強みを引き出す

話し方コンサルタント

池田弘子です。

 

 

昨夜の母性型勉強会は

ご参加下さった皆様がご一緒になって

居心地のいい場の空気を

作って下さいました。

 

そこに集う人の意識が変わると

場の空気まで、変わっていきます。

 

活水女子大学音楽学部の

藤重先生という方が書かれた記事を

読んでいます。

 

とっても素敵なお話でしたので

ご紹介しますね。

ちょっとお付き合い下さい。

私が口笛を吹きますので、

手拍子で

盛り上げて下さいますか?

 

おや、

楽しく明るい曲ですけれど

手拍子は暗い感じですね。

 

では、皆さん、

今度は心から楽しい、と

思って手拍子をしてみて下さい。

 

……音が全く、変わりました。

 

こんな風に音楽って、

人の気持ちで

音は変わります。

 

私の指導はこういうところから

始まるのです。

 

「この楽器をどう叩くか、ではなくて

楽しい気持ちになって演奏してごらん。」

 

すると本当に楽しくなる、

楽しい音色になるのです。

 

生徒には

「意識しなければ100年たっても

変わらないよ」

といつも言っています。

 

意識するだけで

音はとても変わるものなのです。

 

いい音が鳴った。

みんなの音色がそろった

そして心から音楽を楽しむこと。

 

私がいつも生徒に言っているのは

「いい顔。いい声。いい心」

心が楽しい気持ちになると

音が変わるのです。

素敵な指導者で

いらっしゃいますよね。

 

意識しなければ100年たっても

変わらない

 

どんなにいい話を聞いても

どんなに情報を集めても

「私」が

「意識」しなければ

100年たっても、変わらない

ということ、です。

 

逆に言えば

「私」が

「意識」さえすれば

いますぐにでも

変化は訪れる

ということ、なんですね。

 

 

昨夜の母性型勉強会は

皆様が、

「きちんと意識を私に向けて下さった」

「みんなでいい場にしよう」

場の空気が

整いました。

 

とても、いい場になるんです。

 

全員の2つの目が

こちらに向いてくる

迫ってくる

迫ってくるから、

私も一生懸命返そうとする

こんな相乗効果なんですね。

 

 

場は一人で作るものではなく

みんなで作るもの

という意識を持って下さっている方ばかりが

集まってきて下さることで

私も「もっともっとお返しなくては」という

気持ちが引き出されます。

 

 

人間の科学、ですね(^^)

 

 

さて、昨日は

勉強会の前に

個人レッスンだったんです。

 

 

5回目のレッスンでした。

H美さんと言います。

ご了解を得て少し内容をご紹介しますね。

 

 

H美さんは昨日はじめて

自分自身の気持ちを

語り始めました。

 

 

というのは

それまでは

とっても頑固

だったんですね(苦笑)

 

 

とても頭のいい方で

高学歴高収入のキャリアの女性です。

お子様の教育もしっかりされており

外から見ると

何不自由ない生活です。

 

 

彼女が私のところに

ご相談にお越しになるきっかけは

部下との関係でした。

 

部署が変わり

男性部下6人、女性部下4人を

抱える立場になりました。

 

男性部下は自分と同じ年もいるし

自分よりも年上もいる

自分よりも年下もいる

 

うまくやれる

と思っていたけれど

いざ業務がスタートすると

さまざまなシーンで

コミュニケーション交通事故

起こります。

命令しているつもりはないけれど

上から目線で言われている気がすると

指摘されたり

上司である自分に

報告をしてもらえなかったり

自分を飛ばしてさらに上の上司に

相談されたりと

屈辱的なことばかりが

続いていました。

 

 

かなり煮詰まって状態で

私のもとへ

お越し下さいました。

 

 

彼女がまず最初のレッスンで

私にこう言ったんです。

 

とっても印象的だったので

覚えています。

 

「先生、カウンセリングとかはいいので

どうやったら部下が私のいうことを聞くように

なるのかその方法と伝え方だけ、教えて下さい。

完璧にマスターしますから」

 

 

すごいでしょう?(笑)

 

昨日彼女に

「最初こう話してたよね」

と伝えると

「キャー――っ、恥ずかしい!!

