強みを引き出す

話し方コンサルタント池田弘子です。

 

東京に来ています。

母校の同級生と集まる会に来ています。

 

愛媛の今治から

上京し、狭い下宿で一人暮らし。

 

でもちっとも寂しいなんて思いませんでした。

当時の私は希望しか、なかった。

好奇心しか、なかったんですね。

懐かしい思い出が蘇ります。

 

大学を卒業してもう

何十年でしょう?

 

それでも会えば一瞬で

「門ちゃん」←井門弘子だったので「もんちゃん」と

呼ばれてました。

当時の気持ちに戻ります。

 

そして明日から北海道に行きます。

遊覧船沈没事故が起こった

知床の近くに行く予定です。

来週の講座でまた

お話しますね。

 

さて、あなたは

お買い物、好きですか?

私は、大好きです。

いろいろなところに行って

うわあ、欲しいなあと思ったら

結構買ってしまう方なんですね。

 

ぶらりお店に入った時

入ってくるのを見た瞬間に

「何かお探しですか?」と近づいてくる時が

あります。

そうなると

瞬間「あ、売りつけられるかも」と

思ってしまう時があります。

 

先日もレッスンの時

住宅展示場に見に行ったら

入るなり営業マンが近づいてきて

アンケートに記入して下さい

ご購入は?ご検討ですか?

矢継ぎ早に話されて

逃げるように出てきたという話を聞きました。

 

ありますよね。

声をかけられたら

ゆっくり見ようと思ったのに

「もうゆっくり見られない。

売りつけられる」

そう思ってしまう瞬間。

 

人間って

売ろう売ろう売りたいって

やってこられると

声に出して言わなくても

反射的に

「逃げなきゃ!売り込まれる!」って

なってしまうものなんです。

これは、当然の反応です。

 

私たちは自分が納得して

欲しい!!って思って買うのは

大好きです。

 

でも無理やり説得されて

買わされるのは

大嫌いなんです。

 

 

ここを間違うと

どうやっても

うまくいかない。

 

最初はうまくいっても

継続しない。

 

その後、縁を切られる

ということが

起こります。

 

 

たとえば

私が

「私の個人レッスンは

素晴しいですよ」

「私のサービスを

ぜひ買って下さい。」

「本当にいいものですから!」

と私が言ったら

いかがでしょう?

 

 

引きません???(笑)。

 

 

今は情報が溢れている時代です。

どんな商品でも

スマホで検索すると

いろんな情報、意見が

すぐに表示されます。

 

 

人は警戒しているんです。

あの人

この商品すごいって言ったけど

スマホで検索したら

「どうもあやしい」。

 

となると

そっちの情報を

信用してしまうことだって

あります。

 

 

その商品の

機能や品質の良さ

自社が発信しているだけのメリットは

実は相手には

届きません。

 

 

じゃあ、何が届くのか?

 

あの人にまた会いたい

と思わせる関係性、です。

 

 

あの人が言うなら

あの人がそういうなら、そうなんだろう

という関係性です。

 

 

力づくで説得しようとしている人は

もう相手に不快感を

与えているんです。

 

 

日本人は優しく

聞き上手なうえ

相手に悪いなという気持ちがあるがゆえ

話を聞いてはくれます。

ニコニコと聞いてはくれます。

 

 

しかし

心の中では

売り込まれて不快

と思っています。

 

 

じゃあ、どうやって

売ればいいんですか?

どうやって

買ってもらうんですか?

いいところ

説明しないと買ってもらえないじゃないですか?

そう、思いますよね。

 

 

それが

相手が欲しくなるような

相手が自分で納得してしまうように

話をすればいいのです。

 

 

これが前回お話した

代理想像がきくかどうか?

ということになってきます。

 

目の前の相手が

何を欲しがっていて

何に困っていて

何を怖がっていて

何を解決したくて

何を隠したがっているのか?

