部下に指示が通る話し方|強みを引き出す話し方コンサルタント池田弘子

強みを引き出す話し方コンサルタント池田弘子です。

先日お送りした「都合のいい女」の記事に

とても多くのメッセージ頂きました。

 

一人が口火を切ってくれると

その途端に一斉に「私も私も実は・・」というように

心の内を語って下さるってことは

講座でもこのブログやメルマガの世界でも起こります。

 

1人の悩みはその向こうに

1000人が同じように感じています。

 

 

これは皆様にお伝えしておきたいなという

内容を頂きましたので

どんどん書いていきますね。

 

 

今回はある女性経営者の方との

個人レッスンでのことです。

 

「私が社長で社員を雇っているのに

社員にいうことをきかせられません。

私が社長で給料を払っているのに

社員に強いことが言えなくなってしまっている状態です。」

 

彼女はとても優秀な女性で

会社をこうしていきたい。

 

こんな仕組みを作っていきたい。

売って終わりではなく

顧客として関係を作っていくようにしてきたい。

 

目標をしっかり持っています。

 

しかし、自分一人では回らないからと

社員を雇い、パートも雇い

会社を経営しています。

 

 

部下は全員自分と同じ世代か

年上です。

 

上から目線ではなく

フラットな関係でやっていきたいと考えていたため

社員を立てて

押さえつけたり命令するのではなく自由な

感じで仕事をしてもらおうと

やってきました。

 

 

しかしこの状態で5年。

 

気が付いたら

社長の言うことをきいて

即実行にうつしてくれる社員が一人もいない。

 

 

Aさんには何かをお願いしても

「今、忙しい」

「そういうのはうちの業界には向いていないと思います」

「お客様の対応で手いっぱいです」

と日々のルーティンの仕事以上は

取り組もうとしない。

 

Bさんにはそもそも

強く言いにくい

強く言うと逆に反論される

 

 

言うことをきいてもらえる人がいなくて

それでも新規でやっていきたいことがあるので

しょうがないから

新しくその分野をやってくれる

アルバイトを別に雇ってみたり。

 

 

人件費の比率が

ものすごく高いことに

気がついたんだそうです。

 

 

こういうこと

本当に多いですね。

実際私のところに部下の動かす話し方で

レッスンを受けにこられる社長さん

多いんですが

8割の社長さんが

「部下に強くいえない」

「部下にいうことをきかせられない」

っておっしゃいます。

 

 

社員と仲良くしたい

社員に辞められたら困る

社員と関係を良好にしたい

そう意識しすぎて

部下に強くものがいえなくなっている

こういうこと

とっても多いです。

 

 

はやく気が付いてよかったですよね。

このまま経営続けていくと

穴があいたザルに水を注いでいるようなもので

人件費だけがどんどん重なって

新しいことが形にできない負債が

どんどん重なっていきます。

 

 

私はコミュニケーションの専門家ですが

コミュニケーションって

日常生活で友達や家族とするする

コミュニケーションと

会社を経営していくためにする

コミュニケーションって

まったく違うってこと。

 

これをごちゃごちゃにしちゃって

社員とお友達なんてやってると

会社もおかしくなる

実はその社長に雇われている社員もずっと不安

お客様はもっと不安ってことが

起こります。

 

 

日常のコミュニケーションって

だいたいは

ちゃんと相手に合わせて

「へえ、そうなんだ。」って目みて

よく話を聞いて同調していくと

うまくやれます。

 

今だったら

「蒸し暑いね~。梅雨はじめじめするよね~」って

言われたら

「ほんとう、蒸し暑いよね~。はやく梅雨あけたらいいよね」

って同調していけてたら

友達や家族や恋人は

仲間同士や同僚同士は

なかよくやっていけるんです。

 

 

でも

経営となると

コミュニケーションの質はまったく次元が

違うものになります。

 

 

もしあなたが社長なら

人を雇っている立場なら

あなたが今、頭の中で考えていること

会社をこうしよう

繰り返しうちに来てくれる関係性を

顧客に対してアプローチする仕組みを作っていこう

新規事業を立ち上げよう

っていろいろ

頭の中にあること

つまり

「社長の目標」を

部下にやってもらわないと

いけない。

 

 

社長がこうしたい

ってなった時

その社長の思考を

部下に一緒にやってもらわないといけない。

 

 

そのためには

部下は嫌かもしれないけど

部下の考えや価値観を曲げてもらってでも

一緒にやってもらわばければいけない。

 

 

