強みを引き出す

話し方コンサルタント

池田弘子です。

 

魅力的な女性と会いました。

その女性は3日間の管理者養成のための

宿泊研修に参加していた一人です。

 

全国から選ばれた

「まもなく管理職」

という女性達です。

 

その中でもとびきり

目立つ女性でした。

 

講師側に立つと

すぐにわかるんです。

 

 

姿勢

目つき

表情

この4つで

「あ、違う」ってことが

すぐにわかる。

 

 

グループでディスカッションする時も

彼女一人だけ

声が違います。

 

声が大きくよく通る。

こういう人が一人いると

横でボソボソしゃべっている人が

周囲の小さな声の人が逆に目立ってしまいます。

 

「え?何?もう一度言って?」

と聞き返される

「最後の方が聞えない」

と、語尾が縮んでいくような話し方。

目だってしまうんです。

 

挨拶しても

彼女の

「ありがとうございました」

だけが、それはそれはよく通る。

 

 

一日目が終わった時

夜の懇親会で

彼女と話をしてみました。

 

やはり

その「声」の向こうには

意味がありました。

 

 

相手に確実に届く「声」

相手に伝わりやすい「声」

相手を動かしてしまう「声」

はこうして培われる

という確信を持ちました。

 

 

彼女は現在48歳。

2人のお子さんは大学生と高校生。

ご主人も同じ会社です。

 

お子さんが0歳の時から

会社の保育園に預け

仕事を続けてきました。

 

小さい子供を抱え

仕事を続けていくために

あえて「甘えること」を意識して

やってきました。

とニコリ。

 

そういえば

「お願い上手」です。

 

助けてもらったら

「ありがとう」だけではなく

どれほど助かったか

助けてくれたことがどんなに嬉しかったか

言葉にして

言葉にして

「これでもかっ」ってほど、

「盛りに盛って」(笑)

表現するんですって。

 

 

そんな彼女が意識改革をしたのは

まだ入社して3~4年のころ

だったそうです。

 

「あの頃の自分は

恥ずかしい。

タイムマシンがあったら

あの頃の自分を殴りに行きたい」

んですって(^^:)

面白い表現ですよね。

 

 

さあ、

どんな自分だったのでしょう?

 

「当時の私は

若くて、美しくて、可愛くて

上司に可愛がられて

頭もいいし、仕事もできるって

思っていました。

根拠のない自信で頭の中がいっぱいになって

なんでもできるんだって思い込んでいました。

 

そんな時に、全国の支社から集まってくる

研修会にはじめて行ったんです。

 

自分よりも若くてきれいな

女の人がいっぱい。

自分よりも頭がいい人がいっぱい。

自分よりも専門的な技術や資格をもって

堂々と話をしている女の人がいっぱい。

これはいったい・・・。

 

その時に

自分の持ってたプライド

吹っ飛んじゃったんです。

「私、やばい・・・。」

ってはじめて思ったんです。

 

私はチヤホヤされて

何の実力もない。

知識もない。

このまま年だけ取ると

私、資産価値ゼロになっちゃう!!

 

 

その時、自分の恐ろしく高くなってた

プライドがコテンパンに

潰されて良かったと

思ってます。

 

もしあの時

あのまま自分を勘違いしたまま

歳だけ取ってたら

今の自分はなかったんです。」

 

 

振り返りが

素晴らしいですよね?

 

 

 

若い頃は

若いってだけで勘違いします。

 

特に女性は男性と違って

若い=価値あるもの

ですので、

それだけでチヤホヤされます。

 

そして

実際に

若いということは

周囲にとっては資産価値は高いもの

なんですね。

 

婚活市場でも

若いというだけで

売れっ子でしょう?

 

それは

許せない

ということではなく

誰だって

「若い」時期を通過して

いるわけなので

みな平等です。

 

 

ただここで

彼女のように

「若さや美貌」だけで勝負していたら

数年後は使えなくなる

ということに気が付くかどうか

ですね。

 

 

「このままじゃ大変っ」と危機感を感じ

若さや美貌が消え去るうちに

自分の中身を構築していこうと

思えるかどうか、です。

 

 

若い頃に

失敗するのは

いいんです。

 

若い頃に痛いことをたくさんするのは

いいんです。

 

妙なプライドだけが突っ走って

「自分だけは違う」と思ってしまうと

何かをしようとチャレンジする時に

面白いほど最初の一歩が

踏み出せなくなります。

 

 