私ってなんてこと言ってたんでしょう」

と顔を真っ赤にして

いました。

 

 

恥ずかしい

って真っ赤になれるってことは

頭の中が変わっちゃった

ってことですよね。

 

意識が変わると

出てくる言葉が

変わります。

 

 

でもね、

経営者の方や

部下がいる方からは

「うんちくはいいから

どうやったら相手がいうことを

聞くようになるのかその方法を

教えて下さい。」って

方はとーっても多いんですよ(^^:)

 

それって

部下や社員から見ると

「嫌な上司」ですよね(泣)

 

 

営業されている方からは

「どうやったらお客様が

私に惹き付けられるか

その方法を教えて下さい」

って人もいます。

 

それって

お客様から見ると

「嫌な営業マン」ですよね(泣)

 

 

テクニックって

知識なんですけど

知識を知っても

使えないんです。

 

だって、透けてみえるから、

です。

相手からは

見えちゃってるんです。

 

あなたも逆の立場なら

見えているはず、です。

 

 

だから

テクニックを勉強するより

意識を変えるって

体験をたった一度でも

やっちゃった方が

やっぱり、はやい(笑)

 

 

勉強会やってると

本当にそう、思います。

 

 

ああ、意識だな、やっぱり。

 

意識が「ハッ」って気が付くと

その瞬間に

顔ツキ変わりますし

出てくる言葉も変わっちゃう。

 

姿勢も変わるし

表情も変わる。

 

 

変えようと思ってなくても

勝手に変わってしまっている

というところが

ミソなんです。

 

 

H美さんは

小さい頃から厳しいご両親に

育てられました。

 

人様にご迷惑をかけてはいけない

きちんとしなくちゃいけない

と育てられました。

 

小学校の4年生のころにはもう

誰にも迷惑をかけちゃいけない

という自覚がはっきりと

あったそうです。

 

 

中学高校と優秀な成績で

大学も誰もが知っている難関大学に

一発合格。

 

希望の会社へ就職し

結婚もし、お子さんも2人。

全てがうまくいってる

と思っていたんです。

 

 

しかし

部署を移動になり

部下を持つようになり

コミュニケーションで衝突することが

増えてきたと同時期に

問題がないと思っていた

お子さんから激しい反抗期を

受けはじめるようになりました。

 

 

さあ、これは

偶然だと、思いますか?

 

 

家に帰ってからは

「期末テストの結果が

何位だったのか?◯◯さんよりも

上だったのか下だったのか?」

「習い事の練習をしているのか?」

娘にかける言葉は

そんな言葉ばかりだった

と言います。

 

 

だって、

勉強させておかないと

この子が大きくなった時に

苦労すると思うので

それは親として当たり前なんです。

 

 

・・・・、でも、

いうことを聞かないんです。

 

 

娘も、部下も。そして

上司も。

 

自分には味方がいないのではないか?

と思い込んでしまったのですね。

 

 

H美さんとのレッスンでは

会話のやりとりをしながら

もつれた紐を少しづつ

少しづつ

紐解いていきました。

 

 

小さい頃から

ちゃんとしなさいと

育てられたH美さんは

4歳頃から、一人部屋で

眠るようになっていたそうです。

ちょっと、はやいです(><)。

 

 

「母親が、とにかく

自立をさせなきゃいけない

甘えさせちゃいけない

という人でした」

と思い返していきます。

 

 

教育という大義名分で

愛情を注がれないまま

自立しなさい

しっかりしなさいと

言われて育った子供は

一番大事な「情緒」が育っていません。

 

