強みを引き出す

話し方コンサルタント

池田弘子です。

 

50人近い士業の方をたくさん雇って

会社をされている社長さんと

お話をしていた時のことです。

 

 

30代のある男性社員(専門職の方)が

数年勤めたところで

同じ業界の別の会社に

転職したそうです。

 

私もその男性には

何度か訪問して頂き

書類のやりとりをしていたので

知っていました。

 

 

ある時

別の方が「彼は辞めたんです。

いきなりだったのですが。。。

今は、どうも同じ業態の別会社に

行ってるらしいです」と。

 

 

あら?

そうなの?

先日お会いした時は

そんなことおっしゃってなかったのに。

 

 

上司と一緒に私のところに

きてお話をしている時には

「まさか辞めるそぶり」

もなかったので、

驚いたんですね。私。

 

 

で、半年くらいした頃

辞めた男性社員が

転職先での仕事がキツく

人間関係も苦しくなっている

と、

もといた会社の人間に相談している

ことを社長さんは知ったわけ、です。

 

「戻れるなら

元の会社に戻りたい」

と言っています、と

相談を受けたんだそうです。

 

 

しかし

社長さんは「NO」だったんです。

「池田さん、うちはね、

出戻りは、ダメなんです」

と教えてくれました。

ああ、やっぱりなと思いました。

同じようにご判断する

社長さん、多いんです。

 

 

寿退社や

円満退社なら

問題なく、

また働ける状態になったのなら

大歓迎なのです。

 

 

ただ、

人間関係のトラブルや

仕事がキツイから

上司と馬が合わない

先輩とうまくやれない

といったことが原因で辞めて転職した場合は

ダメなんだそうです。

 

 

社長がOKを出しても

今いる社員がOKを出さない。

どんなにその人が仕事ができたとしても

どんなに優秀だったとしても

「嫌で辞める」

「我慢できずに辞める」

ということで

一時職場の空気をかき回した人

また何事もなかったかのように

戻ってくる

ということは

許してくれないんです。

 

 

それって

なんだか

わかりますよね。

 

 

私のところにも

ご相談にいらっしゃいますが

勤めている会社が嫌で嫌で

さんざん愚痴って

転職したのはいいけれど

いざ転職してみると

前の会社の方が

だんぜん良かったというケース

ほとんど、です。

 

 

隣の芝生が青く見えている時は

条件や

自分の活躍の場や

仕事の内容など

すべて今の会社よりも

良さそうに感じたけれど

実際に入ってみると

「こんなはずじゃなかった」と。

 

結婚するまでは

素敵な王子様だったけれど

結婚生活がはじまってみると

「こんな人じゃなかった」

思ってしまうのと

同じです(笑)

隣の芝生は青く見える

よその会社ほど、

よく見える

というのは

誰にでも当てはまること、

です。

 

このご相談を

聞かなかった日はない

というほど、

誰しも陥りやすい、ことなのですね。

 

 

長年勤めていると

そこでの居心地が当たり前になり

当たり前になると

今度は愚痴が出始めます。

 

愚痴や不満は一度ではじめると

止まりません。

 

 

そうなると

もっと他にいい場所があるのでは?

と思い始めるのです。

 

 

しかし

多くの組織の方と関わってきて

言えることは

転職は

すればするほど

条件は悪くなり

居心地は

悪くなります。

 

 

特に長年勤めていた会社であればあるほど

あなたの居場所は

かなり居心地がいいはず、です。

 

 

それが今どんなに不満で

愚痴だらけだとしても

その居心地の良さは

外に出てみてはじめて

気が付きます。

 

 

「あるのがあたりまえ」の時には

その「ありがたさ」

わかりません。

 

 

失ってはじめて

そのことに、

気が付きます。

 

 

しかし、気が付いた時には

もう時既に遅し、ということが

あるのです。

 

 

これからは

女性も当たり前のように

働きます。

 

 

男性はもちろんですが

女性だって、

結婚したら専業主婦に

とはなれないケースが

多いですよね。

 