彼女のように

最初の頃に

「私には何もない」

思いっきり凹んでプライドを

底の底にまで

落ち込ませた体験がある人は

強いです。

 

「何もない」

だから

「どうにかしたい」

と思うから、です。

 

 

「私はかんぺき」と

思っていると

「何もしない」

ですよね。

 

 

懇親会の最後に

研修リーダーが

締めの挨拶を彼女に振ったんです。

 

彼女は

マイクを持って

全員の前で

短い言葉で

場を盛り上げ

拍手喝采を得ました。

 

その声が本当によく通るんです。

 

それもそのはず。

彼女は訓練をしていました。

 

 

彼女の実家が

従業員を多く抱える

居酒屋さんなんです。

 

彼女は学生のころから

家を手伝っていました。

 

「いらっしゃいませ!」

「ありがとうございました」を

アルバイトの子に教える役目

だったんですって。

 

 

「先生、

いらっしゃいませ、とありがとうございましたが

まともに言えない子多いんですよ」

って教えてくれました。

 

はい、その通りです。

 

まず声が出ない。

大声が出ないんです。

 

声と意識と目線は

すべて連動していますので

声がでないということは

意識も通っていない

目力も、当然弱いのです。

 

いらっしゃいませ

ありがとうございました

を徹底的に感じよく言えるようになったら

実は世の中でてもうまくいきます(笑)

 

 

世の中学校って

そんなもの、です。

 

 

あれこれ屁理屈こねるより

「ありがとうございました」

「いらっしゃいませ」

大きな声で誰にでも感じよく

できるようになれば

まずうまくいきます。

 

 

どうしてかっていうと

「なめられなくなる」

から、です。

 

社会に出て

どうして人間関係で

悩むかって

「なめられちゃう」から、です。

 

なめてかかられると

通るものも通らず

伝えたことも曲解されちゃうんです。

 

 

これは居酒屋でなくても

会社でもどんな場でも

同じです。

現場で声を出せる人が

主導権を握るんです。

 

 

アルバイト時代に

接客業を一生懸命やって

雇い主から

「あなた、うちに就職しない?」と

言われるレベルにまでなっている人は

社会に出た時

いろいろとつぶしがきいてます。

 

 

それほど

声を出せる

って大事なことなんです。

 

 

声と意識と目線は

連動しています。

話が通っていく人は

声と意識と目線を

ちゃんと連動させています。

 

 

通らない人は

目は引いています。

 

声がこもって途中で落ちていきます。

意識は、散漫です。

 

どうしても

現実の仕事やプライベートで

「なめられちゃう」ってことが

やっぱり起きてます。

 

 

私の研修や3ケ月講座では

この「声」を徹底的に訓練します。

 

座学では

伝えきれないことが

あるんです。

 

 

どんな仕事も

現場がすべてだから、です。

どんな人間関係も

その瞬間にできるかどうか、がすべてです。

 

頭の中に知識で詰め込んでも

使えません。

 

「知識」だけ知ることで

「もう知ってる」状態に

陥ってしまいます。

 

「もう知ってる」から

「いつでも再現できる」

になるには

自分で体感するしか

ありません。

 

 

居酒屋で「いらっしゃいませ~~」と

大声を出すことは

やったことがない人にとっては

恥ずかしいこと、です。

人に見られている中で

大声を出すことは

勇気がいることです。

 

 

今は多くの人は

言葉を体の中にため込んでいるんです。

だから、いざって時に

言葉が出てこない。

 

 

使わないものは

衰えます。

筋肉と同じです。

 

 

声は大きいくらいで

ちょうどいい。

 

大きな声を出せている人は

自己開示はへっちゃらです。

 

 

まずはどんどん

声を出しましょう。

 

 

声が大きすぎる

くらいでちょうどいいんです。

 

つい声が大きくなってしまう

ということは

伝えたい想いが

声に溢れでちゃったってことです。

 

 

大きな声が出せるようになったら

次は

その意識の大きさをそのままで

声の音量だけを

調節すればいいんです。

 

 

溢れる大きなものを

小さく見せるのは

簡単です。

 

 

でも、

そもそも

溢れてない小さな声を

どうにかするのは

訓練がいるのです。

 

 

まっすぐ意識が通る声

引いていない目

この2つを自分の体に

叩き込むんです。

 

なめられちゃう人

大事に扱ってもらえない人

思いが伝わらない人

は、この2つが

うまく機能してないんです。

 

 

訓練すれば

誰でもできるようになります。

やってないから、できないだけ、です。

 

 

