母性型会話術の

池田弘子です。

 

「この人と結婚しようかどうか

迷っている」

というご相談があります。

 

婚活をしようと決めてから

数年が過ぎています。

 

その間にいろいろな出会いがありました。

 

最初に会って、

連絡先を交換して

2~3回2人で会うのですが

その先に進展しない

ということなのです。

 

「結婚しようかどうしようか迷っている」彼女は

こう、言います。

 

①まだ、会ってまもなくて相手の生活環境もよく知らない

②相手の経済状況もよくわからない

③まだ少ししか話してないのでどんな人かわからない

④自分に合うかどうかわからない

 

「そう、ではこれが

わかれば、結婚したいのかしら?」

 

と問うと

「う~ん、ビミョーです、先生(笑)」

 

 

すべての問題点や疑問点が

解決することができたら

その人と結婚できるのか?

 

 

そういうものでは、ありませんよね。

結婚や

恋愛は

「理屈では説明できないけど気になる」

「とにかく一緒にいたい」

「他の人に渡したくない!」

こういった

感情

ですね。

 

いわば、気持ちです。

 

その肝心の

気持ち

が、湧き上がってこない人が

増えている

ということなんです。

 

何が何でもこの人と離れたくない

この人と一緒にいたい

この人に振り向いてほしい

 

そういう

「必死になる気持ち」が

そもそも

湧き上がってこない状態で

どんなに婚活しても

「その気」になっていないので

成立は難しいんです。

 

 

彼女の本心は

「結婚したくない」

のです。

 

 

頭では「結婚しよう」と考えているけれど

深い部分で「結婚したくない」と思っている

のです。

 

なので、実はどんな話がきても

成立は難しいのです。

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こういうケースはとても多いので

ご紹介しますね。

 

彼ら

彼女らの話をずーっと会話の中から聞いていくと

「親からのプレッシャーがすごくて」

ということで

頑張って婚活していたり、するんです。

 

「あなたはどうしたいの?」と

聞くと

黙るんです。。。。

 

「私が・・?どうしたいか?

ええと・・・・そんなこと考えたこともなくって

う~ん、わからない・・・」

「う~ん、親がどうしてもってうるさいけど

僕はどっちでもいいんです」

ととても困った表情になってしまうんですね。

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「どうして結婚したいの?」

と聞くと

「ええと、歳も歳だし」

「親や近所の目もあるし」

「将来も不安だし」

「友達もみんな結婚しちゃって遊ぶ人いないし」

「子供が産めるリミットがあるし」

出てくる言葉はすべて

周囲からの目を意識している自分です。

親の目を意識している自分です。

 

私が、こうしたい!

「私主体」の言葉は一切出てきません。

 

個人レッスンをしてるうちに

こういう方が本当に多いことを

知ることになりました。

 

 

母親が気に入る男性

母親が気に入る条件の男性を

探しているんです。

 

 

これでは

出会えないですよね。

 

私はどんな人生を送りたいのか

私はどんな時うれしいのか

私はどんな時しあわせを感じているのか

私は何を大事にしてるのか

 

そんなことを

考えたこともない

つまり

自分の人生を生きているのではなく

親から譲り受けた価値観が「自分の人生」と信じ

その価値観に合った生き方を

している

ということなんです。

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共通しているのは

「いい子」だった

ということです。

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子供時代から大人になるまで

反抗期がなかった

ということなんです。

 

親に逆らうことなく

親の価値観を疑うこともなく

「いい子」をずっとやってきた。

 

私は「いい子」に注意

といつも言っています。

 

親が子育てするのに手をつけらないほど

やんちゃで親を困らせるような子ほど

社会に出た時、精神的自立ができやすいんです。

 

 

自我がそこで育つから、です。

 

親に反抗した子供ほど

自立がはやい。

 

自分はこれが好き嫌いと

自己表現をしているんです。

好き嫌いが表現できるんです。

 

 

子供が「こうしたい」という気持ちが出た時に

親が先回りして

「こうしなさい」

「ああしなさい」

「それはだめ」

「これはだめ」

とやり過ぎてしまうと

子供は

自分の気持ちを表現する機会を失います。

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そのまま大人になると

頭脳は優秀だけれど

「やりたいことが見つからない」

「自分が何を好きなのか、わからない」

「どんな人と結婚したらいいのか、わからない」

という状態に

陥ってしまうのです。

 

 

殻を破る

ということは

親の価値観から抜け出て

自分自身の身体から湧き上がるような感情を体験していくことです。

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言ったこともないような言葉が出てきちゃうことです。

その時には必ず衝突が起きます。

 

それを反抗期と言います。

 

未熟な親は

子供を自分の手のひらの中から

出さないように

踏み出さないように

囲ってしまいます。

 

親もまた不安だから、です。

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親離れができない子供を増殖させているのは

子離れできない親、なんです。

 

親がつくった囲いから

ある時期

ドーンと衝突して

出ちゃった人は

大人になってから

親といい距離を保てます。

 

 

依存しあうのではなく

大人として会話することが、できます。

 

思い切って親から飛び出した人は

べっとりくっついていた時には見えなかったことが見えてきます。

 

親のことが客観的にわかるから、です。

 

べっとりすぎると

共に依存しあう関係になり

歳をとっても

離れられない

という大人子供を作ってしまうのです。

 

 

親に依存し子も親に依存した関係にある人が

他人と長く続く関係を構築していくことは

できません。

 

 

異性とも長続きはしません。

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だから

反抗期は必要なんです。

 

なかなか結婚しない

ずっと親元にいて生活の自立をしない

ということは

親から飛び立つ機会を

ちゃんと通過してきていない

ということです。

 

 

何も親とケンカしろということではなく

親の価値観をひきずったまま

生きていないか

確認をしましょう、ということなのです。

 

 

きちんと反抗期を通過していない人は

大人になった時

かならず

「親の目」に捕まります。

 

 

前に進めない

思い気って行動できない

私がどうしたいか

よりも

親がどう思うか

に捕まってしまうんです。

 

 

その親の目は

世間様からの目に捕らわれていないか?

