強みを引き出す

話し方コンサルタント池田弘子です。

 

「私は意志が弱いので

何をしても続かないんです。」

という声をお聞きすることが

よくあります。

さらには

どうすれば「意志が強くなるでしょうか?」

というご質問です。

 

もっと突っ込んだご質問を頂くのは

「自分の意志を持ちなさいと言われるのですが

自分の意志って、どういうものか

よくわからないんです」

というご質問です。

 

 

 

言葉の定義をはっきりしましょう。

 

とお伝えしているので

生徒さんからは

この言葉はどういうこと?

と思うとこうやって質問を投げかけて下さいます。

 

 

さあ、意志って一体なんでしょう?

お答えしますね。

 

 

意志=あなた自身の身体の底から湧き上がってくる「感動」や「欲求」

のことです。

多くの方は

自分の意志=考えるもの

と思い込んでいます。

 

または

自分の意志=目標や目的

と思い込んでいます。

 

 

そう思い込んでいる限り

何をしても

続きません。

 

 

意志とは

学校で勉強して覚えるものではありません。

誰かから押し付けられるものでもありません。

世間から期待されたものでも

ありません。

 

 

ただただ

自分の体の底から

突き上げてきた「感動」です。

あれが欲しい、どうしても欲しいという

「欲求」です。

 

 

さあ、子供の頃を思い出して下さい。

自転車に乗りたかった頃を。

スイスイと自転車に乗っている

他の子供を見て

どう感じましたか?

 

「わあ、いいなあ。自分も

あんなふうに乗りたいなあ」

と思ったに違いありません。

 

 

自転車に乗りたい

スイスイ乗りたい

かっこよく乗りたい

どこまでも自分で自転車で走っていきたい

そう、思ったはずです。

 

 

子供が思っていたのはただ

「自転車に乗りたい」

だけ、です。

 

 

そこには思考も目的もありません。

そんな言葉さえ、持っていません。

 

 

子供のあなたは

「いついつまでに自転車に乗ると目標をたて

紙に書き

毎日努力すれば必ず乗れるようになるはず」

な~んてことは

考えていないわけ、です。(笑)

 

もちろんあなたのお子さんも

きっと考えてなど、いないはずです。

 

 

自転車に乗れるように

何度も何度も練習している子供はその時

「自転車に乗らなくてはいけない」

と思っていたでしょうか?

 

 

もし、子供がその時

「自転車に乗らなくてはいけない」

と思っていたのであれば

それは理屈ですので

力は湧いてきません。

 

湧いてこないので実現しません。

 

 

子供はただ

「自転車に乗りたい」

そう、思っただけ、です。

 

 

誰かがスイスイ乗っているのを見て

何かを身体の中で感じ

感じたものが突き上げてきた。

突き上げてきたものをたまたま

言葉にしたら

「自転車に乗りたい」

となっただけ、なんです。

 

 

それこそが

自分の身体の中から湧き上がってくる「意志の力」です。

それこそが

行動を起こさせる力になります。

 

 

自転車に乗りたい

どうしても乗りたい

そう、思うから

何回ひっくり返ろうが

転んでも自転車の乗れるまで努力することが

できるのです。

 

子供は「努力している感覚」

ありません。

 

 

ただ、「乗りたい」だけ、です。

 

 

私がいつも皆様にお伝えしている

「楽働(らくどう)」の極意はここにあります。

努力ではないのです。

乗らなくてはいけない、という言葉も、ないのです。

ただ「乗りたい」だけ、です。

 

 

ここで、

「自転車に乗らなくてはいけない」

という言葉を持ってしまうと

自転車に乗るためには

「努力」が必要になってきます。

 

 

努力すればするほど

義務感が生じます。

そして全身に緊張が走るのです。

努力逆転の法則が働くのです。

 

 

努力ばかりしていると

身体が反乱を起こします。

 

 

「こうでなくてはいけない」

「頑張らなくてはいけない」

「目標を達成しなくてはいけない」

というぎちぎちの枠を持っている人は

毎日毎日身体が緊張し

反乱を起こしています。

 

病気になっちゃう人も、います。

当然、です。

身体にとって違和感を起こすことを

しているから

当然身体は反乱を起こすのです。

 

 

自分の欲求が

「自転車に乗りたい!」となっているのだから

素直にそれに従って行動をすぐに起こせば

あらゆる努力も使命感も目標達成も

必要ありません。

 

 

努力や

目標を立てなくては

使命感は

一切、不要です。

 

 

そういう言葉を使い始めると

自分が自分を「冷めた目」で見るようになり

さっき感じた感動はすぐに

消えてどこかへいってしまうのです。

そして頭の中に言葉がグルグル回り始めるのです。

 

 

「でも、そうはいってもできるかな」

「こんなことして人がなんて思うかな」

「大変そうだな」

頭の中に言葉がグルぐルまわりはじめると

あっという間に

動けない自分の出来上がりです。

 

 

人間はシンプルです。

 

 

身体の中から湧き上がってきた感動や欲求に

素直に従って手を足を出していけばいいだけ、です。

その延長線上に仕事があるとうまくいきます。

その延長線上に出会いや結婚があります。

 

 

「これをやりたい」と思ったなら

すぐに「やってみる」

どうしても「やりたい」もんだから

どんどん「やる」

そこに努力はありません。

 

 

湧き上がる感情をどれだけ捕まえていけるかどうか、です。

 

「いい人がいないよね」

「楽しいことがないよね」

こんな言葉が出てくる時は

自分の中から湧き上がる感情をキャッチできない状態です。

頭で考え

不要な言葉を持ち

動けなくなっている時

私たちに起こることはすべて空回りするんです。

 

 

感動を捕まえるんです。

欲求を捕まえるんです。

 

捕まえたら、すぐに動く

これを繰り返しているうちは

毎日はドラマティックです。

 

いい人が見つけられなくなっているのも

楽しいことが起こらなくなっているのも

すべて自分側のセンサーの不具合です。

 

 

世の中はいつも

動いています。

 

変化変化変化、です。

 

何も起こっていないはずなど

ないのです。

 

捕まえられていないだけ、です。

 

 

原点に立ち返りましょう。

 

 

あなたは人生が

「自転車に乗りたい」になっていますか?