情緒不安定なまま

大人になると

それは「自立」ではなく

「孤立」していってしまうんです。

 

 

このメカニズムを知り

H美さんは

「ああ、わかります。だからですね」

とさらに話をはじめました。

 

 

私は自分が迷惑をかけちゃいけない

ってずっと思っていました。

 

だから、迷惑をかけてくる人が許せない。

甘えちゃいけない

頼っちゃいけない

と思っているから

甘えたり頼ったりして仕事している女性が

大嫌いでした。今も、そういう人を見ると

虫唾が走りそうになります。

 

 

 

つらいことや悲しいことがあっても

決して誰にも相談などしたことは

ありません。

 

誰かに相談する

という発想さえ

ないんです。

 

 

誰かに相談しても

「たいした答えはもっていない」と思っていたし

誰かに相談しても

「私の方が優秀なので相談する意味がない」

と思っていました。

 

 

ラッキョウの皮を

一枚一枚はぐように

H美さんは

自分の中に溜まった思いを

語ってくれました。

 

 

こうやって

自分の心の中にある「気持ち」を

言葉にして出しはじめると

意識が変わり始めるんです。

 

 

ずっとこれからも

たった一人で頑張り続けないといけないと

思っていました。

 

それはとても孤独ですが

そんなそぶりを他人に見せることも

とてもできない自分がいました。

 

弱味を見せると

つけこまれるし

なめられると

思ってしまいます。

 

 

部下にも、娘にも

同じことを

やっていたんですね・・・・私。

 

 

最後は、彼女は

自分で自分を見つけてしまいました。

 

母親の影響は

大きいのです。

 

 

子供は母親が大好きです。

 

母親を喜ばせるためなら

なんだってできちゃうのが

子供です。

母親が「テストの点数が高いと喜ぶから」

子供は頑張ってしまいます。

 

無理だってできちゃいます。

 

 

でも

テストで100点を取れたから

愛してあげる

という条件付きの愛を

愛と勘違いすると

その子供は大きくなった時

自分を愛してくれる人を

見誤ります。

 

 

◯◯してくれるから

好きに違いない。

 

 

女性であれば

◯◯という条件を満たしている人でなくては

結婚できない

ということになっていきます。

 

 

100点をとってもとらなくても

あなたを愛している

あなたがいるだけで

あなたを見つめているだけで

幸せというまなざしを

たっぷり受けた子供は

大人になった時

情緒不安定には

なりません。

 

 

条件付きで誰かを選ぶ

ということもありません。

 

 

母親が子供に

どう関わるか

ひとつで

子供が大人になった時

どんな恋愛をするか

結婚をするか

仕事をするか

人間関係を築くか

全部決まっていってしまうんです。

 

 

H美さんは

こう私に話してくれたんですね。

「私、部下に対するコミュニケーションと

娘に対するコミュニケーション、同じです。

だから

部下にも

娘にも今、反発されてるんですね(笑)

腑に落ちました。」

 

 

すごい気づきですよね。

 

 

上司であるH美さんは

いわば職場のリーダーです。

 

リーダーだから弱みをはいちゃいけない

リーダーだから誰にも頼っちゃいけない

そう、思い込んでいました。

 

でも、リーダーになる前

もっともっとずっと前から

H美さんの心の中には

誰にも頼ってはいけない

たった一人で頑張り続けないといけない

というものがあったんです。

 

 

そうじゃない、ってことに

気が付くだけで、いいんです。

 

 

こっちの道しかないと

思い込んでいたけれど

あれ?