社長が部下にとる

コミュニケーションっていうのは

部下の思考をある意味

変えさせる話し方でないと

いけないってことがわかります。

 

 

 

ここをちゃんと

押さえておかないと

今後ずっと

自分の会社の社員なのに

社長のいうことをきかない。

 

誰が社長なんだか

さっぱりわからない

管理体制が無茶苦茶の会社に

なってしまいます。

 

 

そもそも

経営者は

自分の会社の社員が辞める

ってことを

良くない事、恥ずかしい事だって

思い過ぎてる傾向が強いです。

 

 

この時代の流れがはやい時に

長年いる社員がずっと辞めない組織って

ある意味危険です。

 

私がずっと見ていると

組織の中で常に1~2割は入れ替わって

新陳代謝している会社は

活性化してます。

 

 

勉強会や講座でも同じで

常に1~2割は新しい人が入れ替わっていってるのが

最適です。

 

 

人を一人でも雇っていくと

経営しなきゃいけない。

経営って

ちゃんと会社って組織を管理して

運営していくってこと。

 

そのために

必要なことって

社員と仲良しになることでも

社員の機嫌を取ることでも

ありません。

 

大事なことは

ちゃんと

統治するってこと。

 

ちゃんと統治する

ちゃんと指示命令ができるってこと。

 

圧倒的に上から指示命令ができると

部下は安心します。

 

どうかなあ

お願いできるかなあ

なんて、弱気で指示されると

部下は不安になって当然です。

 

 

何度もお伝えしていますが

人との関係は対等になった時

関係が拮抗した時

対立します。

そして相手は腹が立つんです。

そして相手は対等な相手のいうことはききません。

 

 

上司と部下の関係が

お友達みたいに対等になりさがった瞬間に

もう無理です。

 

一度対等になった関係を

改めて上下関係に戻すのは

難しい。

というより私の経験上

無理です。

 

人を変えないと

無理。

 

 

人に強くモノを言えずに

気が弱い社長さんには

上からしっかり指示命令で

言い切っていく訓練を

私はして頂きます。

 

 

誰もが知っている大企業や

一流企業の社員なら

それをしなくてもいいんです。

 

理由は

大企業や一流企業に勤めてるってだけで

辞めたくないって社員がいます。

辞めたくないから

上司のいうことをきいておこう

ある程度頑張ったら

これだけの役職とこれだけの給与が

だいたい見えているって会社なら

それをしなくてもいい。

 

 

でも日本の9割は中小企業であり

その多くは社員10名以下の

小さな会社です。

 

 

中小企業の社長は

経営者自らが

自分で「統治」をちゃんと

やらないといけない。

 

ここが大変なんです。

 

 

でもこれをちゃんと

やらないと

社員は言うことは絶対ききませんし

社長がやりたいことは

実現しない。

 

人を増やしても増やしても

人件費比率だけが高くなって

結局

私がやった方がはやい

って社長自らが

休日返上、夜遅くまで

仕事しなきゃいけなくなる。

 

 

 

人を一人でもやとっている経営者は

雇っている部下に対して

「この人にはかなわない」

「この人怒らせると怖い」

ってものをもっておかないと

なめられて大変です。

 

 

私の生徒さんで

ものすごく数字に強い女性社長がいるんです。

で、数字を見せながら社員に

毎日話をする時間を取ってるんですね。

 

彼女の部下は

彼女より年上の男性もいます。

 

今こういう数字で

過去はこうで

これをやっていくとこんな数字でって

ちゃんと視覚で見せて

社員を圧倒的に納得させちゃう。

 

 

数字に強くて

数字を使って会話ができるようになると

聴いている側は

「この人ものすごく賢いんだな」って

感じるんですね。

 

だから彼女は

会話の中でいつも勝っていける。

 

数字を使って会話していくうちに

「あ、この人の思考って深いんだな」ってことを

社内の人間にも見せていくし

同時に社外のお客様にも見せていくのが

とても上手。

 

 

何かで圧倒的に勝つものを

もっておく。

数字なら数字

教養の会話なら教養

なんでもいい。

 

 

他の人が普通できないようなことを

圧倒的レベルにしておく。

それも人前で話した時に

「わ、この人すごい」ってなるレベルで。

 

 

会話の質で勝っていく

社員との会話は同調ではなく

上からきっちり指示命令。

 

社長がやらないといけない話し方は

社員の今の価値感や思考を曲げてでも

自分の合わせて一緒にやっていってもらうこと。

 

 

