強みを引き出す

話し方コンサルタント池田弘子です。

 

昨日お送りしたメルマガに

メッセージを頂いております。

「刺さった」と書いて下さった部分が

まったく同じという女性4人です。

もちろん読者の方ですので

お会いしたことはありません。

 

でも、同じ部分に「刺さる」ということは

何か共通の悩みの根っことなるもの

あるのだと、私は思うのです。

 

先週レッスンをお受け下さった女性から

メッセージを頂いております。

ご快諾頂きご紹介しますね。

 

それにしても

インターネットという世界は

面白いですね。

 

私が仕事をはじめた頃は

オフィスに固定電話でした(^^)。

お仕事はお付き合いのある方がご縁を

どんどん繋いで下さるという時代でした。

 

今は、こうして想いを発信することで

発信した言葉に何か刺さった方が

キャッチして下さり

全国から私のもと足を運んで下さるということが

起こります。

すごいなあと私いつも思うんです。

距離は関係ないんですね。

 

当時のようにオフィスを構えて

スタッフを雇う必要もなく

関わった方のお悩みや問題解決に

向き合っていく様子をこうして

発信していくことで

新たにまた人がやってきてくださる。

どこに居ても、仕事ができる。

発信をすることで、見つけて下さる。

私はここにいますよ、と表に出して表現していくことで

見つけて下さる。

 

すごいことだなと、思います。

継続するってことが

苦手なんですとよくご相談頂くのですが

好きで興味があることなら

継続することは「遊び」と同じです。

好奇心が発動することであれば

伝えたいことは溢れるように出てくるから、です。

もし、そうでないなら

それは「労働」になってしまいます。

 

労働は、苦しいけれどお金のために我慢してやること

ですね。

そうではなく

私はいつも

講座でお伝えしている「楽働(らくどう)」をしましょう

と。

 

特に女性は

50歳を過ぎて「労働」をしていると

消耗します。

自分では気が付かないけれど

周囲には感じられてくるんです。

 

労働から楽働にスイッチを切り替えるには

考え方を変えること、です。

価値観を転換してしまうんです。

 

大事だな信じ込んでいることが

「それって本当に大事なの?」

とか

「それ、本当に必要なの?」

「こんな価値感もあるよ」

ということを知ることで

自分が持っている固定概念はがらりひっくり返ります。

みなさまの

常識となっている固定概念をひっくり返すのが

知ったかぶり講座だと私は思っています。

 

人間の感情は昔からそう変わっていません。

感情、気持ちは

変わらないんです。

それは歴史上の人物も同じです。

 

歴史を学ぶことは

生きる知恵を学ぶことができるんです。

その面白さを知って欲しいんです。

 

人生の袋小路に入って行き詰ったなと思った時には

ぜひいらしてみて下さいね。

 

人との出会いに

偶然はありません。

誰と出会うか、で人生は

あっさりと変わってしまいます。

拍子抜けするほど、変わるんです。

 

では

先日レッスンを受けて下さった女性から

頂いたメッセ―ジそのまま

ご紹介させて頂きますね。

 

女性は54歳。

講座にお越し下さった方からのご紹介で

娘さんのことでご相談にお越し下さっていました。

先生、本当にありがとうございました。

泣いてしまって申し訳ありません。

 

先生のおっしゃる通り

私は最初の2時間、先生に嘘をついていました。

 

嘘というか、本音では話していませんでした。

 

しかし、自分が本音で話していないことさえ

自分でも気が付きませんでした。

 

指摘されてはじめて

ああ、そうだ、と思ったんです。

 

あなたはこうやって

肝心なことを誰にも見せず

人生をうまくやってきたのでは?

