強みを引き出す話し方コンサルタント池田弘子です。

 

あなたは目の前に苦手な人がいたら

どうしますか?

 

または、出会った人のことを

「この人、嫌い!」と感じるようなった時

どうしますか?

 

自分と意見が合わない

自分に嫌なことを言う人とは

もうその人と話をするのも嫌になり

縁を切ってしまおうと

チョキンと切り捨ててしまう人がいます。

 

チョキンと切り捨ててしまうと

苦手な人とは会わなくなりますので

自分の人生からはいなくなります。

 

しかし、

それをすると

自分の器は小さくなります。

器とは

その人が受け入れられる総容量のことです。

 

これ本当に面白いもので

そういう苦手な人と

どんどん

切ってしまうと

今まで関係が良かった人達から

嫌われたり

意見が合わなくなったり

なんとなく阻害されるということが

起こり始めます。

 

そうすると

今まで関係が良かった人たちのことも

苦手になりはじめます。

 

苦手になってくるので

また、

縁をチョキンと切り捨てていきます。

 

これをずっと繰り返します。

するとどうなりますか?

 

そう、

自分を取り巻く人間関係が

どんどん小さくなっていくんです。

 

 

苦手な人

自分にとって嫌なことを言う人

合わない人を

切り離したとしても

結局また必ず同じような人が

人生に出てきます。

 

いたちごっこのように

登場し続けるわけです。

 

 

ある人にとっては

嫌な人

であっても

ある人にとっては

いい人であることは

多いですよね。

 

 

これは受け手の器の問題です。

 

器が小さいと

ちょっとの嫌なことを言われたり

ちょっと苦手なことがあると

すぐに嫌いになります。

 

これは総容量が小さいから

起こります。

 

ちょっとした一言で傷ついてしまう人がいます。

同じ一言でも

何とも思わない人もいます。

これがその人の「器のサイズ」です。

 

 

器は大きくしておけばおくほど

他人が入りやすくなります。

 

あの人は話しやすい

あの人と一緒にいると楽しい

となります。

 

器が小さいと

すぐに怒ったり

すぐに傷ついたりするので

周囲は付き合いにくいわけ、です。

 

人間は

心の中で思っていることは

100%相手に伝わってしまう生き物です。

言葉や雰囲気、目の感じで

相手に伝わっていくんです。

 

自分が相手を嫌いだ

苦手だなと思っていたら

相手は100%、感じ取ります。

 

逆に

「この人は自分に好意を持っているな」

ということも

一瞬で伝わります。

 

人間にはそういう以心伝心の

能力が誰しも備わっています。

 

どんなに言葉で取り繕っても

嫌っていることは

伝わります。

 

では、自分の総容量〔器)を大きくするには

どうしたらいいのでしょうか?

 

簡単です。

 

目の前の人の

長所にフォーカスするんです。

どんな人にも長所はあります。

 

そして言葉を使うんです。

目の前の人を気分良くさせる言葉を

使うんです。

 

苦手な人が多い人

すぐに人を嫌い縁を切ってしまう人は

使っている言葉が

間違っているんです。

 

つい出てくる言葉が

もはやおかしいんです。

 

大人になると

誰も言ってくれない

誰も指摘してくれないので

その「おかしさ」はずっと続き

繰り返されます。

 

 

なんでもそうですが

間違ったことを覚えていて

それが正しいと思ってずっと繰り返していても

そもそも覚えていることが

間違っているわけなので

ゴールには辿り着かないんです。

 

どこかで

間違いを

指摘してくれる人に出会うか

自分で気が付くかしか、ありません。

 

子供は大人が教えてくれます。

親切な会社は

新入社員に指摘して教えてくれます。

でも大人は誰も教えてくれません。

 

「そんな言葉遣ってたら

大変なことになるよ」

とは誰も言ってはくれません。

黙って距離を置くだけです。

あなたも、そうですよね。

言いませんよね。

友達とはいえ、言わないはずです。

 

 

言葉は自分を守る守り神です。

どんな言葉を使っているかで

環境は変わります。

相手との関係も変わります。

 

 

目の前の人を

徹底的に大事にしていくことで

ご縁は無限に繋がっていきます。

 

目の前の人のつながりを通じて

お金

人脈

愛情

チャンス

が自然とやってくるんです。

 

この仕組みが分からない人は

あの人嫌い~切っちゃえ

あの人苦手~会うのやめよう

この繰り返しです。

 

 

年を重ねれば重ねるほど

どんどん人間関係が小さくなり

心から頼れる人はいなくなり

見栄を張らずに付き合える人が

どんどんいなくなっていきます。

 

 

年を取って

一番苦しくなってくるのは

心許して

頼れる人がいない

ということに尽きます。

 

 

人との関わりが希薄になればなるほど

相手の心の機微(きび)を

瞬時に読み取り

言葉を発するレッスンが

必要になってきます。

 

これができる人は

ずっと人といい関係を築いていけます。

 

私は

八方美人どころか

全方面に向けて

誰とでも付き合える自分を

作っておきましょうと

教えています。

 

苦手な人を

どんどん克服していく

というゲームです。

 

自分の言葉や態度次第で

嫌いだった相手が

好きになる。

気にならなくなる。

そうなるとラクに付き合えます。

 

 

あの人嫌い

あの人苦手

これを繰り返していると

周囲はそれを見ています。

あの人に

大事な人を紹介するのは

やめておこう

となります。

 

もめて顔を潰されるのは

嫌だから、です。

 

でもそれは

言ってはくれません。

 

心の中で

一歩距離を置かれ

線を引かれてしまうんです。

 

 

人と人とが実際に会わなくなることが

進みリアルな対人関係が

苦手な人が本当に増えてきました。

 

 

ということは

チャンスです。

 

リアルな関係

面と向かった関係

誰がきても

ちゃんと対応できる

相手といい関係を作れる

この能力を持った人は強いです。

 

いざなった時に

お声がかかるのは

そんな人だけ、です。

 

すごく簡単なことです。

言葉ありきです。

言葉そのものを

変えるんです。

 

人との縁をチョキンとすぐ切る人は

自分のしゃべりたいことを

好きなようにしゃべって

勘違いします。

 

そして人から嫌われます。

 

それを繰り返すから

人の内面が見抜けません。

 

人の心を掴むことができません。

 

相手が何を伝えようとしているのは

本心がわかりません。

 

付き合う人を変え

読む本を変え

美しい言葉を使う映画を

観ましょう。

 

自分に影響を与えている

最も大きなものは

そばにいる人から

聴く言葉です

次回の知ったかぶり講座

フランスへ飛びます(^^)。

ルイ15世に愛された美人妾「ポンパドール夫人」

にスポットを当ててみたいと思います。

 

20才で結婚、社交界へデビュー。

その美貌と教養、ウイットに富んだ会話のセンスが

ルイ15世の目に留まります。

夫がいながら、公式の妾として認められます。

日本でも大奥の女性達が

政治上で大きな役割を果たしたように

彼女もまた教養と頭脳により

政治の世界を動かしていきます。

 

王を惹きつけ

普通の女性では考えつかないような発想で

政治を動かし人を動かしてしまった

ポンパドール夫人

お楽しみに。

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愛媛県今治市生まれ。共立女子大学劇芸術学科卒。母性型経営@提唱。母性のものさしを学ぶ母性型勉強会を主宰。あなたから買いたい、あなたにまた会いたいと思ってもらえる話す力を個人指導。話し方を指導して40年。研修、講演回数は1500回を超える。

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