強みを引き出す話し方コンサルタント池田弘子です。

 

大人になると

いろいろな繋がりができてきます。

 

人と人とが出会い

繋がっていくわけですが

その「縁」を頂ける人と

頂けなくなる人というのが

出てきます。

 

私は面接前の個人レッスンというのをずっと

やっています。

その時に、自分の個性を主張してきたり

いかに自分がクリエイティブかを

自己主張してくる人がいます。

 

そういう方はまず失敗します。

これを見て下さい。

強みを引き出す話し方コンサルタント池田弘子

私が面接レッスンにお越し下さった方に

時によって、使うものです。

 

最低限のマナーとは

その人の基礎、です。

つまり、ここが「人から見える印象」になります。

最低限のことはどんな世界にも、あります。

業界が違えど、同じです。

 

華やかなマスコミの世界でも同じです。

アナウンサー選抜試験も同じです。

 

基礎、です。

 

基礎となる部分とは

挨拶がきちんとできる

正しい敬語が使える

マナーがなっている

といった

いわば「家庭で躾(しつけ)られる部分」です。

 

この最低限のことができているかどうかを

相手は見ています。

 

最低限のことができていないけれども

気負ったことを言ったり

得意なものを披露したとしても

相手はそれを

求めていません。

 

 

採用面接の時に

会社側が見ているのは

「最低限のことがちゃんとできる人かどうか」

です。

 

特殊な能力を見ているわけでは

ないんです。

 

 

講演でお招きして頂く時も

同じです。

主催者が一番心配しているのは

「この講師は最低限のことができているかどうか」

です。

 

どんなに面白い話をしたとしても

この最低限ことがNGだった場合

もう二度と講師として

招いてはもらえません。

面倒臭いから、です。

問題を起こされたら困るから、です。

主催者の顔を潰されるのは

まっぴらだから、です。

 

 

人を紹介する時に

一番心配すること

それは

紹介する人が

「最低限のことができているかどうか?」

この1点です。

 

 

言葉遣いが汚い

敬語がちゃんと使えない

紹介者に恥をかかせる

関係性を読めない

関係性が読めないから失言する

口が軽い

食べ方が汚い

お金にだらしない

情報ばかりで教養がない

これら全部

最低限のマナーの中に入ります。

どうして

私は声がかからないんだろう? 

あの人ばっかり・・・

という人は

最低限のマナーができていないから

チャンスが与えられないんです。

 

 

スマホばかりで情報を取り

YOUTUBE動画で

素早く情報を聞きかじることが

できる時代です。

 

聞きかじったことを

「あ、知ってる知ってる」

「それ、聞いたことある」

「それはね~~」

人との会話の中で

一拍待てずに声を上げてしまう人が

増えてきました。

 

会話をしている最中に

スマホで

「それはね~」と検索するひとが

増えてきました。

 

会話をしている人は

不快です。

 

人はちゃんと見ています。

そのふるまいを見ています。

この人は中身があるのかからっぽなのか

話す言葉をよく観察しています。

 

賢い人は

よく聞いています。

よく観察しています。

 

 

集まる場や

集まってきた人を見て

くだけた話し方ができたり

丁寧な話し方ができたり

一気に距離を縮めるような会話ができる

これが最高です。

 

いつもいつも

丁寧な敬語だけでは

人との距離を縮めることは

できません。

 

それは

場によって

どんどん

カメレオンのように

変化させられる人が

いいわけです。

 

くだけた会話もできるけど

フォーマルな場では

丁寧な言葉遣いが自由自在に

できるように

日頃の訓練が必要です。

 

 

くだけるのは簡単です。

汚い言葉は簡単です。

しかし、

美しい言葉遣い

関係性をふまえた会話は

意識していないと

できません。

 

 

最低限のことが完璧にできているから

その上に

何を乗せても

通っていくんです。

 

最低限のことができていないのに

自分を主張したら

排除されていくのは

当然です。

 

 

こういうことを

教えてくれる場が

なくなってきました。

 

 

1、2回会ったら

誘われなくなった。

 

大事に扱ってもらえない

 

こういう場合は

最低限のマナーを振り返ってみるんです。

 

さあ、そこで・・・・

次回の知ったかぶり講座

フランスへ飛びます(^^)。

ルイ15世に愛された美人妾「ポンパドール夫人」

にスポットを当ててみたいと思います。

 

フランス王ルイ15世の愛人として有名です。

愛人=夜のお相手とだけ想像していたら大間違いです(^^)。

歴史に名を残すほどの女性ですのでただの「愛人」ではないのです。

 

自分の話す言葉や態度、立ち居振る舞いにより

周囲の人たちに大事に大事に扱われていく秘密が隠されています。

20才で結婚、社交界へデビュー。

その美貌と教養、ウイットに富んだ会話のセンスが

ルイ15世の目に留まります。

夫がいながら、公式の妾として認められます。

日本でも大奥の女性達が

政治上で大きな役割を果たしたように

彼女もまた教養と頭脳により

政治の世界を動かしていきます。

 

王を惹きつけ

普通の女性では考えつかないような発想で

政治を動かし人を動かしてしまった

ポンパドール夫人

お楽しみに。

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愛媛県今治市生まれ。共立女子大学劇芸術学科卒。母性型経営@提唱。母性のものさしを学ぶ母性型勉強会を主宰。あなたから買いたい、あなたにまた会いたいと思ってもらえる話す力を個人指導。話し方を指導して40年。研修、講演回数は1500回を超える。

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