 

「働く」には

①自分で起業する

②就職する

のどちらか、です。

 

 

自分には

どちらが向いているのか

適性を見極め

もし、

会社に勤めることを

選択するのであれば

できるだけ長く勤め

自分の居心地のいい場所を

築くこと、です。

 

 

日本的な会社は

長く勤めてくれる人を

やはり大事にする性質があります。

 

 

 

長く勤め

仕事のスキルを

どんどんあげてくれる人を

大事にします。

 

 

転職を繰り返しているうちに

あなたの年齢も

5年前、10年前よりは

あがっています。

 

10年前であれば

選択肢があった職業でも

10年という歳月は残酷にも

選べる仕事が限られていきます。

 

 

あなたより

10歳、20歳若い人達が

どんどん押し上げて

きます。

 

 

今、やっている仕事で

評価されている人は

実は他に何をやっても

うまくいきます。

 

 

 

私たちは今やっていることの延長しか

できることは、ないんです。

 

 

今、やっていないけれど

来月になったら

できるようになるんです

 

ということは

ありません。

 

 

すべては

積み重ね、です。

 

 

だから

今できていることを

さらに強みを伸ばす

という方向が

一番いい方法なのです。

 

 

私のところにレッスンに

来られる方にも

新しいことにチャレンジするのではなく

今、できていること

今の強みをさらに大きくする方向を

お伝えしています。

 

 

まだ若い方は

積み重ねましょう。

 

今やっていることのスキルを

どんどん質をあげていくんです。

 

 

「この仕事はあなたにしか

まかせられない」

「あなたがいないと

ここはまわっていかない」

そういわれる存在になれば

会社は大事にしてくれます。

 

周囲も大事にします。

 

そうなると

居心地が良くなります。

多少の融通が利き始めます。

 

年齢を重ねれば重ねるほど

居心地が良くなります。

 

だって、その人がいないと

困るから、です。

仕事が進まないから、です。

 

 

 

人材不足と

言われています。

 

 

働く人が、いないと

言われています。

 

だから、仕事先なんてすぐ

見つかると

思っている人は

今とても、多いです。

 

 

しかし

実体は

そうではないのです。

 

 

転職を繰り返す人は

どこにいっても

「こんな仕事は私はイヤだ」

「面倒くさい」

「あの人が嫌い」を

言い続けます。

だから、続かないんです。

 

 

その間に

「私はこうなる」と意識し

コツコツと積み上げている人が

います。

 

 

その差は

10年後もう埋めようが

ありません。

 

 

仕事は

結婚相手と同じです。

 

 

完璧な結婚

いうことがない夫

見た目も中身もいい夫が

どこかにいるはずと

思って

あっちへ行き、違うと思い

こっちへ行き、違うと思うのです。

 

 

迷っている

もう少し探してみよう

もっといいのがいるかも

と選り好みしているうちに

年ばかり取っていきます。

 

 

そもそも

完璧な職場や

完璧な夫は

いません。

 

 

理不尽な上司や

先輩だったからこそ、

鍛えられ

今の自分がいますと言える人がいます。

 

 

どうしようもない夫だったから

私には生きる知恵が身につきましたと

言える人がいます。

 

 

大事なことは

自分が覚悟を決めること

です。

 

 

さっさと決めて

はじめてしまうこと、です。

 

30点でも

45点でも、いいんです。

はじめてしまってから

自分で100点にもっていけば、いい。

 

 

私にはそれが

できる。

と思っていたら

できちゃうんです。

 

 

間違っていようが

失敗しようが

全部私の肥やし、と思っていれば

失敗も怖くはないんです。

 

 

私自身

世間から見れば

大失敗もたくさんですが

それがあったから、

今の自分がある

それがあったから

今の子供たちとの関係があると

思えているので

それでOKです。

 

 

一番怖いことは

年だけ重ねて

何もしていないこと、です。

誰とも関われていないこと、です。

すったもんだも、ないこと、です。

本気でぶつかっていった経験がないこと、なんです。

 