 

 

ということなのです。

 

 

婚活をしているけれど

なかなか2度目3度目へとつながらないのは

「親の目」に捕まっている人が

多いんです。

 

自分の人生を獲得するんです。

 

親のいい子から離れ

親が作った枠から抜けるんです。

 

親の枠から抜けた時

育った環境が違った異性のことも

理解することが、できるようになります。

 

 

親の枠の中にいる時は

誰と出会っても

「あの人は嫌」

「うちではこうだった」

「私はこんな人でないと嫌」

という小さい小さい価値観で

ものを考えてしまうのです。

 

 

親にとって一番幸せなことは

わが子が自分から離れ

親のことも忘れちゃうほど

自分の人生に夢中になっている姿を見ることです。

わが子が他人と出会い

関係をきちんと築き

親が手助けしなくても

しっかり自分の力で生きていけることを

知ることです。

 

 

親は順番から言えば

子より先に死にます。

 

 

親が死んでも

子がちゃんと誰かと支えあって生きることができているなら

親は安心です。

 

 

ちゃんと巣立っていくために

反抗期は必要なんです。

 

 

近い関係ほど

ちゃんと反抗期をしておかないと

後が大変です。

 

 

なあなあにしておくと

不満ばかりがたまり

子供が大人になった時

他人と真正面から向き合うことが

極端に怖い人間になってしまいます。

 

 

つまり

メンタルにかかわってくるんです。

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みなさんも

もうお感じのように

私たちの生活のすべてを支えているのは

メンタルです。

 

 

仕事も

家庭も

人間関係も

想定外の出来事ばかりが起こるのが

人生です。

 

 

想定内のことは対処できても

「なんで?」

ということが起こるのが

私たちの一生です。

 

変化はあたりまえ。

想定外が起こることが

あたりまえのなかで私たちは生きているんです。

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その時、ちゃんと対応できるかどうかは

精神が大人になっている

ということがとても重要なポイントなんです。

 

 

メンタルが弱い人は

親との関係の中で

グレーな部分をたくさん残したまま

大人になっています。

 

 

親との関係で

満たされなかった部分を

親との関係で

過剰に期待されてきた部分を

他人に要求するようになっているんです。

 

 

私たちの心のメカニズムは

こんな風になっているんです。

 

 

あらゆる人間関係の問題は

親との関係に

あります。

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親のことを客観的に見られるようになると

本当の意味で

親を甘えさせてあげることが

できるように、なります。

 

 

親はどんどん子供になるんです。

 

親に甘えるのではなく

今度は子供が親を甘えさせてあげることが

できるんです。

 

親も安心したいんです。

 

安心をくれるのは

子供の心の自立です。

 

 

いい子に注意

なんです。

 

 

感情をちゃんと解放できている人だけが

感情をコントロールすることが

できるのです。

 

 

子供の頃から

感情を抑圧している人は

想定外のことが起こった時

感情の波に飲み込まれてしまうんです。

 

 

他人とちゃんとぶつかってきた人は

仲直りが上手です。

 

 

思い切りケンカができるから

仲直りができるのです。

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他人と築いている関係は

親との関係の延長にしか、過ぎません。

 

人生は想定外のことばかりです。

 

一人で生まれ

死ぬ時も一人で死ぬんです。

 

親は一緒には死ねない。

 

だからはやく

子供は大人にならなきゃいけないんです。

 

他人と手を繋いで支えあって生き抜く知恵を

身につけなくちゃいけないんです。

 

息子、息子が反抗期で大変なんです・・・と

ご相談にお越し下さるお母さまがいます。

 

大丈夫です。

 

反抗期は正常なんです。

 

渦中にいる時は

苦しいと思います。

 

しかし、反抗期は正常な心の成長の過程なんです。

 

むしろ、喜んで下さいと

お伝えしているんです私。

 

しっかり反抗期をし

しっかり向き合い

はやく

飛び立たせること、です。

 

 

そして

親もまた自分の人生を

命が続く限り生きるんです。

 

 

親は子供が幸せに過ごしている姿を見たいんです。

子もまた親が安心している姿を見たいんです。

 

 

成長はいくつになっても

できるんです。

 

70歳になっても

80歳になっても

です。

 

最後の砂が下に落ちるまで

私たちは成長できるんです。

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追伸 明日から博多です。

 

毎回美味しいお食事を用意して下さるので

お食事も楽しみのひとつなんです(笑)

 

博多の母性型勉強会もお楽しみに♪

 

 

母性型勉強会や

セミナー、そして個人レッスンを受けて下さった方々から

さまざまな質問や熱いメッセージを頂きます。

場が深まっていく楽しさを感じます。

どうぞあなたもどんなことでもメッセージ下さいね!

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日時:2017年5月31日(水)午前10時~午後1時

場所:ホテルニューオータニ博多

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愛媛県今治市生まれ。共立女子大学劇芸術学科卒。母性型経営@提唱。母性のものさしを学ぶ母性型勉強会を主宰。あなたから買いたい、あなたにまた会いたいと思ってもらえる話す力を個人指導。話し方を指導して40年。研修、講演回数は1500回を超える。

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