからない。

「私だけが頑張り続けなくちゃいけない」

という意識が

頭じゃわかっていても

どうしても抜けない

という方にはぜひ学んで欲しいことです。

 

 

7月31日(日)知ったかぶり講座では

激動の時代に生きた与謝野晶子の人生を通して

現代に生きる女性達の

モヤモヤの正体を紐解きます。

お楽しみに。

 

 

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愛媛県今治市生まれ。共立女子大学劇芸術学科卒。母性型経営@提唱。母性のものさしを学ぶ母性型勉強会を主宰。あなたから買いたい、あなたにまた会いたいと思ってもらえる話す力を個人指導。話し方を指導して40年。研修、講演回数は1500回を超える。

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