 

どういう状況だろうが

どんな環境だろうが

私は私のやるべきことを

きっちりやる

と決めること、です。

 

 

ふわふわと

どこかにいい場所いい人いないかなと

探し回っている人より

ひとつの場所で

やるべきことに

集中している人は

必ず見出されます。

 

そこで、

縁が生まれます。

 

あっちこっちへ

動き回っている人は

見出してもらえません。

地に足がついていないから、です。

 

そして

外野の声に惑わされず

淡々と仕事をすること、です。

 

 

その姿を

周囲は見ています。

同僚も

上司も

そして友達も、見ています。

 

 

愚痴っている場合では

ありません。

 

 

いつも一緒につるんで

愚痴を言い合っている友達でさえ

ずっと愚痴を言っている誰かのことは

見ています。

聞いています。

 

 

つるんではくれても

尊敬は

されません。

 

 

長続きする関係は

その間にかならず

尊敬が、あります。

 

 

愚痴や不満ばかりを言っている人より

やるべきことを

淡々としている人と

一緒にいたくなるのです。

 

 

隣の芝生が青く見える時は

熱中していないんです。

 

自分のすべきことに

熱中してないんです。

 

だから、

どこかに自分探しの旅に

でたくなっちゃう。

 

 

今の自分が

今の意識を抱えたまま

どこか遠い場所に行っても

同じ、です。

同じことを考え

同じ人と会い

同じことを話しています。

 

 

遠いところに

行かなくても、いいんです。

 

 

意識を変えるだけで

いいんです。

意識が変われば、

飛行機に乗らなくても

すぐに新しい自分に出会えます。

 

 

職場も

結婚生活も

覚悟が決まっていれば

どうにでも

なります。

 

 

どんな状況でも

私が自分の意志で

「やっていくんだ」と決めていれば

どんな状況でも

「なんでもこい」と腹がくくれます。

 

腹をくくった人は

男も女も

美しいのです。

 

 

腹をくくらず

あっちがいい

あそこのがいい

あの人のがいい

と隣の芝生を夢見ている人ほど

まぬけな表情はありません。

 

 

人生そんなに

時間があると思ってたら

大間違い、です。

 

 

迷っているなら

悩んでいるなら

さっさと決めて

走りだしてしまえばいい

のです。

 

 

絶対に失敗したくないから

いいものだけを

自分に引き寄せたいと

思っていると

手のひらで掴んだようで

実は全部すりぬけていきます。

 

 

チャンスも出会いも。

 

 

損したくないから

迷って迷って

より条件のいいものを

探しているのです。

 

でも、

その道が実は一番損をしています。

 

 

時間は何より、大事です。

 

 

そうこうしているうちに

昨日から今日へと

一日歳を取ったのです。

 

 

損したくない気持ち

いいものだけを引き寄せたい

という気持ち

その気持ちはわかります。

 

 

でも、その気持ちを抱えたままでは

どこに行っても自分の

居場所はできません。

出会えません。

 

 

居心地のいい場所は

自分で作るんだ、と思っておくこと。

 

居心地のいい関係は

自分が作り上げていくんだ

と思っておくこと。

 

そう、思っておくと

最初は「さいあく」

でもOKなんです(笑)

 

 

ブラック企業なんて

今は言われていますが

私なんて、一人で勝手にブラック企業です(笑)

 

時間なんて関係なく

やらなきゃいけない仕事がある時は

夜中だろうが

平気でやってました。

昔から、そうなので

それがあたりまえ、です。

 

 

9時から5時までが仕事

と自分で決めてしまうから

5時以降の仕事がしんどくなります。

 

 

24時間仕事であり

24時間遊びであり

と思っていれば

なんとも、ないんです。

 

 

すべては

意識です。

 

 

せっかくもらった命です。

 

制約だらけでがちがちになって

肉体だけがどんどん疲労して

もったいないんです。

 