「自転車に乗らなくてはいけない」になっていませんか?

 

 

言葉に捕まると

人生はあっという間に狂います。

 

 

自分を動けなくする言葉なら

持つ必要など、ないのです。

 

 

私たちは

強烈に何かを感じた時には

必ずそれを実現させることができるように

なっています。

 

実現しないのは

「頭で止めている」から、です。

 

 

わあ、あんなこと、やりたいなあ

わあ、あの人みたいに私もやってみたい

すべて原点はここです。

 

カッコいいなあ。

すごいなあ。

 

 

自分を突き動かす感動や欲求を

素直に捕まえ、動いていきましょう。

 

 

ハッと気が付いた人は

どんどん捕まえています。

感覚ですから

思い出したらすぐ、です。

 

 

昨日は朝はやくから

ある生徒さん親子と徳島の神山というところに

でかけてきました。

 

素敵なお食事にご招待して頂き

濃密な会話とともに

ご馳走を頂きました。

 

この親子は

お父様と娘さんです。

先ほど私が書いた「湧き上がる欲求や感動」を捕まえ

行動していく人、です。

 

素敵なこの親子の会話は

これまた、素敵でした。

 

一切のタブーが、ない。

一般的な家庭では

「その話題はタブー」ってことが

いろいろ、ありますよね?

 

 

ある家では

性の話しがタブーだったり

お金の話がタブーだったり

深い考え方の話しになると

いきなりタブーになったり。

 

きっとそんな家庭の方が

多いのではないかと思います。

 

その一切が

この家庭では

ないんです。

 

タブーをやぶって

会話できるって、楽しいです。

 

これを言ったら「引く」かな?

これを言ったら「常識がない」と思われるかな?

これを言ったら「下品」と思われるかな?

そんな思考がよぎると

私たちは

つい言葉を引っ込めてしまいます。

 

 

本心を引っ込め

言葉ではうわっつらの当たり障りのない話をする

こんなつまんない時間って

実はないんです。

 

 

「それって、茶番ですよね。

僕、茶番は嫌なので

いつも家族とは本音です。ね!」と

娘ににっこり笑いかけるその男性の笑顔の

すっきりしたこと!

 

 

当たり障りのない会話から

本音の話しへ

確信をついた話へ

突っ込んでいくには

突破口を開いてくれる存在が必要です。

 

硬い緊張した壁に

風穴をあけてくれる存在が必要です。

 

「あ、それって言っていいのね!」と

思わせてくれる存在が必要です。

 

そして

いつだって風穴をあけてくれる存在が

注目を浴びます。

惹きつけます。

 

 

会話に参加しましょう。

聞いているだけ、をやめて自分も声を出しましょう。

ノートを取る手をやめて、口火を切ってみましょう。

そうすることは

最初は勇気がいります。

 

 

それが

一歩抜きんでていく

という具体的な行為です。

 

 

追伸

昨日、ご招待して下さったのは

徳島県の壺中庵という静かなたたずまいのお店。

1品1品が丁寧に作って下さっていることが

伝わってくる、そんなお料理でした。

テンポのいい会話、心のうちをどんどん解放していける

快感。

こんな時間を過ごすためには

お互いの波調もとても大事です。

お互いが「引いていない」ことも大事です。

引いていない、から、一気に深く関われる。

心地いい会話の原点です。

ゆっくりとお食事を楽しんだ後は

新緑を満喫しながら

帰りに産直に寄って

新鮮なお野菜や珍しいものを

たくさん買ってかえっちゃいました。

 

 

家族や夫婦は

最小の単位です。

その関係がこんなに風通しのいいものであれば

その人達にかかわる人にもまた

その「あたりまえ」が伝染します。

 

タブーだらけ

面と向かって話せないことだらけ

だけど、一緒にいる

って実は苦しいんですね。

 

 

口火を切っていくって

勇気がいります。

でも、一度口火を切ることで

そこに風穴が空くんです。

 

 

風通しのいい関係を

最小の単位から。

 

母性型の原点ですね。

 

 

次回母性型勉強会は2018年4月25日(水)です。

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日時:2018年4 月25 日(水曜日)午後6時30分~20時30分

場所:高松国際ホテル

会費:3,000円(食事代込み)

お部屋の関係上お座り頂けるお席の数のご準備がございます。

ご参加下さる方は必ず事前にお申し込みを頂けますようお願い致します。

お申込み後、キャンセルされる場合にはお食事のご用意の関係上、

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愛媛県今治市生まれ。共立女子大学劇芸術学科卒。母性型経営@提唱。母性のものさしを学ぶ母性型勉強会を主宰。あなたから買いたい、あなたにまた会いたいと思ってもらえる話す力を個人指導。話し方を指導して40年。研修、講演回数は1500回を超える。

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