 

と言われた時

内臓の奥から湧き上がってくるなんだかわからない

悲しみというか後悔というか

そのようなものが噴出しました。

 

だからたまらず嗚咽してしまい

申し訳ありませんでした。

 

 

娘のことでの相談だったのですが

うすうすは自分の問題だと

私はわかっていました。

 

子供の頃から問題が起きると

いつも親や誰かに助けてもらって

うやむやにしてきました。

 

社会人になっても何かトラブルがあると

なあなあにして誰かに頼って

問題に直面することをしてきませんでした。

 

トラブルが起こるとその人からはやんわり

逃げ、なかったことにしたいという気持ちが

いつもありました。

 

逃げ癖と言いますか

なかったことにして

誰かにうやむやにしてもらう

相手のせいにして

問題から逃げるということを

繰り返してきた人生です。

 

そのくせ

世間体や

見栄やメンツがあるので

自分のことはよく見えるように

飾ってしまう癖です。

 

それをやってるうちに

誰にも本当のことを

言えない自分が出来上がってしまいました。

 

娘は私そっくりです。

表面的には違うけれど

本質は同じです。

 

肝心な時に

逃げる癖は

私の姿を見ているからだと

思いました。

 

忙しい私に対して

次々と問題を起こしてくる

そんな娘に対して

嫌悪感を持つのは

私の中に同じものがあるから、だったんですね。

 

 

先生に

「素直になることよ」

と言われて

もういよいよ涙が止まらなくなりました。

 

取り繕うから

問題がややこしくなる

平気なふりをするから

誰も助けてくれなくなる

メンツにこだわるから

娘がどんどん反抗する

全部、先生のおっしゃる通りです。

 

「今、あなたが私に話したように

人と付き合えばいいの」

先生、私やってみます。

 

全部吐き出させて頂いた後

心模様が全然違うものになりました。

帰りの車の中で

くる時にはあんなにお腹に鉛がはいっていた感じが

軽いんです。

 

次はきっといいご報告ができるよう

次回までやってみます。

とはいえ

今までの習性があるので

元に戻りそうな時は

先生のおっしゃるように

遠慮しないで連絡をさせて頂きます。

 

私は家族が大事です。

世間より子供の方が大事です。

何が大事なのか

自分の口から出てきた時

ああ、そうなんだと思いました。

 

人生の折り返し地点です。

踏ん張り時です。

 

素直な方でした。

 

最初お話をしていた時

前半は声が、違うんです。

 

大人は自分を飾ります。

演技するんです。

本質の部分を隠し

メンツにこだわります。

 

しかしこの取り繕いが

問題を複雑にし悩みを大きな迷路に

入れ込んでしまうんです。

 

感情が溢れ

本心が出てきはじめると

実は声が変わります。

 

その人の本当の声が

出てくるんです。

 

演技している声

取り繕っている声

そして

本音の声

は違うんです。

 

お悩みをお聴きする時

話している声をきけば

私はお電話だけでも

どちらの声なのかわかります。

 

 

相談事があるんです

とお越しになる方の多くは

レッスンが終わり雑談している時に

本当は聞きたかったことを

しゃべりはじめます。

これが、大人の癖です。

子供はそのまましゃべります。

 

 

小さい頃から

問題が起こった時に

逃げずに対応してきた人は

年を重ねても

楽に解決していくことが

できます。

 

 

しかし

いつも誰かに依存し

助けてもらい

問題を直視することから

逃げていると

「依存していれば大丈夫」

というのがあたりまえになってしまいます。

 

しかし

自分を助けてくれている人

自分を依存させてくれる人も

いつかは

いなくなります。

いつかは

死んでしまうんです。

 

そうなった時

取り繕う癖がついている人は

どうなるでしょう?

誰が助けてくれるんでしょう?

 

トラブルを乗り越えていくには

素直になっていくこと、です。

 

年を重ねれば重ねるほど

素直になっていくことです。

意識して。子供のように、です。

 

 

素直に自分の本音を見せてくる人に

周囲は優しいのです。

取り繕う人に

周囲はどこまでも冷たくなるんです。

 

それが

法則です。

 

次回の知ったかぶり講座は

「金子みすず」です。

私が大好きな「寄りかからず」という詩をご紹介しておきますね。

自分の感受性くらい

ぱさぱさに乾いていく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるを
暮らしのせいにはするな
そもそもが、ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

 

 

前で話せるようになる方法|あがり症克服プログラムなら池田弘子

 

 

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愛媛県今治市生まれ。共立女子大学劇芸術学科卒。母性型経営@提唱。母性のものさしを学ぶ母性型勉強会を主宰。あなたから買いたい、あなたにまた会いたいと思ってもらえる話す力を個人指導。話し方を指導して40年。研修、講演回数は1500回を超える。

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