 

 

それを察していくのが

代理想像です。

 

 

自分の言いたい事だけ

自社のアピールだけ

製品の機能だけ

聞かされるのは

もう、嫌、なんですね。

 

 

相手が先に興味を持つから

こちらの話を聞いてくれるんです。

興味もないのに

売り込むと

「逃げたくなる」のは

あたりまえです。

 

 

私のサービスも

お客様が私の発信を見て

「ぜひ相談に乗って下さい」

とお越し下さるから

私の話が通っていくんです。

 

 

人との関係でも同じですよね?

相手が自分に興味関心を持つには

私は今、どう話せばいいのか?

どうふるまえばいいのか?

 

私が「これ、いかがですか?」と

売り込むのではなく

「どんなことされてるんですか?」

とたずねたくなる

連絡をしたくなるには

どうしたらいいのか?

 

そう、想像するんです。

 

 

あらゆる関係で

この代理想像は

役に立ちます。

 

 

自分にばかりベクトルが向いていると

私は私は私はと・・・

いきなり自分の人生を語ってしまうことになります。

 

覚えていてください。

 

お客様が興味を持っているのは

「自分」のことだけ、です。

自分にしか

興味がないんです。

 

私はこうだ。って言ってる限り

お客様は集まりません。

 

あなたはこうですよね?

お客様を主語にして話をし

会話をするんです。

 

 

電話帳の

「あ」から始まる順番に

電話をかけていけば

1000人に1人くらいは

買ってくれる

という時代遅れの売り込みは

やってる人間が消耗します。

 

いまだにありますよね?

見知らぬ番号からいきなりかかってきた電話。

 

恐らく会社で教えられた内容を

そのまましゃべって

セールスしたり

資料を送りつけたりするわけなのですが

不快極まりない態度の電話も多く

「今、忙しいので」と言う時間も

もったいなく早く切りたくなるわけです。

中には怒鳴って怒って

電話を切る人もいます。

 

 

嫌がられるのをわかって

売り込んでいくのは

やってる方も

受ける方も

ストレスのかけあいです。

 

自律神経は常に

戦闘状態にあり

緊張を強いられます。

病気になっちゃいます。

 

事実、

売り込みをする

オペレーションセンターは

心が病んで仕事ができなくなる人が

多い職場です。

 

個人レッスンにお越しになられた方で

「電話をかけたかけた相手から怒られ怒鳴られるのがつらい」

ということで

お悩みを抱えている方もいらっしゃいます。

 

 

売り込み方を必死で研修を受けている人は

まだたくさんいます。

会社で地獄の訓練をしている人も

まだいます。

でも、その方法で上手くいく人と

上手くいかない人がいるんです。

 

女性は特に

受けの技術を学んだ方が

実はうまくいきます。

 

相手が欲しくなる話し方

相手が聞きたくなる話し方

相手が自分に興味を持つ話し方

 

仕事も人間関係も

まったく同じです。

 

相手が聞きたいことを

話す。

自分が言いたい事は

相手の心の扉が

開いてから、です。

 

次回の知ったかぶり講座

今回登場するのは、天才詩人、北原白秋です。

日本人であれば誰しも口ずさんだことがある「待ちぼうけ」など童謡の詩人ですね、

童謡という穏やかなイメージとは程遠く離婚再婚スキャンダルを繰り返しました。

登場するのは北原白秋を支えた女たち。

こんな女性がいたんだ!!!

現代は自由な時代と言われても実は結婚制度にガチガチにしばられ

女性たちは解放どころか罪悪感や自責の念でいっぱいになりながら

生きている人がどこか多いように感じます。

3人の妻たちから見えてくる北原白秋の人生にせまります。

そして最初のスピーチは吉本さん。

テーマは「私の母は池田弘子」(^^:)。お楽しみに。

人間関係の悩みなら強みを引き出す話し方コンサルタント池田弘子

 

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愛媛県今治市生まれ。共立女子大学劇芸術学科卒。母性型経営@提唱。母性のものさしを学ぶ母性型勉強会を主宰。あなたから買いたい、あなたにまた会いたいと思ってもらえる話す力を個人指導。話し方を指導して40年。研修、講演回数は1500回を超える。