声を届かせられる

ということは

向こうをむいている相手を自分の方に

振り向かせるということです。

 

 

年を重ねると

妙なプライドが

どうしても高くなっていきます。

 

それは誰しも、です。

 

でも、意識して

「ん?これは妙なプライドが邪魔してない?」

と思ってみることも

大事です。

 

プライドが高くなりすぎると

誰にも弱みをみせられなくなります。

いい部分の自分だけを

見せようとしてしまいます。

助けてって言えなくなってしまいます。

 

 

今回の研修では

まもなく管理職になる女性達に

私はメッセージを送りました。

 

「甘え上手になりましょう」

「どんどん部下に自己開示していきましょう」

 

いい人でなくてもいいんです。

いい奥さんでなくても

いいお母さんでなくても

今は、仕事しながら母も妻もしている

女性管理職の方がほとんどです。

 

 

良妻であれ

賢母であれ

というプレッシャーは

すごいものがあります。

 

 

まずは自分自身がちゃんと

満たされて下さい。

私が嬉しいと

子供も夫も嬉しい

そして部下も嬉しい

と思って下さい。

そしてそれが正解です。

 

 

まずは自分。

それを実現するために

人間関係を潤滑にできる技を

身に付けるんです。

 

母性型の真髄です。

 

弱みを出せば出すほど

解放されます。

あなたが本当に出会いたい人と

ぴしゃりドンで出会っていきます。

 

隠しているうちは

外に出している「いい面」だけを好きだという人が

現れます。

 

 

素を出していくって

勇気がいるけれど

それをやってるうちに

自己イメージは上がり続けます。

 

 

兵庫県や高知県、徳島県、愛媛県より

個人レッスンにお越し下さっています。

 

どんな方とお会いできるのか

毎回本当に楽しみにしているんです。

 

 

次回の母性型勉強会は「断っても愛され選ばれ続ける自分の作り方」

テーマにお話をしていきたいと思います☆彡

勉強会というリアルな場で「声」を使って訓練してみて下さいね。

なんでもかんでも「使って」肥やしにしちゃってください。

楽しみにしていてくださいね!

 

7月母性型勉強会は2018年7月25日(水)です。

※満員御礼ありがとうございます。現在キャンセル待ちの状態です。

キャンセル待ちでお申込み下さる方はお知らせ下さいね。

 

8月母性型勉強会の日程も決まりました。

2018年8月22日(水)です。

 

追伸 母性型勉強会へご参加下さる方へ

会費はPAYPALにて事前にお支払い

お願い致します。

当日の会場での現金のやり取りを

出来る限りなくしたいと思っています。

どうぞご理解とご協力をお願い致します。

 

 

あなたの強みを引き出す「母性型勉強会」(香川高松市)

日時:2018年7月25日(水曜日)午後6時30分~20時30分

場所:高松国際ホテル

会費:3,000円(食事代込み)

ご参加下さる方は必ず事前にお申し込みを頂けますようお願い致します。

お申込み後、キャンセルされる場合にはお食事のご用意の関係上、

必ず前日までにご連絡をお願い致します。

当日のキャンセルはお食事ご用意の都合上、会費を頂戴することになりますので

どうぞご了承下さい。

 

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この7つの法則は

必ず実行できるものばかりなので

ぜひお試しくださいね。

第1の法則  セルフイメージ

第2の法則 聴き方のすごい効果

第3の法則 第一印象で好感をもたれる方法

第4の法則 人から好かれる声の作り方

第5の法則 伝わる話の組み立て方

第6の法則 あがり症の克服

第7の法則 魔法の言葉 ほめる口癖

あなたが、弱みだと思っていることは

実は「強み」であることはとても多いのです。

あなたの中に眠る強みを引き出し

どんどん世界を広げていって下さいね。

話し方が変わるとあなたはこんな風に変わります。

 

1、説得力が増します。

2、人に好かれます。

3、笑顔が素敵ですねと言われます。

4、はっきりモノを言える人間になります。

5、断れる人間になります。

6、悩みを相談されやすい人になります。

7、話しかけられやすい雰囲気になります。

8、自信がつきます。

9、信頼してもらえるようになります。

10、自分を好きになり、心から人を好きになることができます。

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愛媛県今治市生まれ。共立女子大学劇芸術学科卒。母性型経営@提唱。母性のものさしを学ぶ母性型勉強会を主宰。あなたから買いたい、あなたにまた会いたいと思ってもらえる話す力を個人指導。話し方を指導して40年。研修、講演回数は1500回を超える。

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