 

死ぬまで仕事すると

思っていると

仕事は楽しいもの、です。

 

 

面倒臭いことまるごと全部ふくめて

自分の仕事なんだと

思っておくと

99%の面倒臭いこと

理不尽なことを

飲み込めます。

 

 

働き方改革

ワークライフバランス

いろいろな取り組みを

国はあげてきます。

 

 

しかし

仕事はしんどいもの。

もっと休みを取らなきゃ」と

考えだすと

あなたの仕事時間は減ったとしても

どんどん仕事はストレスに

感じ始めます。

 

 

仕事は面白いもの

大変なこと

面倒なこと

全部まるごと私を成長させるものと

思っていれば

負荷がかかればかかるほど

あなたは強くなります。

 

 

あなたは

どんな意識を持っていますか?

 

 

仕事がつらいということは

人生の多くの時間が苦しいということを

意味します。

 

 

 

仕事って、

面白いもの、なんです。

とてつもなく

面倒臭くて

理不尽で

思い通りにならないことばかりでも

それでも

面白いもの、なんです。

うまくいかないから、工夫します。

うまくいかないから、改善しようと

頭を使うんです。

 

 

出戻りは、しない

できないってことを

知っておきましょうね。

 

 

追伸 40代経営者の方々から

講演をご依頼頂いております。

この世代の方々は私の娘息子世代なんです。

響いて下さってとっても嬉しい。

 

今日はこれから

愛知県から打ち合わせにお越し下さいます。

そして来週は名古屋からも。

 

 

また、勉強会にお越し下さっている

とっても魅力的な女性経営者の方からも

講演のご依頼を頂きました。

共感して下さったこと嬉しかったです。

 

 

研修や講演へのお問い合わせは

お手数ですがこちらまで

お送り下さいね。

 

あなたの「あたりまえの意識」をあっさり入れ替えちゃう

母性型勉強会へどうぞお越し下さい。

 

6月母性型勉強会は2018年6月27日(水)です。

6月は満席となっております。

 

 

7月勉強会はこちらです。

7月母性型勉強会は2018年7月25日(水)です。

 

 

 

あなたの強みを引き出す「母性型勉強会」(香川高松市)

日時:2018年6月27日(水曜日)午後6時30分~20時30分

場所:高松国際ホテル

会費:3,000円(食事代込み)

ご参加下さる方は必ず事前にお申し込みを頂けますようお願い致します。

お申込み後、キャンセルされる場合にはお食事のご用意の関係上、

必ず前日までにご連絡をお願い致します。

当日のキャンセルはお食事ご用意の都合上、会費を頂戴することになりますので

どうぞご了承下さい。

 

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必ず実行できるものばかりなので

ぜひお試しくださいね。

第1の法則  セルフイメージ

第2の法則 聴き方のすごい効果

第3の法則 第一印象で好感をもたれる方法

第4の法則 人から好かれる声の作り方

第5の法則 伝わる話の組み立て方

第6の法則 あがり症の克服

第7の法則 魔法の言葉 ほめる口癖

あなたが、弱みだと思っていることは

実は「強み」であることはとても多いのです。

あなたの中に眠る強みを引き出し

どんどん世界を広げていって下さいね。

話し方が変わるとあなたはこんな風に変わります。

 

1、説得力が増します。

2、人に好かれます。

3、笑顔が素敵ですねと言われます。

4、はっきりモノを言える人間になります。

5、断れる人間になります。

6、悩みを相談されやすい人になります。

7、話しかけられやすい雰囲気になります。

8、自信がつきます。

9、信頼してもらえるようになります。

10、自分を好きになり、心から人を好きになることができます。

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愛媛県今治市生まれ。共立女子大学劇芸術学科卒。母性型経営@提唱。母性のものさしを学ぶ母性型勉強会を主宰。あなたから買いたい、あなたにまた会いたいと思ってもらえる話す力を個人指導。話し方を指導して40年。研修、講演回数は1500回を超える。

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