こんな道も

あんな道もあるんだ

と知ればいいんです。

しかもその道は

たった一人で孤独で苦しい道じゃあないよって

知ればいいんです。

 

 

甘えたいとか

見ていて欲しい

とか

愛されたい

抱きしめて欲しい

認めて欲しい

一緒にいて欲しい

私の話しを聴いて欲しい

H美さんが否定し続けていた

あらゆる感情

ココロの中にある気持ち全部を

それがあってあたりまえ

ということを

伝えました。

 

 

私たちは本当は

他人を信じたくて信じたくて

しょうがないんです。

 

愛して欲しくて

愛したくてしょうがない。

 

抱きしめたくて

抱きしめられたくて

しょうがない。

 

それで、あたりまえ、です。

 

 

そんな気持ちが

自分の中にあるってことに

気が付いていくこと、です。

 

 

そんな欲求が

自分の中にあるんだってことを

ちゃんと自覚できた人は

相手にもそんな欲求があるってことに

気が付いていけます。

 

 

自分の欲求に気が付けた人は

相手の欲求に気が付いていけます。

 

 

誰しもあたりまえにある

欲求を抑え込んでしまうと

自分の気持ちがわからなくなり

他人と衝突を起こし始めるのです。

 

 

それがコミュニケーション交通事故の

根本原因です。

他人と距離を縮められない

仲良くなれない

部下がいうことをきかない

こんな症状を

引き起こしている原因は

すべて

自分の否定している「気持ち」の中に

答があります。

 

 

自分が否定しているものを

得ることは

できません。

 

 

H美さんには

宿題をお出ししています。

娘さんに対するお題と

ある部下に対するお題です。

H美さんはきっと

今日からはじめているはず、です。

また、ご報告していきますね。

 

 

昨日の母性型勉強会には

この記事を読んで「あ、行こう」と思って

来て下さった素敵な男性がいらっしゃいました。

自分の弱みを見せることが本当に苦手なんです。

強みを引き出す 話し方コンサルタント 池田弘子です。   個人レッスンをしていて 感じることがあります。   それは 自分を思い切ってさらけ出すことが 本当に苦…

弱みを見せるのが本当に苦手なんです

と打ち明けて下さったのですが

それを話せるってことが

もうすでに弱みを見せていますよね☆彡

 

 

毎回来て下さっている女性達から

「男の人であんな風に言えるって

素敵な人ですね」

「あんな上司だったら、いいのに」

と(笑)

 

 

日本の男性は特に

重い鎧でがちがちです。

重い鎧を着て

頑張ってるんだ、ってことを

ちゃんとわかって

寄り添ってくれる女性が

そばにいると

男性もきっと頑張れますね。

 

 

男性には鎧も必要な時もあります。

女性には鎧は不要です((笑)

役割が、違うんです。

 

 

あんな鎧を着て

私たちのために戦ってくれているんだ

ということを知った時

女性の中の「あなたに何かしてあげたい」という

スイッチがオンになることも

知っておいて下さいね。

 

 

あっさり弱みをさらけだせる母性型勉強会へどうぞ

お越し下さいね☆彡

7月母性型勉強会は2018年7月25日(水)です。

 

 

8月母性型勉強会の日程も決まりました。

2018年8月22日(水)です。

 

 

 

 

あなたの強みを引き出す「母性型勉強会」(香川高松市)

日時:2018年7月25日(水曜日)午後6時30分~20時30分

場所:高松国際ホテル

会費:3,000円(食事代込み)

ご参加下さる方は必ず事前にお申し込みを頂けますようお願い致します。

お申込み後、キャンセルされる場合にはお食事のご用意の関係上、

必ず前日までにご連絡をお願い致します。

当日のキャンセルはお食事ご用意の都合上、会費を頂戴することになりますので

どうぞご了承下さい。

 

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第2の法則 聴き方のすごい効果

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第4の法則 人から好かれる声の作り方

第5の法則 伝わる話の組み立て方

第6の法則 あがり症の克服

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愛媛県今治市生まれ。共立女子大学劇芸術学科卒。母性型経営@提唱。母性のものさしを学ぶ母性型勉強会を主宰。あなたから買いたい、あなたにまた会いたいと思ってもらえる話す力を個人指導。話し方を指導して40年。研修、講演回数は1500回を超える。

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