仲良くなることではなく

社長がかかげたあの旗に向かって一緒に走ってもらうこと

です。

 

 

部下を動かす話し方は

学んだことがない場合は

はやくやった方がいい。

 

 

それは

世間で出回っているコミュニケーションの本には

一切かかれていないことだから。

 

 

先週、外国航路をメインで回っている

海運会社の3代目社長さんと

2代目社長さんと、地元の議員さんと

お食事する機会があったんですね。

 

 

この3代目社長

まだ30代。とっても優秀。

 

 

何が優秀って

自分がどの位置に座らないといけないか

はっきりわかっていたんです。

 

 

日本人は上座に座るのを

嫌がります。

王様の席があり

その横に側近の席があり

そのまた周辺のその他の役職の席があると

多くは周辺から座っていく。

 

 

王様の席だけが

がらあき。

 

誰もそこに座らない。

 

 

王様の席に座るには

ちゃんと

圧倒的上からモノを言えないといけない

もじもじ下から

遠慮がちに弱気で話す人は

その席には座れない。

 

 

 

人をやとって組織を作るのが

経営です。

経営で大事なことは

ちゃんと「統治する」ってこと。

統治するってことは

相手の考えを

曲げてもらってでも

一緒にやってもらうってことです。

 

 

 

社員から見て

うちの社長

優しい

なんでもいうことをきいてくれる

って状態になってたら

もう大変ってことです。

落ち目になるのは時間の問題。

 

 

これは人間関係で考えても

同じです。

 

あの人優しくていい人よねって

誉め言葉じゃないですよね。

いい人はどうでもいい人。

 

 

組織を動かすには

コミュニケーションの質とレベルが

まったく違う要素が必要です。

 

 

一番恐ろしいのは

周囲にお手本となるモデルがいない時です。

お手本がないから

自分流で

優しくてお人よしな

話し方、今までのコミュニケーションの方法で

部下に対して話しちゃったり

お客様に対して話したりしてしまう。

 

 

 

経営者のあなたに必要な

話し方は

相手に考え方を曲げさせるってこと。

ここなんですね。

 

部下にも

お客様にも

考え方を曲げてもらう

思考をあなたの話し方によって

変えさせてしまう

 

 

 

それをやらないと

いつまでたっても

部下にはお願いしてもいうことをきいてもらえない

お客様にはいつまでたっても

お願い営業しかできなくなる

 

 

 

逆の立場にたてばすぐにわかります。

「この人のいうことは

適当にはいはいいっておけばいい」

そう思われたら

もうおしまいです。

 

 

 

海運会社の三代目社長さん

勉強会にもお越し下さるとのことですので

一度お話をして頂きますね。

 

 

ああ、何十億ものお金を動かしている

社長ってこんなセルフイメージで

こんな風に思考して

こんな風に会話するんだな

質問にはこう答えるんだなってことを

目の前で見て聞いて

空気を感じ取って自分の中に

取り込んでもらうことが

どんな本を読むより

はやい。

 

 

人間の思考の深さって

実際に会って会話している人の数なんですね。

 

だから

あ、自分はここのレベルまで

いきたいなってなった時

もうそこに行ってる人と会って会話する

その数が多ければ多いほど

自分は勝手に成長する。

 

 

深い思考で生きている人と

実際に会って会話する

これほど

はやい学習の方法は他にはない。

 

 

スピードラーニングですね。

 

 

人を一人でも雇っている社長さんは

「統治する」って意識を

今すぐ頭の中にプログラミングして下さい。

 

そして

実際にそれをやってる人と

たくさん会って会話することです。

 

最低3回は続けて会って会話して

いくと

「ああ、こういう時はこう部下に言えばいいんだ」ってことが

細胞からしみこんできます。

 

 

人間にとって

最高の喜びって

知らなかったことに

気が付いていくこと。

 

 

どんどん気が付いて

どんどん取り込んで

新しいプログラムを脳の中に

入れていくんです。

 

 

過去に捉われている場合じゃない

こうしている場合じゃない

って

駆け出したくなるような感覚を

いつも持っていると

人間って最高に活性化します。

 

 

駆け出したくなるような

高い感覚をあなたにインストールする

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愛媛県今治市生まれ。共立女子大学劇芸術学科卒。母性型経営@提唱。母性のものさしを学ぶ母性型勉強会を主宰。あなたから買いたい、あなたにまた会いたいと思ってもらえる話す力を個人指導。話し方を指導して40年。研修、講演回数は1500回を超える。